点滴の交換があり冬の霧 ピース、ランドセルのぼくらは歯科医院があくまの要塞だった
痛みもかなしみもいつかぶっつぶせると思ってた
竹馬にのりたくて血豆をつぶしながら
太陽にゆびさきふれた、ふれたぼくらはピースをした

 ....
冬の夜が始まる

足もとにはタペストリ

藍色に挟まれる

精神のカルテのようだ

深刻に考えても

始まらない、冬の夜だ


羨みたくなかった

傷つけたくなかった
 ....
焼肉屋へ行き野菜だけ食べている

死ぬ間際にダジャレを言った

ゴルフウェアで葬式に出た

崖で演説している

領収書をヤギに全部あげた

サスペンスだが犯人がいない

泣きな ....
ぼーっと ねころんで
夜の つめたい
しんしん光る
ほしをみて



あ あ
そらにとけちゃいたい。


そうおもうのに
枯れたしばふにはりめぐらされた
あした ....
水を溢した
お気に入りのワンピースが濡れた
足に触れて 冷たい
冷たい 青
つめたい あお
青が蔦る足

それしか
そんなことだけしか
思えなくて

モノクロの雑踏
乾い ....
水中花午前三時の仮眠室 だれかの奥歯で噛み砕かれた絵本を
きもちわるいおじさんがいつまでも舐めていたの
わたしにもすすめてくるからバッシュで殴ったら時限爆弾のスイッチ「かちっ」っていって
ガール、吹っ飛ぶ。完。で起きた ....
病室に折り紙製の聖樹かな 珈琲牛乳をください僕はブランコ どこがゴールかのど飴を噛む 街に降り立てばビニール傘が
しろい灯をあびて泡立ってる
一秒迷って そのまま あるいた


いつも他人の水を掬っていた両手に
排気によごれた透明なしずくが寄り添う
僕のからだは重い ....
釣り銭多く貰いすぎ悪夢にうなされる 電気椅子に座らされている

アヒル座りの執行人 、
月は彼女の下


凍る意識のなかで
「冗談だよ」って微笑むのを待っている
あなたは立ち上がりゆっくり近づくと僕の喉に手をつっこんで ....
殺した心に感想を尋ねられている わたしは、昭和53年(1978年)10月ごろ、京都市で生まれた。 くだらない人間だった。

小さい頃はやんちゃだったため、 飛んで首を切ったり階段から転げて頭を打って流血騒ぎ(鉄の階段で残り三段目 ....
ふるさとはこの国の中心でも周縁でもなかった。中心や周縁という区分、正常や異常という区分、そういうものが消滅する場所がふるさとであった。そこには無数の人々によってじかに生きられた地図が、それ .... マイク端子にイヤホンつないでなにも聴こえない 朝焼けの虹と青の淵
教会の十字架の左斜め上

月が泣いていた
涙を流していた

昨晩遅く
見たときは
あんな魅力的で
悪戯っぽい微笑をたたえていたのに

いま月は目を閉じ ....
いつも背伸びしてしまう
疲れた時の息抜き
ではなくて
無理に見栄を張ってしまう

いつも空回りしてしまう
君をがっかりさせたいん
じゃなくて
笑い合えたらそれでいいのに

 ....
もう会えない手を振り続けている 知恵の輪にペンチをそっと 床屋にて

「おねがいします」

今日はどういった感じにしましょう?

「三浦友和にしてください」

三浦友和・・・ えー いつの時代の三浦友和でしょう?

「あれ ちがったかな。 ....
月を呑み込んだ僕らの影ひとつバターのように溶ける 風景を壊しながら
ゆっくり歩いていたら
感傷が45度に傾いた、

存在が比喩のような君が
新しい名詞を
街にばらまくから
リリカルに死んだ思い出が
一瞬で
胸の中にひろがる、

 ....
目眩のする夜
夜風にあたって溶けてしまいたい
青い閃光
体の周りで光っている

振り払おうとフラフラ
まるでバレエのようね
雨に濡れたアスファルトで
ワルツを踊るの

頭が ....
遅咲きの花の命や鐘の音 ゴキブリホイホイへ希少なカブトムシ ポッキーをアンテナにして冬銀河 男は詩を書いていた。
たくさんの詩を読み
感動したり影響を受けたり
時には幻滅したりしながらも
毎日のように詩を書いていた。
そして、
男は自分の作品を一冊にまとめ
ついに詩集を出版した ....
ゴースト(無月野青馬)さんのおすすめリスト(2039)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
点滴の交換があり冬の霧- 北大路京 ...俳句114-11-29
ピースサインのむこう側- 吐水とり自由詩5*14-11-29
群青のサンドウィッチ- 吉岡ペペ ...自由詩514-11-29
何やら深い事情がありそうな一行詩- 左屋百色自由詩7+14-11-29
時報と重力- 吐水とり自由詩8*14-11-29
ログアウト- 瑞海自由詩5*14-11-28
水中花午前三時の仮眠室- 北大路京 ...俳句214-11-28
19階のガール- 吐水とり自由詩5*14-11-28
病室に折り紙製の聖樹かな- 北大路京 ...俳句214-11-27
珈琲牛乳をください僕はブランコ- 北大路京 ...自由詩114-11-27
どこがゴールかのど飴を噛む- 北大路京 ...自由詩214-11-26
雨音- 吐水とり自由詩6*14-11-25
釣り銭多く貰いすぎ悪夢にうなされる- 北大路京 ...自由詩514-11-24
月は彼女の下- 吐水とり自由詩3*14-11-24
殺した心に感想を尋ねられている- 北大路京 ...自由詩214-11-23
ほんにんれき- nemaru散文(批評 ...3*14-11-22
異邦人- 葉leaf自由詩314-11-22
マイク端子にイヤホンつないでなにも聴こえない- 北大路京 ...自由詩214-11-21
月の涙の下で- 凍月自由詩15*14-11-21
背伸び- 瑞海自由詩6*14-11-21
もう会えない手を振り続けている- 北大路京 ...自由詩214-11-20
知恵の輪にペンチをそっと- 北大路京 ...自由詩814-11-19
床屋にて- 北大路京 ...散文(批評 ...514-11-18
月を呑み込んだ僕らの影ひとつバターのように溶ける- 北大路京 ...自由詩614-11-18
破壊の季節- 左屋百色自由詩914-11-17
三拍子の彷徨- 瑞海自由詩5*14-11-17
遅咲きの花の命や鐘の音- 北大路京 ...俳句414-11-17
ゴキブリホイホイへ希少なカブトムシ- 北大路京 ...自由詩214-11-14
ポッキーをアンテナにして冬銀河- 北大路京 ...俳句414-11-13
現代詩カフェ(読み放題)オープン!- 左屋百色自由詩8*14-11-13

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