[http://kai-you.net/interview/528とhttp://dproject2.iza-yoi.net/about.htmlとhttp://www.otherman-record ....
たよりない軸をつかんでわらってた 人工衛星みたいに遠くで
罵倒してもよかったんだよ ボディソープの淡い匂いのぬけがらを抱く
かみさまの代わりにネオンの消えた街へ ....
王国はいつまでもそこにありますように
ありつづけますように
と
(そこ、
という代名詞の罪ぶかさについて考えていた)
尾を振りながら過ぎ去っていくいくつかの流体
真白の雪原がどこまでも広が ....
0.はじめに
殿岡秀秋は弱い人間である。だがこの弱さは詩人にとって必要な弱さである。まず、殿岡は武装しない。思想や理論や謀略や機知をことさらにめぐらすことをせず、時間や連想の流れの中に素肌で漂 ....
都合よく僕を救ってくれるウタ
笑えるほど人脈がない泣きたい
無いものねだりの無限ループ
キレイゴトならお互い様だ
黄昏中毒 怠惰ドランカー
根暗で陰気 ....
曖昧な空間に出来た亀裂の中に身体を溶かして連続する呼吸はまるで推敲の足りない台本の様に不規則だ、何を言っているのかまるで聞き取れないスピーカーの音量に辟易しながら広告をやり過ごす様な時間ば ....
誰かが 楽しそうに歌を 歌っていて
か と
に あ 歌というものは 届
聞かせるために 誰 聞 い
あ か か て
あるか ....
ナガサキの空に死ねっと念じ
た首吊るべき修学旅行中学生の集団意識を撃
つポイフル的少女
のスーパーフラットじゃない太もも
に失神するまで射精した無数の匿名大学教授ど
もへの容赦ない暴力は論理 ....
僕の右手はいつも深爪で
それはバイトの関係上しようがない事で
いつもクッキーの缶の口に貼られた
シールを剥がすのに苦労したり
痒いところに手を伸ばしても
いまいち、こう、快感がなく
ついつ ....
テディベアのキットセットを打ち破る。
「こんなもの作ってどうするんだどうしたいんだ。」
「殺人したい。」
「なんになるんだ。」
俺は母親らしきものの胎内で灯ったときから嘘だらけの体だった。 ....
ことばに
よじのぼって
泣いたり
笑ったり
しているが
水分を
ひとつも
よこさなかった
好きだ
と言うと
自分の
腕が
抵抗する
ふさわしくない
と
ケーキを
取り落 ....
最初からそこに確かにあった
遠くから見上げる立ち姿は
あまりに機能的で無駄がなく
目に映るほかの風景を邪魔しなかったから
ほかのものばかりに目が奪われ
それを意識することがなかった
....
腰から
あなたの右足が
つきだしているから
歩くときには
きまってふらふらとする
電車では
みなが嫌な顔をする
あなたの右足以外の部分は
どこにいってしまったか
知らない
キスをす ....
言葉が離れてゆく
まるで塵のようだ
堕ちてゆく言葉に求めてはならないもの
あれは何だろう
言葉が壊れてゆく
まるで自分自身のようだ
愛されていないと不安になる
....
きみは眠りすらうしなって
エイギュイユ・クルーズの亡霊たちのさなか
みみもとできこえる音に名前をつけようとして
自分の大切なものの名前をわすれる
密度の ....
涙が邪魔だから
瞳はもう必要ない
見ることは諦めて
耳をすます
そんな日々が転がり始め
ホワイトシチューの中に溶けていく
しばらくこれだけを食べて過ごそう
鍋をぼんやりと見つめながらそう ....
ひらりくるり
かれはおちてきて
ふみつける意志もなく
ふみつける
じゃかり
ひとりで生きているようで
ほんとうはひとりで生きていない
しかしそれは
じぶんの意志とはまったくむかんけいの ....
魚影のない河川
子どもの工場見学
秋空にぎんぶち眼鏡のつがい
おとなの暗い話題
人のかたちを真似るビルと
ビルのかたちを真似る人
沈む色紙の太陽
三角座りのキリ ....
詩情は朽ち木のように
川を裁断し
それを橋と呼んで
水を渡る
わたしたちの足は
いつまでも渇いたまま
濡れた手のひらのうえ
小さな風車が幾つも咲いて
わたしたちの語彙は
かな ....
指の腹で押し潰す頬の、
薄皮一枚先を流れ去る
君はすっかり青ざめてしまって
嘘のような住宅街に漂う金木犀の香りと
ぶら下がる総菜屋のコロッケは
いつだって口論を止めずにいるか ....
お腹をこわした程度で、と思われるかも知れない
健康には全く気を遣わず
「夜中に食べるからジャンクフードは価値があるのだ」と
チーズのたらふく振りかけられたハンバーガーを嗜み
それでも今日までこ ....
