隔たりを埋めるために

どこまでもどこまでも下ってやるんだと思っている

今数々の生き物たちと別れを告げて

新しい出会いと別れという

いわゆるお涙頂戴を繰り返しながら

たまに ....
              2002/02/05
だめだ!だめだ、だめた!
絶対にダメだ!
どんなに懇願しようが許さねえ
たとえ明日地球が無くなるとしても
娘はやれねえ。

だめだ! ....
あなたと二人で話す時
そこに難しい言葉はいらない
まずその前に私は難しい言葉を知らない
大学まで出してくれた
親には申し訳ないけれど
私は未だに世間知らずで
誰かが話すような難しい話題に
 ....
東京で暮らすために
新宿に降り立った日のことを思い出す
長旅、といってもたった半日だ
タンクトップをねじるくらいで
音楽をつめこんだ鞄を
肩に食い込ませ
その日を酒を探して歩いた

福 ....
風の吹かない店内で プロペラが回る
喫茶店の隅っこ 私を優しく包む 木目の世界
雨漏りの音がする夕暮れ 待ち人来ず
軋む床の下からは ガタンゴトン
地下鉄の音がする
洗い物を洗う
皿を重ね ....
狭い狭いからし色した故郷の空を
飛んでいるのは ああ ユリカモメか

何を哀しく思っているのか
何を気にしているのだろうか
何になりたいつもりだろうか

僕は君の琥珀の下に映って枯れてる ....
眠りながら歩きながら墓標を背負って歩いていると
ぼんやりしたまぶたにぴしぴし当たるものがある

目を開けると
細かい氷かガラスに似たものが降っている
冷たくはないが地面に落ちるとやがて消える ....
夜の公園の上 ブカブカ 猫が歩いていく

君が 弾く弦の 音に合わせて

お月さんの前を 猫が横切る

キレイなメロディ BGMに



君を想うと 頭の中

 「君が好きだ」 ....
今日会社で何があったかなど
知らない君にいやされて

今日会社で何があったかなど
知らない月のサークルで

今日、会社で何があったかなど
どおでも良い未来があり
どおでも良くない明日が ....
いつ春はやってきて
いつこの人は去っていくのか

春は花粉をちらかして
くしゃみや、いやな目のかゆみたちを
無言で持ってきてくれるじゃあないか

春に熊はいよいよ目覚めて
作物奪いに民 ....
汚れのない響き 細かく震える音
その弓で 僕の魂も奏でて欲しい

唇に そっと指をのせてみたい
僕のタクトで 思い切り鳴かしてみたい 


ベートーベンも ワーグナーも きっと君に惚れて ....
きみをひらくと
なかから ちいさなきみが
ぽろぽろと はだかのままで
たくさんの 砂金のようにこぼれて
たくさんのきみは 少しはずかしそうに
ひざをかかえてる

 ....
「    」
それ どういう意味って
聞けばいいのに

恥ずかしがって


「    」
それ こういう意味だろうって
考えてしまうから

ビルが崩壊してしまうだよ
時間を空に ....
                  ―RIOJAにて



見渡す限りの葡萄畑を歩いてゆく
そこ此処に きれいな花をつけた木が点在している
アルメンドラ!とおまえが叫んで 駆け寄って
木 ....
いつかあなたは僕の絵を
「痩せた狐の落とし子ね」
笑って僕に言いました

弱って僕は、虹のあなたに
「よくも、よくも」と笑ってました

いつかあなたは僕の絵を
「止まった時計のようだわ ....
もしも喜びが 木に咲くなら
摘んで花束にすると クリスティナは
かいているけど ぼくなら喜びが 実るまで待つ
そしてそれが 葡萄の房のようなものなら
ひとつぶずつ みんなとわけあう
長らくこんなところを歩いていると
色々と妙なことがある

向こうからやってきたそいつは
確かに一人の男に見えた
だが喋ってみると
「あなたたちは、どこから来たのかと私達は疑問に思うかもしれ ....
二月、
薄明るい空の向こうに
何があるのか、あたしは知らない。


人さし指に触れた白い骨は
堅くてさらさらと乾いていて
同じものがこの体の中に潜んでいるのだ、
と思うと、酷く ....
重たい例のあれを背負って歩いていると
エレベーターがあった

