すべてのおすすめ
生きる理由を探していたら歳を食った
疑問符にこだわっていたら嘘に取り巻かれた
嵐のような風が吹く12月をあてどなく彷徨い
街の外れにたどり着いたら張り詰めた空だけがあっ ....
深遠は時を弾丸に変えて、一秒ごとに撃ち込んでくる、そのたびに俺の肉体には風穴が開いて、末端からちぎれそうになってだらしなくぶら下がる、経路を断たれた血はぼたぼたと連弾のように床に落ちてまるでイ ....
雨上がりの朝、快晴の路上で渇いている君の瞬間の思想は、枯れた蒲公英のように末期だ、種はすべて失われてしまった、理由を残していながらもう形骸化している、あとはチョークみたいに安直に折れるだけ、秋 ....
ただただ夜が
石畳のうえで時を数えていた
ささやき声のような星が
いくつか浮かんでいた薄曇りの零時
駆け抜けて行ったモーターバイクが
どんな行先を目指しているか賭けてみ ....
「昨日」という
ダストシュートに
投げ込まれた
ままの時間
グラスの底で
震えながら
死を
待っている羽虫
声も出さないシンガー ....
狂ったのは俺のせいじゃない、ただほんの少し、運が悪かっただけ…シンクの中に今日食ったものをあらいざらいぶちまけてから、頭の中に蜃気楼のように浮かんだのはそんな言葉だった、それが、真実なのかどう ....
この夜
この場所で
眠ろうと試みているのは
この俺によく似た
なにかであり
見たところ
そいつは
試みに
成功していない
外は小雨が降っていて ....
夏の星座の下で
コカ・コーラとポテトチップス
行き場を
排除した僕らは
廃棄された遊園地で
誰も居ない遊園地で
こんな歌あったなと思いながら
夏の星座の下で
....
あれはそう、蒸し暑い初夏の深夜だった、ちょうど、今夜みたいな…俺は安ワインの小さなボトルをラッパ呑みしながら人気のない路地を歩いていた、ベロベロで…月は無く、といってひどく曇るでもない、なにも ....
では、ぼくの友人の話をします。名前を仮にNとしておきます。明るい、いいヤツでした。Nの実家は県境の山のすごく奥の方で、高校のときから市内に出てきてひとり暮らしをしていました。生物が好きで、生 ....
核爆弾のように空は破裂した、ほら、戸外へ飛び出して踊る時だ、色とりどりの花々が新たな世界の誕生を叫んでいる、お前はそこに取り残されて薄暗い生涯を閉じるのか?魂の奥底まで光を当てなければ質感を持 ....
薄汚れた路地を歩いていた、時間は判らず、空は明方のような薄暗さをもう数時間は保っているように思えた、それはフィルムのように誰かの手が届く中空に張り付けられてるのかもしれない、でもいったい何に? ....
鼓膜が歪むくらい丸められ詰め込まれた愚劣な落書きにも似た囁きのあれこれは限られた空間で腐敗し膨張し支配し圧迫し痛烈な痛みを脳にまで届かせる、暴力的な静寂の中で網膜に虚ろを記録し続けている霧雨の午後、混 ....
こういうの書いてなかったら
おれはたぶんヒトゴロシになってたさ
気に入らねえやつらみんな
徹底的にヤッちまうヒトゴロシになってたさ
おまえがおれと目を合わせれば
....
お前の髪をほどいて、外に放り出したら
見たこともない世界が開かれる
小さな世界の中から抜け出せ
小さな世界の中から抜け出せ
メイン・ストリートの真ん中にあるジェラートの ....
氷りついた床の上に投げ捨てられたセンテンス、凍えて縮まりながら自分の存在が亡きものになるのを待っていた、どうしてそんなことを思うのかって?決まっているじゃないか、そいつは投げ捨てられた ....
なんだろう
死の予感だ
俺には
いつもそれがある
血を吹いて
嵐のように
くず折れて
紙のように
我身にぶちまける
観念的なファシズム
軋む、軋む
軋む脳細胞
....
腐食の挙句ぽっかりと空いた穴から時を刻むように漏れ始めたどろどろのどす黒い液体のような世界だ、さあ御覧、夜にだけ動き出す狂った器官の稼働するさま、ああ、数時間前の紺碧の空の幻視、本当だったのに ....
明日ぼくらは葬列に混じる、くらい顔をした大人たちと、ぽかんとした子供たちと一緒に
明日ぼくらは葬列に混じる、急なことでちゃんとした服を用意できなかったことを気にしながら、どうしてもなおせな ....
冷えはじめた午後にやたら腹を壊しうんざりするほど柔らかくてくせえ糞を何度も垂れ流しながらジョンレノンの一部ばかりが垂れ流されてる繁華街へ繰り出せばだらしねえ尻を見せびらかして歩いてる女子高生にげん ....
膝までの深さの
泥水のプールに
君と潜ってはしゃいでいた
君と潜ってはしゃいでいた
僕たちは19歳で
怖いものなんか何もなかった
僕たちは無敵で
青春は永遠だった ....
雨など降っていないのに
どしゃ降りみたいな夜だ
冷えた心が苛立って
手元に割れた息を吐く
あなたの心まで
届くはずだったベル
今は部屋の隅で
小さくなって転がっている
いく ....