我々は朝まで押し黙る。壁の朽ちた食品工場に蔓延る黴の群れとして。投げ込まれた石が薄暗く音を立てる霧の湖として。黒ずくめの(発光して燃えているようなもの)に、孤児のずぶ濡れた(双眼鏡)に、深く沈んだ調子 ....
「君は自分の脳漿をデザインするんだ」と68歳のミック・ジャガーが新しいチームと共にずっと俺に話しかけている。月曜日の覚醒は雨。追悼の様なぽつぽつとした雨だ。午後に一度上がると思ったのに ....
なめくじの聞こえない歌声が家の下から聞こえる
なめくじの湿った心がぬるぬるの木屑から立ちのぼる
なめくじがゆっくりと顔をめぐらして食い物を探している
大食いなのだ この楽観論者は
金属質の ....
武器の形をした島
地球上で最も凶暴な住民、ただしあくまで、潜在的に
ありふれてはいるが、空から見下ろせばその島は太平洋に浮かぶ拳銃にみえる、シリンダーのあたりから山となって人工の針葉樹林が ....
・
彼女は晴れの日でも傘を差している
雨を異様に怖がっているのだ
酸性雨を浴びると体が跡形もなく溶けてしまう
という話を子供のころに聞いて以来
ずっと信じているらしい
雨が降り出してから差 ....
苔生した石の階段を滑らないように注意しながら、八月の名残にべっとりと濡れた九月初旬の山道を僕らは登り続けていた。装着して三ヶ月になる義足の感触にも君はずいぶん慣れてきたみたいで、隙を見つけては ....
オーブンレンジが
動くときに聞こえる音に似たうねり
楕円的な渦巻きの軌道
高いところから落ちて破損した
もう聴くことのないCDとそのケースみたいな一日
テレビの ....
書かなければいけない、と決められたことには
ギリギリまで、おれは、手を着けることはしない
いよいよ時間がなくなって、おまけに
だらしないあくびが出る頃になって、ようやく、手 ....
「18歳未満立入禁止」
のボタンを押して、そっと扉に入る
大人は誰一人いない
大人が若返っているのか
大人などはじめから入ってこないのか
大人などはじめから"いなかった" ....
ゴースト(無月野青馬)さんのおすすめリスト
(2040)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ペンタブで鳥類に翼を与えてもgiogio鳴かねし
-
反現代死
自由詩
3
*
11-12-5
アンチ・ハッピー
-
しろいろ
短歌
10*
11-12-3
monologue
-
雛鳥むく
自由詩
10
11-12-3
殿岡秀秋小論
-
葉leaf
散文(批評 ...
3*
11-11-29
「都合よく僕を救ってくれるウタ」自由律十篇
-
faik
俳句
5*
11-11-5
世界にはどうしてこんなにたくさんの音が溢れているのだろう
-
ホロウ・ ...
自由詩
4*
11-11-5
誰かが歌を歌っていて、僕はそれを聞いていた(それだけ)
-
ピッピ
自由詩
9
11-10-28
1999年生まれのキチガイは積極的に人を刺すが詩を書いてる人 ...
-
反現代死
自由詩
1
11-10-28
眼球を刳り貫き放り投げるバイト
-
かいぶつ
自由詩
5
11-10-28
ナンセンス
-
榊 慧
散文(批評 ...
1
11-10-25
Sunny
-
イシダユ ...
自由詩
8
11-10-21
塔
-
深水遊脚
自由詩
8*
11-10-20
斜陽
-
イシダユ ...
自由詩
10
11-10-19
ミュウズ
-
アラガイ ...
自由詩
7*
11-10-14
あたたかい亡霊たちのカンバス
-
ホロウ・ ...
自由詩
5*
11-10-14
ホワイト
-
健
自由詩
6*
11-10-13
読むの禁止
-
ピッピ
自由詩
6
11-10-12
かみなりのおとをききながら
-
かいぶつ
自由詩
7+
11-10-10
けつえき
-
雛鳥むく
自由詩
8
11-10-5
mash_mellow
-
山中 烏 ...
自由詩
6*
11-10-2
弱虫
-
ピッピ
自由詩
4
11-10-2
we're_drunk_'til_the_morning
-
ehanov
自由詩
3
11-9-29
I_CAN'T_TAKE_IT_NO_MORE
-
ホロウ・ ...
自由詩
2*
11-9-26
なめくじ
-
非在の虹
自由詩
3*
11-9-19
メロンアイランド
-
乾 加津 ...
自由詩
8*
11-9-13
彼女らはいずれも澄み切った声をしていた
-
吉田ぐん ...
自由詩
26
11-9-10
そして君はもしかしたら鳥になるつもりなんだ
-
ホロウ・ ...
自由詩
3*
11-9-5
そしてあらゆるものが過ぎ去ったあとを
-
ホロウ・ ...
自由詩
3*
11-8-28
書かなければいけない、ということについては
-
ホロウ・ ...
自由詩
4*
11-8-15
"B",_is_the_capital_ ...
-
ピッピ
自由詩
4
11-8-5
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
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