打ち上げ花火の
音だけが微かに聞こえる
幻聴ではないはず

僕は行けなかった
内心、君が行くなら行きたかった
けれど行けなかった花火大会

音だけが聞こえ
花火も君も何一つ見 ....
それぞれの花火で
照らされる君の顔は
表情がコロコロ変わる

笑ったり少し哀しそうだったり
一生懸命写真撮ったり

一瞬を切り取ろうとしてるね
でも少し遅いよ
そんなものより ....
繋いだココロへ甘い酸素 床に寝そべって
抱きしめてたあなたは
朝になったらゆっくり消えるのね

世界に見つかっちゃいけないから
死んだつもりにしなきゃ
明るい中では生きられないから
夜明けまでの命
 ....
ようするにユートピアだね
僕の手を意味無く君の爪が掻くとき


どうしようもなく湿っていて
かなしいような交差点の中心


ねえあの話ほんとう?
潜水艦技術の進んだ国に行くの?

 ....
細長く影が伸びる帰り道に聴きたかった声 いつも午後4時になると
岬に現れるセーラー服

いつも裸足で
そこの海に足だけつけて
泣いてるんだ

どうして 泣いてるか
理由はわからないけど
いつものように綺麗で ....
誰かに泣き付きたいと思っても
重荷になってしまう罪悪感が勝ってしまう
何かに八つ当たりしたいと思っても
矢張り壊してしまう罪悪感が勝ってしまう

何がしたいのか良くわからなくなってくる
ど ....
秘密の恋が鏡越しに見つめ合っている ケータイ開いて
メール来てたら、ちょっと嬉しい

ケータイ開いても
メールが無かったら、ちょっと悲しい

メール来ないかな、と思って
ケータイ開いた瞬間に
君からメールが来た時 ....
おしえたくないけどきみだけにおしえてあげるうそでもおしえる


みたいものないけどみえてしまったみたいなことにみたされてゆくみたい


ひっかける気もないというとっかかりひっかかる気は ....
お花
彼岸花の女の子
触ると消える
夏だけの女の子

アスファルトが太陽を照り返す
暑さ二割増しの今日だって
森深くのあの場所に行けば
きっとあの子に会える

夏になると悪 ....
あなたが私を
見つけたのは、偶然じゃない
私が暗い闇からあなたを呼びつづけていたから

繁華街の出口から
あなたの待つ家にむかう
次第に濃くなる暗闇と引き換えに
私の即興詩を差し出す
 ....
籐椅子に誰か座っていた気配 夜の悪戯
午前2時に抜け出して
星と一緒に空を駆けた

君と降り立った夜の水族館
クラゲの展示に食いついて
離れない横顔が好きだ

少し足元照らすライトが
緊張感を膨れさせる ....
都合よく堕ちるサヨナラの螺旋 同じ空を見ていたくて

同じ空気を吸いたくて

同じ光を見たくて

同じお話で笑い合いたくて

同じご飯を食べたくて

同じ布団で寝たくて

同じ曲を聴きたくて
 ....
一対の鉄塔が
街をはさんで見つめあっている
(病気のような時間帯)

頭痛もちの少女が
おぼえたての寂しさを抱きしめて
影をうつした空へ飛びおちていく
スニーカー遠くへ投げてブラウスの空 坑道は閉じられた

この町の盛衰などは
年表に改めて書きくだすまでもない

わたしたちは身を染めるように
幾百の眼で見てきたではないか

鉱石と蔓草と共同墓地
その合間のくらしの ....
そうだなあ。壊すなら街が良いね。とくべつ硬いやつ、と、言ったとき、あなたはもうわたしを愛さないと決めていた。美しいは残酷だから、わたしたちは生きていける。もうずいぶん長いこと言葉に身を埋めて、はっ .... 並べて揺らしてゆっくり回して
大転倒から未踏の功利と
大絶賛から三十回転既納の白夜に群がる紺屋と
朝から晩まで紅さか楓と触れ合う仕草で影を結いながら

さめざめ襤褸に乱吟を繋ぎ
さめざめ嬾 ....
ハッピーアイスクリームや守宮鳴く モリマサ
「もう何もきにしないで今子供作ろう今」
並んで歩きながらいうと「作ろう」だって
真実は現実の中である必要がある訳ではない
平気
部屋のベットに風に吹かれてる歌並べる
平気
ミッ ....
笑顔が素敵と言われて
誰が嬉しいと言ったの?


