お前の髪をほどいて、外に放り出したら
見たこともない世界が開かれる
小さな世界の中から抜け出せ
小さな世界の中から抜け出せ

メイン・ストリートの真ん中にあるジェラートの ....
陽と月の長さをわけるいとなみを あしをそろえて外をみていた

群衆のみている色のはんたいのいちばん端に紐をゆわえる

日のくれるながさに臓のかたむきをあわせひそめる影のようになる

う ....
ソリティア
白は孤独
白は正しく
やがて 汚れる

自分を守れ

私は言いたい

逃げて
逃げて
ぶざまに
転んで

泥だらけ
スーツも何も
あったもんじゃ
ないん ....
日常なんて
詩人のためにあるようなもの
戦場なんて
詩人のためにあるようなもの
現代詩フォーラムなんて
詩人のためにあるようなもの

でも残念ながら
そこに詩人はいない

詩人なん ....
音楽の意味を一粒ずつ穿つように地にかぐわしい穂を落とす稲が
暁の薄明かりのなかで
その明るさの意味に傾いた憫笑を預けながら
東洋の一都市の一角を仄かな優しさで染めている
まだ幼い光が飛沫の ....
「先生、退学願ではなく
 ボクは退学届が欲しいんですが」
「願いと書いてあるけど、これが退学届になる
 校長が退学を許可するんだよ」
「でもボク、この学校が嫌いになって辞めるのに
 辞めさせ ....
字のない手紙をおくった

絵のないスケッチブックがとどいた

おと(な)しあながみちてゆくように
一生にうてる
心拍のかずが
きまっているなら

この

エンジンオイル色の寿命を
ちょっとずつ
ちぢめることで
お金もらえるなら

この

緊張と損が
やっとこさ意味をも ....
氷りついた床の上に投げ捨てられたセンテンス、凍えて縮まりながら自分の存在が亡きものになるのを待っていた、どうしてそんなことを思うのかって?決まっているじゃないか、そいつは投げ捨てられた .... 風に舞うビニールを見て
詩が思い浮かぶなんて
詩人のすることじゃない
自分らしい言葉を
いつも持ち歩くなんて
詩人のすることじゃない

夕陽を見ても
何も感じないのが
詩人のするべき ....
糸でんわは売ることができませんでした。#続けたいの

貝で占いしてみました。#YouTube貼れるようになって

弓を1ぽん。#引く

日を取られてしまいましたね。#これで最もらしい

女は兼ねてよ ....
幽体を
こそこそと
 なるべくみつかってはいけない
しらべはじめている

目をうごかすと
勘もはずれるから

注意ぶかく

"ねらうはてっぺん"
くろい森林を ....
 詩集が書店にない。そんな嘆きをまた読んだ。それがいまの人びとの詩に対する無関心を証明するものだとは私は思わない。売る側にとって、ただ単純に、売りにくい。それだけのことなのだ。お店の構成としては、雑誌 .... わたしがわたしに出会った日
風が吹いていたかなんて
憶えちゃいない
詩人じゃあるまいし
ただ胸の痛みに耐えかねて
指を切った記憶がすこし

わたしがわたしに出会った日
花の中で虫は死に ....
{引用= 目が覚めるほど愉快だった国で

 いつか帰る予定の町へ向かう、片道切符を捨てたあの日

 ぼくは

 お母さんを、お袋と呼ぶようになって

 いつか恋する ....
大きな山があって
そのまわりを道がくるくると続いている
頂上からゆっくりと転がり落ちてゆく

それがわたし
あなたであり、わたしたち

一本道は迷うことはないけれど
あなたはいつも怯え ....
全てのものは
混沌としている
一秒だって止まることはない
絶え間なく
濁りつづけている


ぬかるみに
足をとられたとして
転んでひざをすりむいたとして
傷口がしくしくと傷んだと ....
噛み続けた沈黙は味のなくなったペパーミントガムだ
吐き出すタイミングを逃したら、あとはばらばらになるだけ
僕と同じだ

悪い夢は現実になる、そうじゃない
悪い言葉が現実になる、

P ....
いつか空が大笑いして
わたしを吸い取ってくれるといいね

しわくちゃになった空の歯の隙間に
挟まって
カクカクとゆれるわたしの両足

15時の道ばたには
もう子供もいないから

突 ....
昨日も仕事
今日も仕事
明日も仕事
宝くじ当たって
億万長者になったなら
あんな
世間のごみ溜めみたいな会社
さらっと辞めて
好きなことだけやって暮らす
毎日夢見てる
仙人みたいな ....
大晦日は
子供部屋のとびらを
あけておかなくてはならなかった
トシガミサマが来るので

