停電の日まで雪だるまは元気でした
酔うて足を探す幽霊
入れ替わる陰と陽との境界が消えて宇宙は加速していく
紫の雨降る夜の冬薔薇
消火用バケツの帽子雪だるま
秋空の下に集合した夏の言葉が
口笛で
いつかの春に反射するから
風は今日も
それらを含んで
ざらざらしているよ。
優しい歌ではないからね、
この口笛は。
ほら、すこし前に、
セミが奏 ....
揺らした木から爆撃機がチラリ
死んだはずだ月の裏側
月がみえなかった
ぼくは淋しかった
だれか助けてくれ
夜空にはほんとは
星がたくさんいる
新幹線で夜をゆく
月がみえなかった
宇宙はなんのためにあるのか
にんげんのためでないような
....
前は子供なんてぜんぜん好きじゃなかったけど最近は他人の子供見てかわいいって思うのね、だって未来の塊みたいでしょ。
そんなふうに力説する人とランチを食べた
生物がなぜ子孫を残すようにプログラ ....
閉めきった窓が死んでいた
「そのレコード貸して欲しいって言ってたよね」
嘔吐に近い感情
寂しいからメールしたと思われたくない
寂しいけど
「どれくらい愛してる?」
その質問の模範解答を ずっと探している
開けた ....
さざめくパルス
こめかみを貫通
凝固するノイズ
嘘だけが真実
キャラメルの箱に天使は住んでいた君に伝える前にサヨナラ
親戚を名乗るヤクザが本当の父だと告げて義父は旅立つ
「今のそれ、つばさ骨だよ」(耳付けてみると微かに空が鳴ってる)
桃の星 えいえんを信じてなくたってすきだとちゃんと言えた頃
(信じても信じなくても)(僕の目はう ....
君は赤い花束を窓辺に
僕はキノコを束ねて天窓に
グリーディングカードの壁を見て
二人で笑ってる8月の昼下がり
雪のことを思い出して
一つのカップを挟んで話し合う
あれは青ざめて刻ま ....
両頬を打たれたほうが気も済んだ愛に飢えてる空は明るい
突然に触れられる肌蒸発し線香花火見たくない夏
こじれた風をみおくってためいきのゆくえざわめきみもふたもなく
はじめてのうそつきましたうそのうそつきましたうそつきましました
泣いててもかわいいが無敵なうちにぜんぶくだ ....
海
からくて わたれない
いつだったかな
甘い水をくれたひとが
笑って
わたしはいちど干上がって
それから
きちんと塩からく満たされた
海は
あれから
ますます青いよ
そんなにあかるく
しないでほしい
闇たち
ちいさくなればなるほど
深くなって
もう底がわからない
はやくだれか
つめたくて死んでいる
闇たちの底、底
触ってあげないと
死に続け ....
少女は
朝が嫌い
目を覚ますと
いつも
知らない町に
置きざりにされた
気持ちになるから
少女は
朝日が嫌い
朝日は
いつも
こんなにも
世界を歪ま ....
あなたが深いところに落ちないように
手を差し伸べて 支えていきますから
私が寂しくならないように
どうか お隣にいてください
でも笑ってばかりだと変だし
二人で泣いたりすると ....
カナリアの歌に合わせずカチカチとメトロノームは冷たく動く
午前2時15分の約束
ふたりあわせて
むかって 踏切
合言葉は
透明な電車にかき消されました
音のしない午前2時40分
住宅街 青い月 砂浜
波の音だけ 鼓膜を撫でる ....
海も砂も烏も字だから吸っても
かじっても
緑じゃないし、溺れない
キミ、魚か
高さが
あれば重力するかも
土でない地に
いつも餌だものいつも
どうしてかたりたがるのか
絶え間なく餌で ....
明け方に揺れる満月悪夢だと思いたいけど酷な現実
焼きたてのシナモンロールを頬張れど虚無の底から抜け出せぬまま
ひとりでに鳴り出すRADIOオチのない話のあとに懐かしい歌
ゴースト(無月野青馬)さんのおすすめリスト
(2039)
タイトル
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カテゴリ
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日付
停電の日まで雪だるまは元気でした
-
北大路京 ...
自由詩
3
14-10-23
酔うて足を探す幽霊
-
北大路京 ...
自由詩
5
14-10-23
入れ替わる陰と陽との境界が消えて宇宙は加速していく
-
北大路京 ...
短歌
5
14-10-22
紫の雨降る夜の冬薔薇
-
北大路京 ...
俳句
6
14-10-22
消火用バケツの帽子雪だるま
-
北大路京 ...
俳句
4
14-10-22
比喩のない町
-
左屋百色
自由詩
11*
14-10-21
揺らした木から爆撃機がチラリ
-
北大路京 ...
自由詩
1
14-10-21
死んだはずだ月の裏側
-
北大路京 ...
自由詩
1
14-10-19
月のみえない街
-
吉岡ペペ ...
携帯写真+ ...
4
14-10-18
きみのすべてよ応答せよ/即興ゴルコンダ(仮)投稿
-
こうだた ...
自由詩
8*
14-10-18
閉めきった窓が死んでいた
-
北大路京 ...
自由詩
6
14-10-18
レコード_(詩のレシピ8)#pwGT組
-
北大路京 ...
自由詩
8*
14-10-17
ラジオ
-
有無谷六 ...
自由詩
2
14-10-17
キャラメルの箱に天使は住んでいた君に伝える前にサヨナラ
-
北大路京 ...
短歌
3
14-10-16
親戚を名乗るヤクザが本当の父だと告げて義父は旅立つ
-
北大路京 ...
短歌
3
14-10-15
秋の星
-
初谷むい
短歌
2*
14-10-14
君はラストシーンみたいに笑う
-
竜門勇気
自由詩
1
14-10-13
両頬を打たれたほうが気も済んだ愛に飢えてる空は明るい
-
北大路京 ...
短歌
4
14-10-13
突然に触れられる肌蒸発し線香花火見たくない夏
-
北大路京 ...
短歌
3
14-10-13
風のはじまりをあなたは知っていますか?_
-
阿ト理恵
短歌
12*
14-10-13
青い
-
はるな
自由詩
4
14-10-13
かわいそう
-
はるな
自由詩
2
14-10-13
朝
-
青色銀河 ...
携帯写真+ ...
5
14-10-13
二人
-
瑞海
自由詩
13*
14-10-12
カナリアの歌に合わせずカチカチとメトロノームは冷たく動く
-
北大路京 ...
短歌
4
14-10-11
水母の子
-
瑞海
自由詩
4*
14-10-11
海も砂も烏も
-
ねぴ
自由詩
2
14-10-11
明け方に揺れる満月悪夢だと思いたいけど酷な現実
-
北大路京 ...
短歌
3
14-10-10
焼きたてのシナモンロールを頬張れど虚無の底から抜け出せぬまま
-
北大路京 ...
短歌
5
14-10-10
ひとりでに鳴り出すRADIOオチのない話のあとに懐かしい歌
-
北大路京 ...
短歌
1
14-10-10
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