金属の扉だった

すらっと扉が開いて
ぴっちりした詰襟のエレベーターボーイが
真っ直ぐ立って
「上へまいりまあす」だと
 ....
わかんなくていいよ
そういってウミスズメは
うなだれて水に入った
ここの漁師たちは野蛮だから
ライフルを持って船に乗る
水面下を飛ぶように泳ぐ君を散弾で撃って
ああ そうさ ....
木漏れ日 胞子
美しい 人

孔雀 ローレル
とまどう 水鳥

暖 かいね
おひさま 涙

この木 何の木
気になる ならない

いいから ほらね
触って ....
それは、冬の公園で
午後の風はきみのもの
ちぎれてひとつ、またひとつ
木々を背にしたベンチから
息を吹きかける
胸がふくらみはじめた
一輪車で少女がすぎる

空をうつした水たまり
 ....
こころを動かしたいとき
いちばん大きな目で見つめると
願いを叶えてくれた。
僕らの先生は
車椅子の中で目を覚ますと
もう笑顔になっていた


なにかの手に引かれながら
鼻をつまんで
 ....
瞬きの回数分
世界が生きていた

ぱっと
開いたかと思えば
すぐさま
消えるのだ
一億頭の羊でも足りないはずの
このくりかえし

その度
世界は生まれ変わって
ぼくの前に現 ....
人がいなくなって
街はしばらくざわめいてあきらめて
そうして日が暮れた 
ある冬の日

おれはおまえを探している
茶色い瞳は星と月だけを頼りに
上を向いた鼻はおまえの匂いをた ....
  君を愛する
  と告げるとき
  その言葉にわずかに
  哀願の響きが混じった



  それを嫌ってか
  いつからかその言葉を
  告げなくなった恋人に
  それでも愛して ....
午後1時がかたどる窓の光線
電子ジャーのふきんに居て
お茶の湯気
キラキラとたちのぼり
しゃべりまくる徹子
テレビの中で2時を待つ

宇宙の果てのむこう側
むこう側にも果 ....
稲妻でみんな酔って終われるって言うから此処に来た
だから早くそれを出せばいい
そう言いながら手を傷つけて血を流しながら
貝殻を握りつぶしている友達を笑って見ている
俺たちはライトアップ ....
朝の始まりは騒音、排気ガスに振動

片棒担ぎの分際で

一丁前に眉を寄せる

やれやれと天を仰ぐと

この喧騒を小馬鹿にしたように

すべてを包み込む静寂の青

今 ....
                             夢の中でも 君を好きな 僕がいた
藤丘 香子さんのおすすめリスト(1956)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
マントル- 石田 圭 ...自由詩3007-3-5
ワールズエンド・スーパーノヴァ- あおば自由詩15*07-3-5
あなたといる時- 快晴自由詩5*07-3-4
新宿はさようならと言った- soft_machine自由詩23*07-3-4
待ち合わせ- 狩心自由詩7*07-3-3
ユリカモメ- 蔦谷たつ ...自由詩7*07-3-3
消える- サナギ自由詩5*07-3-2
ネコの_ひたい- 北大路京 ...自由詩12*07-3-2
ありがとう- 七味とう ...自由詩12*07-3-2
- 蔦谷たつ ...自由詩6*07-3-1
照_美- 北大路京 ...自由詩11*07-2-28
きみをひらく- はらだま ...自由詩30*07-2-28
_「____」- 乱太郎未詩・独白7*07-2-26
アルメンドロ、アルメンドラ- 水在らあ ...自由詩26*07-2-26
或る絵描きの悲劇- 蔦谷たつ ...自由詩8*07-2-26
そろもん(閨秀詩人の話)- みつべえ自由詩707-2-25
現時点- サナギ自由詩1+*07-2-25
二月、薄明るい空の向こうに- 有邑空玖自由詩9*07-2-25
エレベーター- サナギ自由詩3*07-2-24
知っているか- 水在らあ ...自由詩32*07-2-24
からだ- 水在らあ ...自由詩16*07-2-24
それは、冬の公園で- soft_machine自由詩14*07-2-24
生人- 石田 圭 ...自由詩2107-2-24
瞬きの数- 乱太郎未詩・独白20*07-2-23
巡礼- 水在らあ ...自由詩20*07-2-23
恋人よ- 嘉野千尋自由詩9*07-2-23
木に登る- 七味とう ...自由詩9*07-2-22
稲妻でみんな酔って終われるって言うから此処に来た- 水在らあ ...自由詩46*07-2-22
覗き- ポップこ ...自由詩2*07-2-22
朝起きたら- 北大路京 ...自由詩11*07-2-20

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