はやい
から

きれて
とんでる
けしきが
ちかくの
草むら
なんて
もう
線だ
恐ろしいくらい
長い
線だ
空気が
固い
いま
どれだけ
もう
壁みたいで
い ....
七分袖のボーダーTシャツに
リネンの濃紺ジャケットを羽織り
干して乾いたチノーズを穿いているけど
やっぱりチノパンは塩水に濡れて
少しダボダボになったやつが好きだナ
 (不自然に重いし、
 ....
 幼い頃は不遇だった
 両親は不仲でケンカばかりしてた
 僕がその場を和らげることが使命だと思ってた
 母は父への不満を僕にぶつけ
 僕は妹や弟の不満のはけ口になり
 わざとゲームで負け ....
ビルばかりの 街にいると
遠くへの まなざしを
忘れてしまう きみの
心ではなく 顔ばかり
みつめて ごめん 
散歩より帰りし犬の足を拭く
吾が顔のぞき されるがままに

くちなしの{ルビ香=かおり}ただよう くりやべに
千日紅の赤が寄り添う
おやつを我慢しては 花火を買った

刹那の輝き 一瞬の煌めき


向日葵が枯れ始め 陽が落ちるのが早くなり
セミの声がヒグラシに変わる

緑の山も夕焼け色に 少しずつ染まっていく
「 ....
短冊の白まぶしくて愛の字を書けないままに無地で結んだ


黄色がいい君が選んだ一枚は願いじゃなくて歌をつづろう


霧雨に耐える紙縒(こより)が話さない青の祈りは「海にあいたい」
 ....
”初心、忘れるべからず!”で、久しぶりにこんなのを書いてみました。見崎 光ぶしをご賞味あれ(笑)




一人、夜空を見上げています。
一つ一つ星を数えては、
あなた探しに没頭しています。

「ねぇ ....
水はグラスに包まれ
グラスは両手に包まれ
あなたを包むのは誰ですか
水が包むのは、何

泣いているのは
瞳だけ幼い老人
その掌に
日溜まりのような優しいぬくみ
その額にま新しい水を注 ....
(ピンポーン ピンポーン)


「オハヨーございます。タイムパトロールです。」

なんでしょうか 朝っぱらから


「北大路さん、オハヨーございます。タイムパトロールです。」

も ....
だからたとえば犬のように
白黒でしかものが見えていなかったとしても
濃淡の薄れゆくところ
色彩の変わるところが
あたらしく欲求がなりかわるところで
ぼくが輪郭と呼んでいた ....
見えるのに
あなたの心は見えないなぁ
見えるのに
あなたに触れることができないなぁ

見つめても
あなたは気づいてくれないなぁ
見つめても
あなたは遠くの星を見る

もう一周
私 ....
ハローグッドバイ
ハローグッドバイ
ゆらりゆらりと
朝のメルヘン
たびからたびの
たびからたびへ
百万光年も
二百万光年も
神のためにその石は削られ
深い傷を負った陰影を語り継ぐ
 ....
ほんとうのことは
今俺がお前の中にいること
どれほど身体すり減らしているのか
知りながらお前は綺麗な眉をひそめて
お前の中の俺を撃ちつづける
挟まったフライドチキンを爪楊枝で遊ぶ
この ....
卓上の玉葱の芽は日日伸びて
七本の青き葱となりゆく
浴槽に浮かんでいた小さな虫の死体
小さな小さな