トシガミサマ
というものがなにで
どんな姿をしているものなのか
わたしは知らない

ある年の ....
なんだろう
死の予感だ
俺には
いつもそれがある
血を吹いて
嵐のように
くず折れて
紙のように


我身にぶちまける
観念的なファシズム
軋む、軋む
軋む脳細胞
 ....
あの子は大人になってしまった


彼女は虹のたもとで
まだ
じょうろを握り締めている



***



鈍色のカーテンを引いて
人々は眠りについた ....
あそこにある棒をとってください
ええ、宏君の顔が変化したものです

ここに足の5本ある赤ちゃんが
くるので祝福してあげてね

いらっしゃい
あなたの水が空中をまわる
あそこにある棒でわ ....
君はピザ屋のサンタクロース
君がたくさんの人を
子供を
笑顔にできると思うんだ

冷たい風の中
注文チェック
そっと応援したくなる

君の後ろに見える
あたたかな景色は
私の理想 ....
{引用=
ぼくはスケートリンクにとじ込められた
きみの日なた
日なただよ



          アスパラガス「スケートリンク」より







詩人の書く言葉は
 ....
もうずっと
ぼくの肩に羽を痛めた鳥が止まっていて
まるでささやかなおとぎ話みたいだと思う
なのにぼくときたら
宝石も剣も持ち合わせてなくて
ひとつだけ残っている
鉛のこころくらいはあげられ ....
・23:18


入れましたか、と聞こうとして
いつも手を伸ばしてしまう
爪の先から痛くなる
ひとから施された病だ

留められている
でかけたままの姿かたちで
感受性を ....
隠すところが見えていたからといって

見せていたのだとしたら

それは NU→DE ではない

たとえ全裸になっていたとしても



言葉によって精神を露わにするのと

同じ程 ....
腐食の挙句ぽっかりと空いた穴から時を刻むように漏れ始めたどろどろのどす黒い液体のような世界だ、さあ御覧、夜にだけ動き出す狂った器官の稼働するさま、ああ、数時間前の紺碧の空の幻視、本当だったのに ....
ゴースト(無月野青馬)さんのおすすめリスト(2040)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
天使たちの罠- ホロウ・ ...自由詩4*13-2-24
群衆- はるな短歌313-2-24
ソリティア- umineko自由詩9*13-2-23
詩刑- 左屋百色自由詩2+*13-2-22
微笑みを_預ける時- るか自由詩213-2-20
退学願- イオン自由詩2+*13-2-20
Nostalgia - 阿ト理恵自由詩8*13-2-19
アルバイトこわい- マシュー ...自由詩513-2-18
温い感触の鎮魂歌- ホロウ・ ...自由詩3*13-2-18
アスファルトの上から投稿- 左屋百色自由詩8*13-2-16
わたしから彼女を奪わないで - 阿ト理恵自由詩7*13-2-16
かえってきた- マシュー ...自由詩313-2-16
書店に詩を- 深水遊脚散文(批評 ...5*13-2-15
こころメッタ刺し- 左屋百色自由詩6*13-2-13
居残り- 山中 烏 ...自由詩2*13-2-9
支配する環- 瑠王自由詩413-2-8
呪ってんじゃねえ、光にあふれろ- あ。自由詩11*13-2-5
わるいゆめ- 衣 ミコ自由詩413-1-30
空がわらった- 佐藤伊織自由詩9*13-1-20
小鳥は何年生きるのか_12×5- 蒼木りん自由詩213-1-11
歳神様- 吉田ぐん ...自由詩1513-1-3
魔人- ホロウ・ ...自由詩3*12-12-29
リバース- 山中 烏 ...自由詩4*12-12-25
- 佐藤伊織自由詩112-12-24
君はピザ屋のサンタクロース- 朧月自由詩312-12-24
静かに、なるべく静かに(アスパラガスさん讃1)- 渡邉建志散文(批評 ...8*12-12-16
三等星- 衣 ミコ自由詩512-12-8
最後から二番目の雪- 平井容子自由詩10*12-12-6
NU→DE- 深水遊脚自由詩10*12-12-6
ツブリ・ベブル・バルレ- ホロウ・ ...自由詩2*12-12-4

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