深い不快
もう慣れてしまった嘘
今更誰かに言えるわけない

飛び降りた刹那
宇宙に飛び込み啼いた
誰も知らない私の秘密
 ....
身の程ならば知っている
薄汚さなら知っている
壊れかけてる玩具のピエロの人形の
片腕一本剥ぎ取って
眠れぬ夜にも朝は来る

だんだんと沈んでいく
だんだんと沈んでいく

それがたまら ....
ほんとはねハーゲンダッツが欲しかった
ほんとはね緑の帽子が欲しかった
ほんとはね夜は静かに寝たかった
ほんとはねあの娘の近くにいたかった
床の下の人は
土に還るのを待っている
腐った林檎もきっとそう

とどめを刺さずに
ゆっくりと死ぬのが
綺麗、善とは限らない

きっと私なら
あなたの一張羅の白のシャツ
真っ ....
死ぬときに見る走馬灯の大半がアニメ 君に傷つけられるほど僕はヤワに出来ちゃいない
僕に傷つけられるほど君もヤワに出来ちゃいない

全てを見据えているようで 実は何にも見えちゃいない
全てを受け入れてるようで 自分の事さえ好きには ....
ゴースト(無月野青馬)さんのおすすめリスト(2039)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
音だけが聞こえる- 凍月自由詩6*14-8-2
花火の花びら- 瑞海自由詩5*14-8-2
繋いだココロへ甘い酸素- 北大路京 ...自由詩214-8-2
夜明- 瑞海自由詩5*14-8-2
はつなつユートピア- 初谷むい短歌4*14-8-1
細長く影が伸びる帰り道に聴きたかった声- 北大路京 ...自由詩514-8-1
人魚姫- 瑞海自由詩4*14-7-31
チラシの裏- baby bird自由詩114-7-30
秘密の恋が鏡越しに見つめ合っている- 北大路京 ...自由詩614-7-30
現代病- 凍月自由詩5*14-7-29
まほうの西瓜 - 阿ト理恵短歌5*14-7-29
彼岸花- 瑞海自由詩4*14-7-29
失恋歌- 砦希自由詩214-7-29
籐椅子に誰か座っていた気配- 北大路京 ...俳句114-7-29
悪戯- 瑞海自由詩5*14-7-29
都合よく堕ちるサヨナラの螺旋- 北大路京 ...自由詩7*14-7-28
唯々- 瑞海自由詩4*14-7-27
鉄塔- はるな自由詩814-7-27
スニーカー遠くへ投げてブラウスの空- 北大路京 ...自由詩614-7-27
朽ちてもいいんだ、この町は- 遙洋自由詩6*14-7-27
さるすべり- はるな散文(批評 ...414-7-25
塁壁に刻む詩- baby bird自由詩114-7-25
ハッピーアイスクリームや守宮鳴く- 北大路京 ...俳句114-7-25
#ほしい(蛇口/モリマサ公連詩)- モリマサ ...自由詩2*14-7-25
失笑- 瑞海自由詩2*14-7-24
プルチネッラ- baby bird自由詩214-7-24
ほんとの話- baby bird自由詩314-7-24
還元- 瑞海自由詩4*14-7-24
死ぬときに見る走馬灯の大半がアニメ- 北大路京 ...自由詩514-7-23
リトルナースと道化師と- baby bird自由詩114-7-23

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