暗 夜
beebee



今日もまた、
塗り込められた暗闇の中に、
言葉の波間に漂い、
わたしは浮かんでいる。
不安定で
不安で
泣きたくだってなるのだけれど、
それほどのこことじゃないんだよな。

目が覚めて、
橙色の光芒にでも当たって、
目をくっきりと開ければ、
そこには、
茫洋と開けた
光の海がある。
生命だって輝いているはずなんだ。
そこでは
わたしは一歩踏み出す勇気があればいい。

ああ
暁まではまだ遠い。

**『晩春』と対です
  http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=153121


自由詩 暗 夜 Copyright beebee 2007-12-04 01:58:18
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純情詩集