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1.
人生の岐路に立って初めて
選択することの怖さを知る
安定を叩いて確かめるのは危険すぎるから
どちらが正しいのかはわからないけれど
脆弱な片方の道にふわりと足をかけ
反対側の道を叩き壊 ....
うつくしい白を見た
白はすなわち無、というわけではなく
様々な存在を表現していた
やさしくあたたかな白を見た
白は世界をつつみこむかのような
やわらかな空気を生みだした
ゆるや ....
どこからかほんのりくちなしの匂い
梅雨に入って水の声
雨が上がったその日の夕方
ゆっくりゆっくり空を見上げた
じんわり西の空が赤くなる
カラスの声が遠ざかる
大切なものは陽で滲 ....
いつか出会う誰かのために、
たくさんの「うつくしい」を育てよう。
果てしなく続く青空や、海。
高層ビルの窓ガラスに反射する光や
ネオンがまばたきする夜景。
いろいろなものを見て心をふるわせる ....