わたしが少し波を立てたら
もう沈んで見えなくなった

彼は
どこまでも広がる青空を見ただろうか
暖かな太陽のひかりを浴びただろうか
 ....
さようなら

さようなら、

空を

じっと

眺めている

百千万の兵隊が

降り注いでいる

擦り鉢状のせいめいに

朝が、

手渡されている

擦り潰すの ....
いもうとを  見つけた
薄紅色のあじさいに架かる蜘蛛の巣に
囚われて 泣いて

いもうとを  見つけた
砂まじりの南風に吹き舞わされて
囚われて 叫んで

やあ ....
グスターフは 静かに 時を 待って いた

湾口の 砂州は 彼の ふるさと で

きょうは どうしてか

鼓笛隊が 空を 横断 して ゆくよう だった





お ....
古い家の
納戸の隅とか仏壇とかに
小さな暗やみがいっぱいあったけれど
おばあさんがいつも座っていた
土間につづく台所にも
深い暗やみがあった

その暗がりに何があったのか
覗いたことも ....
どこからかほんのりくちなしの匂い
梅雨に入って水の声

雨が上がったその日の夕方
ゆっくりゆっくり空を見上げた

じんわり西の空が赤くなる
カラスの声が遠ざかる

大切なものは陽で滲 ....
ゴムボールにカラーバット
足りないベースを土に描く
守備も足りない相手も同じ
セカンド抜ければホームラン
無駄に走って疲れ果て
四球は損損フルスイング
ボール無くして日が暮れて
泥に ....
ときどき妻が
キッチンの引き出しの中をのぞいて
笑っているのはなぜだろう
中をのぞこうとして近づくと
あわてて閉めて私を追い払う
みんな眠ってから
トイレに行くふりして
開けようとした瞬 ....
わたしたちのうえに空がある、その水に浮かぶバラのように、
ほたるがやわらぐと、韻律のように風がすぎていった

伝書鳩がもどらないガラスの夕刻、
そよぐ花びらのまえで、つばさをかすかにふるわすこ ....
リゲイン10本で 240時間 闘える ?.


星を
呼べるんだね
あのロバ
ほら
また流れたよ

願い事三回は
いじわるだね
静かにしていよう
叶わないよ なにも
どうせこれ以上

たどり着こうとして
 ....
■内閣総理大臣緊急演説

年間3万人以上の自殺者がでるようになって、もうひさしい。 この10年けの累計で25万人を超える自殺による死者がでているということになる。我々は、自殺という犠牲を伴う戦争を ....
しとしとと続く雨
カエルは喜び
鳥は泣く
蒸し暑い

世界中は
ジェットコースター
今日も
インスタントコーヒー

クリスタルガラスに
指文字

カジ取りに迷う
夕方にはカエルと言って
行方不明の父親が現れた
その日仕事から帰ってみれば
珍しく上がりに揃った母親の靴と
並んで見慣れぬ紳士靴
その好い趣味と墨が切れた痛み具合が
父親の物をおいて他 ....
若草色のかざぐるまに
しがみついていた、あの人が
夕風にさらわれて
私の中を流れてゆきます

水たまりの映す青さの
ほんとうを
確かめるまえに
軽々と飛び越えて
もう
行ってしまっ ....
藤丘 香子さんのおすすめリスト(1956)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
- 水町綜助自由詩27*07-7-9
デッキシューズと貝殻- atsuchan69自由詩11*07-7-9
風に翻弄される根無し草- 山崎 風 ...自由詩6*07-7-9
そろもん(非礼の話)- みつべえ自由詩907-7-8
平成十九年七月六日_十八時八分- むさこ短歌9*07-7-8
また夏が来る- 北大路京 ...自由詩28*07-7-8
ごしきの短冊- Rin K短歌31*07-7-8
恋愛詩〜七夕バージョン〜- 見崎 光自由詩4*07-7-7
包まれて- soft_machine自由詩24*07-7-7
ナシだよ!!_(2007年_夏ツッコミ・タイムパトロール編)- 北大路京 ...未詩・独白10*07-7-7
八月の輪郭- 水町綜助自由詩2807-7-7
恋する人工衛星- hiro自由詩107-7-7
フラグメント- もりおか ...自由詩10*07-7-7
ホントウノコト- soft_machine自由詩13*07-7-6
平成十九年六月二十八日- むさこ短歌6*07-7-6
小さな- あずみの自由詩1307-7-6
せかいう- 石田 圭 ...自由詩3307-7-6
いもうと- 水在らあ ...自由詩22*07-7-6
空中の_地上の_ものたち- モーヌ。自由詩19*07-7-6
夏は、山の水が澄みわたるので- yo-yo自由詩16*07-7-6
陽で滲んで- アキラ自由詩3*07-7-6
甲子園は待っています- ススメ自由詩307-7-6
引き出し- 小川 葉自由詩14*07-7-5
さびしさに関する言語学的研究- 青色銀河 ...未詩・独白707-7-5
じゃぱにーず_びじねすまん- 北大路京 ...未詩・独白12*07-7-5
星を- 水在らあ ...自由詩35*07-7-5
幽霊ダンディー_切断レディー- リーフレ ...自由詩3*07-7-4
人生(4)- ペポパン ...自由詩8*07-7-4
夕方にはカエルと言って- soft_machine自由詩10*07-7-4
風待ち- 佐野権太自由詩31*07-7-4

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