俺の牙は何故歪み
俺の牙は何故曇る
俺の牙は何故呆け
俺の牙は何故縺れる
ほら、幼い日、あの廃工場脇の
忘れられた路地を自転車で駆け上がるとき
どうしても気にしてしまう
ペダ ....
山羊の頭のスープ、二、三杯ぶちまけて
俺のベッドはゴキゲンな調子に粘っこい
イエスタディズ・ペーパーが届いた日よりずっと昔に出ていった女が
天窓から覗き込んでヴゥードゥーの呪文を ....
サンデーバザールのあと
あらしが何度か通りすぎ
片腕の乞食が食いっぱぐれ
捨て猫みたいに骨と皮だけになって
水気で頬をいっぱいに膨らませた雲は
策略的なハンターの目つ ....
無菌状態に保たれた部屋の中できみは横たわっていた
酸素と、栄養を身体中に装着された管から受け取りながら
常に心拍数や体温をチェックされていた
みんなきみのことを眠っていると思っていた ....
ちゃんとロールするロックの揺らぎと、前日の寝不足が連れてくる倦怠、寝床の上でまだなにか、やることがあったはずだと考えるなんのためでもない時間、頭蓋骨の中で次第にとろけていく脳味噌…ときどきこめ ....
長く呪うような雨が好きだ、長く呪うような雨が降り続けば、それよりもずっと怖ろしいおれの心中はどこかに隠れていることが出来る。心情的な濡れ鼠と化しながら、おれはだらだらと夜の行く先を見ている ....
痺れを切らす午後が
薄皮を穴だらけにする
口の端にこびりついた
昼の餌の放つ臭気
洗面で洗い流して
あとかたもなく洗い流して
遮光カーテンの向こうで
目も合わさない今 ....
おまえはただのロック
おまえはただのパンク
おまえはただのハード
おまえはただのメタル
おまえはただのポエム
おまえはただのノベル
おまえはただの散文
おまえはただの ....
ゴースト(無月野青馬)さんのホロウ・シカエルボクさんおすすめリスト
(50)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ストレンジャー・ザン・サイレンス
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ホロウ・ ...
自由詩
8*
13-12-12
棺の蓋にはラッカースプレーでこう書いてくれ、「出来る限りの速 ...
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ホロウ・ ...
自由詩
1*
13-11-15
食卓に散乱した過去の血が詩篇の様に示唆している未来
-
ホロウ・ ...
自由詩
1*
13-10-19
「なにしにきたの」
-
ホロウ・ ...
自由詩
4*
13-10-10
遠い空、あしもとの街、懐かしい歌、半睡の日
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ホロウ・ ...
自由詩
5*
13-6-15
あらゆるものが性急なスピードでこぼれ落ちていく
-
ホロウ・ ...
自由詩
4*
13-5-31
いらない夜に
-
ホロウ・ ...
自由詩
5*
13-5-28
夏の星座の下で
-
ホロウ・ ...
自由詩
7*
13-5-23
エアコン
-
ホロウ・ ...
自由詩
4*
13-5-19
人魚
-
ホロウ・ ...
散文(批評 ...
4*
13-5-13
Come_as_you_are
-
ホロウ・ ...
自由詩
2*
13-4-13
呪いの朝
-
ホロウ・ ...
自由詩
2*
13-4-4
生まれを鎮めるためのなにか_(The_Collection)
-
ホロウ・ ...
自由詩
3*
13-3-24
おれはヒトゴロシにはなれなかった
-
ホロウ・ ...
自由詩
5*
13-3-11
天使たちの罠
-
ホロウ・ ...
自由詩
4*
13-2-24
温い感触の鎮魂歌
-
ホロウ・ ...
自由詩
3*
13-2-18
魔人
-
ホロウ・ ...
自由詩
3*
12-12-29
ツブリ・ベブル・バルレ
-
ホロウ・ ...
自由詩
2*
12-12-4
明日ぼくらは葬列に混じる
-
ホロウ・ ...
自由詩
2*
12-12-1
俺が死んだあとに訪れるものたちのことを生きてるあいだに教えて ...
-
ホロウ・ ...
自由詩
3*
12-11-18
夏の死体に埋もれて
-
ホロウ・ ...
自由詩
12*
12-11-12
いまだにどしゃ降りみたいな夜
-
ホロウ・ ...
自由詩
4*
12-11-2
そこから流れるものは見たことがないくらい赤い
-
ホロウ・ ...
自由詩
3*
12-10-6
萎えた感情のダンス
-
ホロウ・ ...
自由詩
5*
12-10-2
街角で簡潔に詰め込んだ食事のあとで
-
ホロウ・ ...
自由詩
7*
12-9-25
ジョーイ
-
ホロウ・ ...
自由詩
3*
12-9-20
SHOOT-OUT
-
ホロウ・ ...
自由詩
2*
12-9-2
がらくたくだり
-
ホロウ・ ...
自由詩
6+*
12-8-28
夜のぬかるみの中で不十分な手入れの銃を構えている
-
ホロウ・ ...
自由詩
4+*
12-8-24
ただのロック
-
ホロウ・ ...
自由詩
5+*
12-8-18
1
2
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