ぼくの隣
静かなきみのポケットに
たぶん幼い
春が来ている

手を入れれば
指先に形のない手触り
必要な幸福は
それで足りる

春になったら
そう言い続けて
ぼくらは今
何を ....
型破りの性格も

意外ともろい

パイのようで


十円玉は丸じゃなく

横からみたら

長方形だって

国語の先生

言ってたっけ


大きな体の

おっちゃ ....
深夜のファミレス
ドリンクバーで耐える
眠気覚ましのカフェオレ
机上に散らかる
ミルクと砂糖
ノートと空論

誰かが笑ってくれればいいな

不特定多数の笑顔の為に

誰かが笑って ....
あなたに近づく前から感じてた

これ以上近づいてはいけない事を。



あなたに近づくことは わるい事

大切な人をめちゃくちゃにしてしまう事

大切な人との約束を破る事

 ....
その能天気な声
できれば二度と聞きたくない

開口一番閉口せざるを得ないほど
無残にも引き裂かれたのは
一時と言えども夢見た優しさで

ショッピングモールの喧騒で
知ることはないだろう ....
アメを転がす
回転する中身は
洗濯機を
思わせる
温かい波の
中にいる

滑らかであった
表面が液に
溶かされ
かわいげのある
チクチクが表れる

しばらく舌で
ざらつきを ....
著者より

 相手の立場に立ってものごとを考える。ということは、よりよい人間関係を形成する上で非常に大切なことである。しかし、こういうことは日ごろから意識しておかないとできないものであって、時とし ....
明けない夜は無いらしいから
幾つかのあの夜達を積み重ねたら
いつか朝を迎える事が出来るだろうか

冷たく張り詰めていた空気が少しだけ緩む
肩の筋肉は若干だが弛緩する
あぁそうだ
閉塞とか ....
ひやり 
頬にひいやり
まばたきをしたら
お日さまのこぼした泪は
空にひろがって
くりいむ色の野に
しろい花が咲いた
ぽつぽつぽつ 

鳥が落ちて
風がめくれあがり
足音がかけて ....
今彼の大きな夢が僕の小さな夢を隠してしまった。 最近夜になるといつも 
何処からか聞こえてくる 
密かなピアノの旋律に 
耳をすます 

モーツァルトの指は今夜も 
鍵盤の上を滑らかに踊る 

自分という役を演じることが 
ことの ....
深い深い記憶の奥
絡み合う蔦の
苔むした石橋

深緑に輝く水に
めくり上げた素足を浸し
木漏れ日に目を細める二人
手をとり
見上げ続ける

僕らはいつも一緒だった
それぞれが
 ....
いつからだろう

この熱と冷、混じる空のように
二人色褪せてしまったのは


このままちりちりと
闇に包まれゆく夕暮の頃


ボクはただ、そんな予感を感じずにいられなかったのだ。
そんなふうに
春が眠り 寝息が聞こえて
やすらって いたなら

霞むんだ

高雲の桜色の空に やってきた
風にほんのりと

春の靄は大きな体を
この地にあずけきって
眠っている
 ....
もう、
どこからどこまでが地図だったかなんて
関係なくなって
美しいことをいうよ
きみはきみで


ごらん、
すれ違う人々の両手には、何か
約束のようなものがぶら下がっているね
 ....
あのひとのいる
夢の味はコーヒー
苦く透きとおって
わたしの肌の内側を
密かに磨き上げる
砂糖もミルクも要らない
香りが逃げてしまう前に
その温もりをちょうだい

あのひとがいる
 ....
自分の指からではないのだ

髭も
悪くはない
唇から
私の味がかすかに

それがなによりも
好きの定義はわからないけど

目を赤くさせながら

メールのやり取りをしている

セックスがゴールなら

そうではないと教えるだろう

月はまるいというけれど

ちがう光のかた ....
放った光で

きみのすべてを

てらしたい

裸のなかみは

かなしみでも

嘘でもかまわない


まぶしい。

だいすきすぎる。

あなたは。


放った光で

きみのすべてを

てらしたい

裸の ....
色褪せたような気がした
こんな果実を読んでしまったあとに
何を書けばいいのだろうか



打ちのめされた気分になりながら
深く心が震えている
放たれた結晶に共鳴するように

あり ....
わたしの影は揺れながら
誰も知らない夜道を歩く
永遠に追いつかない 
「 一人前 」に向かって 
きみが終わるその前にぼくが終わるから
その時を見届けて
未来はいつもそこにあって
正しく時を刻むから
たまに現実が分からなくなるけど
目の前にあるそれが紛れもない現実
zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz .... 何見ても泣くのは
世界が変わったからで
自分が変わったからかもしれない
三月
空気が違うんだ
光が伸びる
涙で滲む
心が空洞で
音がしなくて
言葉にすると
どっと涙があふれて
 ....
目の前を通りすぎた車の
マフラーから昇った煙が 
ふわりと散って消えた 

道路をわたるぼくも 
人生という夢を通りすぎる 
ひとりの煙にすぎない 
02/06 03:18:10

resize 2008/03/03 now

ころり
転がる口の中で
いまに
なくなりそうな

水色の空は
今日も僕を試す
いつかと
足跡を消 ....
皿の上に不恰好な卵焼き
違うようホットケーキだようと
いもうとがきゃんきゃん吠え立てている

味は悪くないぞいもうとよ
頭を撫でてやると
子供じゃないんだからと言って
手をぽんと払われた ....
どこからか音がしている

いまから探しにゆくんだ

ぼくらがはぐれた場所を


孤独がしみてくるよ

バイク、トラック、バス

クルマなのかどうか


どこからか音がしてい ....
もう二度と

会えなくなるひとなんて

ほんとうにいるのだろうか

この有限世界から

ぼくらはなにを失うというのか


慟哭の朝の光に

普通の日々が重なってゆく

もういちど問う


もう二度と
 ....
  すこし寒い朝と
  すこし寒い夜と
  あなたはそれでいいと



  あなたは言うのでした
  かなしみはどこにもないと
  よろこびの逆はきっと
  いつか色あせてし ....
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