「ピンクの紙で包んで
ピンクのリボンをかけて」

照れくさそうに言った

かすみ草だけの花束なんてめずらしい

ちょっと驚いた

心の声を聞いてみた

好きだから
似合うと思う ....
五月の陽気の中に
風に薫る葉末の声を聴く
陽光に照らされた風が
頬を優しく撫ぜる

永遠に解けない謎
私の中のダブルスタンダード

太陽に照らされて
融かされていく

ここに生あ ....
出口は
何処ですか。

踏み込んだ時は自分の意思だったのに
どうしたらいいのかわからなくなって
欝 うつとした思いは
右と左の間
お腹と喉の間
たぶん
心のあるあたりに積み重なって
なにをするに ....
きみとともに、暗く
彼女が
受け入れている
こと

むこうへ渡すこと、越えていく
ものが、あると
ない
ということが、
きみとともに、暗く
彼女を
受け入れていた


 ....
同じ様な空の下。

僕は、君の涙を拭えない。

声さえも、届かない。

僕らを繋ぐ電波は、弱くて。

気持ちだけじゃ、時々不安になる。


多分、同じ空の下。

繋がる心は、 ....
湿った夜の破片が
蝙蝠となって折れ線を描く
低く、低く

やがて来る、雨と
灰色の朝は
かなしい、という色に似ている


里山の懐に
ちいさく佇むそこ、は
永遠の黄昏に向かい旅立 ....
街路樹に縫い付けられた
君の叫びが
空に
ゆっくりと沈殿していく
天気予報は午後から雨
哀しみの大河に向かい

佇む君に僕が出来ること

荒れ狂う波を鎮める風になって

君の勇気を目覚めさせる

苦しみの山を越える時は

安らぎの導べとなって

眩しい緑の草原に誘 ....
 君は恋をする
 移ろいでいっぱい好きになる
 何もかも見えなくなって
 急激に吸い込まれていって
 もっと好きになる

 同じ言葉は生まれない
 本気で好きになったときに
 一生 ....
木は、死を傍観する

花は、死を黙認する

すべての生は命を絶たれるその瞬間まで

静寂を守らなければいけない



私の感情は死を全うするまで休まらないのではないか?


 ....
生徒からもらった手紙には
「わたし先生がいなくても頑張ってるよ」
って書いてあった

渡り鳥のように教室をめぐる僕は
だからこそ一つ一つの授業を大切にする
うまくいかないこともあるけれ ....
静かなサーカスから 流星を追い越して
痛みの隙間を 夜明けが埋める

眠れぬワインで嘴濡らす
ジェラシーに踊る海燕

群青の恋を抜け
空の終わりへ 羽ばたく
傷だらけの翼をいたわりなが ....
湿ったような乾いたような空気

飛ばされたいくらいまっさらな風が
少しずつ鉛色の街を包む

ベランダに出て君と話す
そうなんだね、と何か分かったふり

暖かい匂い
くらくらと目眩がするほど
弾けた ....
真昼の星座のように
記憶の中で物語を紡ぐ
思い出せるだけの登場人物が
いつも同じ台詞
終幕はいつも引かれないまま
あきらめきったような時報で
私の視線は花壇に戻る

鬱金香、まっすぐだ ....
病院に送られてきたスーツケース

しくしく泣いている

一人の荷造り

一人での入院

お見舞いに来なくていいと頼んだのに
やはり顔を見せた

傷つけず
サヨナラができるだろう ....
酸素を吸っているよ

少女が酸素を吸ってるよ

少年も酸素を吸っているよ


酸素を吸ってるよ 
酸素を吸っているよ



酸素は どこからくるのだろう
酸素は いつまで ....
オレンジに闇が曳かれ

精神のカルテ

群青に染まる

僕らかけがいのない宙


地球での

それはお話しか

死ぬまで

生きているのか


オレンジに闇が曳かれ ....
料理 塗料 におい
あとずさり あとずさり
ただ目に入るだけの曇
はじまりそうで終わる夕暮れ
水たまりも風もないまわり路


低いざわめきのあつまりが
ざわめき以外を持ち上げる ....
   一面に広く冷たい月の砂丘を
   春先の空に見つけること
   教えてあげたこと
   知ってほしくなかったこと
   手紙を一枚だけ書いて
   そして出 ....
それに名前をつけるほど俺は暇じゃない、そんなものは勝手口から外に放り出してなかったことにしてしまえよ、そんなもののことをいつまで気にしているんだ、トウヘンボクめ
気にしなくちゃいけないも ....
昔の恋人と同じ部屋にいる

