空が滲んでいる
夏の午後の昼下がり
遠くからだんだんと自分の方へ
その暗闇が近づいてくる
あっという間に
滲んだのは空だけではなくなった
明確だった単語や熟語の中を
その雲は浸透してくる ....
「北大路 京介くん」と 紹介し
「彼氏じゃないの いいお友達」
あの日 あの時
あのひかり
受け取ろうと 手をのばす
ひかりはおちて いのち生み
あなたの瞳に 映る星
その日 その時
その笑顔
えらぶ道にしるし無く
それでも先に ....
この場所に真新しいシーツを広げ
指を絡め
少し背伸びをする
片手だけをほどいて
ふわふわの髪の毛にゆっくり触れる
暗闇が広がる窓に
明日何色のカーテンをつけようかと思いながら
息が肌に触 ....
寄せては返す
漣のような音色
碧く
深く
悲しいほどに透明なそれは
大気を満たし
僕の心にも滲み込んで
静かな
静かな夜を連れてくる
蝕まれる日のいろをぼんやりと眺めてた
次の宇宙がうまれるまで
ぼくらはここに立たなくちゃならなかった
一度でもきみがさみしいを言っていたら
ぼくだってその腕をつかんで ....
こんなにきれいな夜には きみと一緒にいたい
夜空をこえてきみのもとへ 飛んで行けたらいいのにな
叶わぬ空に ぼくは願うよ
きみの他にはもう何もいらないから
気づいたら
自分の後ろに
千の詩がこぼれていた
足跡とともに
時には運命に悲しみ
時には人に喜び
生きてきたことを
生きていることを
感謝する
まだ前に道は続いている
そう
まだ ....
白い時間が
砂のように降り積もる
ときに蛇行し
ときに立ち止まり
誰もがその上を歩いてゆくけれど
いつしか
そこには波が打ち寄せ
僕の足跡も消えていく
いつの日か
かえらなくなったこころを抱いて
僕は今 ここにいる
あの日とは違う あの人に
僕はいつも打ちのめされて
崩壊した空想の
破片を拾って怪我をして
傷から吹き出る赤い血が ....
輝き続ける、この星々の上に。
煌めく星は、霞んで。
見えなくなっていく。
開けられた夜空
閉められた朝焼け
自由の窓ごし
時間のカーテン
人を縦に横にし
動かして
あいさつを枕元の置く
goodから始まる
時計
(日本文学館 ....
西へ向けて 私は海を渡った
揺れる気持ちを波のせいにして 逃げていた
生まれつきの どうしようもないこと
恨んだところで変わることもないし
なら 愛そうと 愛そうと思って
そ ....
夭折者への挽歌−私だったかも知れないあなたとの対話 -
http://www.geocities.jp/kanshi44/G-LIST/open.htm
若くしてお亡くなりになった方々の詩や ....
暖かい
花の色さえ
悲しくて
見上げれば
雲ひとつない
青空で
それでも
晴れない
この心
形無いもの
多すぎて
いつしか
あなたを諦め ....
誰も知らないその庭に咲く薔薇
朝一番の雨に濡れた赤い薔薇を求めて
僕はたどり着いた 足をひきずりながら
かぐわしいその香りを嗅げば幸せになると
ただひとつの愛を得られるとずっと信じていた
....
何かをしたかったけれど
何もできなかったあの時の
あの空に
苛立つ自分の気持ちを投げていた
あの白い雲にもう一度
夢を持ちたかったけれど
何も描けなかったあの時の
あの空に
悲しい ....
片恋のボタンはずして息をする
坂道を二人乗りして夏が行く
できたての朝は真夏のゼリーかな
水族館ガラスに映るあなた見てる
砂浜の足跡がまた波に消え
潮騒の残響に潜む君の声
僕を支えてくれる柱
小鳥が運んできてくれた 一本の枝
あまりにも短すぎた夏 あまりにも短すぎた夜
僕らを邪魔した虫達は今
小さいけれど美しい羽 ....
あれがねぇ
ユーミンですよ
おかあさん
唄っているね
頑張ってるね
なぜ
些細なことで殺しあったり
つついてみれば
脆弱な理論に扇動されたり
なぜ
こんなにも人は
君に言ってほしかったのは、好きとかじゃなくて良かった。
君に言ってほしかったのは、嫌いだってこと。
君の代わりは、いくらでもいるのに。
君だけを追い詰めてしまった、ゴ ....
明日の夜 君はきっと 僕に似た女の子とキスをする
月の光りに照らされて 綺麗な影が伸びるだろう
僕が嘘をついて 君が嘘をついて
ふたりがうまくいくのなら
良いんじゃないか
....
言わないで
言わないで
「またね」の「さよなら」
僕が欲しいのは
ソレ じゃない
1 + 1 = I Love You
2 - 1 = I Miss You
匂いがしたんだ。
懐かしく、
優しく、
淋しい。
あなたの匂い。
探さない。
見付けない。
惑わない。
大丈夫。
もう、しない。
雨が過ぎ去 ....
さよなら、に添える言葉を探してみたけど。
見当たらなくて。
口をつむった。
さよならも言わずに。
手も振らずに。
さよなら、また逢いましょう。
さよなら、元気で ....
はなびらの
ことば
なつのくもにゆれて
ひざしのなかにとけて
夜の公園の上 ブカブカ 猫が歩いていく
君がハジく指の 音に合わせて
お月さんの前を 猫が横切る
キレイな口笛 BGMに
君を想うと 頭の中
「君が好きだ」「君が好きだ」で いっぱい ....
あなたが急いでうちにきたら
何事もなかったように笑うつもりだった
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