もうキスの柔らかさも

胸の感触も

はっきりとはしないのに

好きだった気持ちだけ覚えてる

なかなかきついもんだ。


縁を切った仲間のブログ ....
{引用=
そうだね、謂わばそれは


やわらかな微笑みを携えて
君は忘れてと

囁いた



{引用=
世界のおわり


全部忘れたら悲しくないよと
君は笑う

 ....
柔らかにけぶる
薄紅の桜が散って
山はもう
青一色のパレット

あぜ道の黄が
私の目を焼いて
畑の菜の花は
もう直視に耐えない眩しさだ

圧倒される
やさしさのカケラもない季節
 ....
貴方を思うほど
胸が痛い
貴方を感じるほど
胸を締付けられる

くわえたボールは
エサと交換
へいのへい
愛嬌と交換

波のような山脈
苦楽を共にして
生死を共にする
自然な ....
頑張ってない
そんなぼくだって
ほら、

頑張り方がわからない
そんなきみだって
ほら、


生きてる
手だって動くし
感情だって揺れてる


頑張っていない人なんかい ....
 残酷なまでに美しいこの時を

 君よ わすれないで
車に跳ねられ
長時間の手術を終えた後 
息子が横たわるベッドの傍らで 
涙を堪えながら母は 
布団の脇にこぼれた手を 
握りしめる 

消灯時間を過ぎた夜更けにも 
闘いの後の休息に瞳 ....
揺らぐ決心
暗い森に咲く菫の花

震える手を天に伸ばし
振りおろす力は深く身をえぐる

信条 何が信条?
浸透 痛みは芯まで辛く
進行 それでも往くしかなく
真情 本当は弱い ....
午前1時の暗闇の中

部屋の窓から

教会が見える

十字架がネオンになっているんだ

あの教会の前の十字路で

「サヨナラ」と言った

子供が学校の帰りに言う

「皆さん ....
{画像=080420120408.jpg}
救いのない旋律 / 救いのないコトバ

うつむいて歩くときの / 手のおきどころにこまる

あついコトバはなくて / 青くひかる煌めき

静か ....
風音さんのおすすめリスト(910)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
@かすみ草の花束- 貴水 水 ...自由詩208-4-25
薫風- 渡辺亘自由詩208-4-25
どうしようもない- 瑠音携帯写真+ ...208-4-25
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繋がる。- 狠志自由詩208-4-25
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叫び- ぎよ自由詩408-4-24
僕が出来ること- choco3594自由詩108-4-24
一分二十五秒の奇跡- doon自由詩1*08-4-24
沈んでく- ANA自由詩308-4-24
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海燕- 北大路京 ...自由詩20*08-4-23
錆色の日- ブロッコ ...自由詩108-4-22
あしたへの、かえりみち- たりぽん ...自由詩708-4-22
@スーツケース- 貴水 水 ...自由詩108-4-22
酸素を吸っているよ- 北大路京 ...自由詩11*08-4-22
僕らかけがいのない宙- 吉岡ペペ ...自由詩908-4-22
ノート(夜とかわき)- 木立 悟自由詩208-4-22
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それにそれはあっという間に思い出したというだけのものになって ...- ホロウ・ ...自由詩8*08-4-22
不眠症- 短角牛自由詩308-4-22
散る桜、其の下で- 三上あず自由詩3*08-4-21
春の日- 亜樹自由詩208-4-21
思うほど- ペポパン ...自由詩5*08-4-21
頑張り方を知らないぼくらのために- ゆうと自由詩5*08-4-21
春、葬送- ニシオギ ...自由詩108-4-21
Maria_- 服部 剛自由詩7*08-4-21
シン- 相羽 柚 ...自由詩2*08-4-21
@教会- 貴水 水 ...自由詩508-4-20
天聴(テンチョウ)- beebee自由詩7*08-4-20

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