炭 酸 ペ ッ ト ボ ト ル の 蓋 を あ け れ ば





 名 前 の な い 星 た ち が 突 然 あ ら わ れ て





 天 ....
白く閉じた世界で
差し延べる手を待って
ただここでうずくまって
心は冷えていくの

白く閉じた世界で
零れた熱はどこへ?
いつかの虹も枯れて
消えていく空の色

 ....
ここをまっすぐ行くと自由になれる
そう言われて
僕は街灯の下に立っていた

街の光は
人々を魅了し
増えていった

僕の後ろには
小さな明かりの
小さな町

僕は本当に
これ ....
ひとつひとつは とても小さな
出会いだったり さよならだったり
やさしかったり 冷たかったり
忘れていく 揺らいでいく

確かめるすべもなく
流れていく 壊れていく
それがとてもゆるやか ....
秋、
そのつぎの
ひめくり

菱形がつらなって
つかめない
光のドロップ

ひらきっぱなしの
本の表面に
ゆらめいて


今が
かたむいてゆく
夏の名残を雨が洗うと
淡い鱗を光らせたさかなが
空を流れ
ひと雨ごとに秋を呟く


九月は
今日も透明を守って
焦燥のようだった熱や
乾いた葉脈を
ゆっくりと
冷ましながら潤ませ ....
ぼくはぼくという世界の中で
毎日を過ごしている

きっと今日すれ違ったきみは
きみという世界の中で生きている

またね
と告げてわかれた花に
再び出会うことはない

久しぶり
と ....
彼女が僕のために涙を流したとき、
僕は何も言えなかった

彼女のために泣きたいと思ったとき、
僕は涙の流し方を忘れてしまった

そして僕はいま
ただ一人で涙を流す
夏の終わり、風

やわらかく

それは

肌ざわりも色彩も


二本目の煙草に火をつける

木陰はずうっと黙っている

つくつくぼうしが縁をとる


夏の終わり、風
 ....
 注意・・・あくまでも私の主観ですから、笑い飛ばして下さい。
ズバっと言ってしまう系が苦手な方はお控え下さい。
ノークレームでよろしくお願いします。

毒舌指数★★☆☆☆☆



第一 ....
 

まったく信頼のおけなかったあなたの言葉たちが

今になって痛い程、頭の中でくりかえされる。


(離さない、すき、 特別、 一生・・)

{引用=ひとりで、食べる 朝食。}
 ....
溶け出した日々の力は
透明な糸巻きに絡め取られ
季節の風景を作る
色の音は季節ごとに変わり
風を数えながら進む
薄紙は
とても破れやすいから
私はいつでも
言いなりになる

ことばの数だけ
肌を重ねて

ほんとうの恋は
最初だけだと
いつのまに
私は気付く

あとは
薄くなぞるだけ
 ....
比べたくなるものがある
幸せの度合いとか
それぞれの人生のありようとか

ひとと比べることで見いだせるものとは

柱に刻まれた幾筋かの古傷は
生を授かった証であり
輝ける未来への歓声で ....
一雨
あなたの ぬくもり思い出し

ふた雨
あなたの 冷たさ思い出す

録音したままのあなたの声が
私の眠り薬なの

きっといつか薄れてしまう思い出だから
取り出してみては大切に ....
ビニールの傘持って
忍び寄る夜から逃げて

敷き詰められた落ち葉を蹴って
去って行く夕日を追って

彼女は暗い森の中

ビニールの傘差して
溢れそうな涙こらえて

そしてタバコに ....
これからも少しずつ 君は綺麗になっていくだろう

そして いつかを境に 年老いてくだろう

そんな君を追いかけることに 全てを捧げる
昨日は泣く暇もなく寝てしまったから、少し体が重い。
生きることの意味とはなんだと、口々が問うけれど、きっと答えを知っている人と出会うことはない。だって、きっとみんな死んでいるから。

ど ....
品川駅の階段に座り込んで聖書を読みふけっていた。

僕の靴を脱がしてくれないか。

もう歩かなくてもいいんだ。

携帯が鳴って、出てみると神様だった。

いまさら何を言いたいんだ。
 ....
泥を
振り払おうとする腕こそが
いつまでも拭えない
泥かもしれない

確かめようの無いその有様を
透明である、とは
誰も語らない

そこでまた
ひとつの泥の
可能性が
散る ....
もうじき全てが終わるから
夢はそう僕に告げる
それでその両腕に
僕のことを引き止めようとして
魂が、それを振り切って目覚める

いつも思う
現実は
始まりだけは
いつも優しい
それ ....
青の彼方に君は消えたんだ
僕は独り彷徨っている
赤の彼方に君は暮れたんだ
僕は病に平伏している

怯えて眠った
夢の中では其の顔を見せて
セージを燃やして眠るから

君の好きな匂いで ....
目の前にいる誰かを 
幸せにできぬ自分など 
無くなってしまえばいい 

わたしの消えたところに 
もっと優れた人が現れて 
そこは{ルビ日向=ひなた}になるだろう 
頭の上を とんでいく月
わたしは 乗りたい
どこまでもさらってほしい

見下ろす街の その果てに
広がる海の波音などを
この耳にやきつけながら

わたしを焦がす
酷い痛みを
声 ....
入力している最中からカタカナ英語も、日本語も
例えば「た」と打ち込んだ時点でそれで始まる文字、意味の表示が始まります。
語呂合わせやら文字あわせで便利だったり、和製英語の検索も出来て便利です。
 ....
   かそけき風の香音(かのん)を連れて
   秋宵の橋を渡る
   あふれる水の数を
   わたしはしらない


   契る言葉の薄紙
   序(ついで)を忘れた指先で鶴を折る ....
窮屈そうな
言葉たちをほどいて
その向こうの空を見る

いつかのため息もほどいて
その向こうの青空を見る




さよならさえも言えない
あの人は
何と戦っていると言うんだろう ....
蝉の羽の剥げ落ちる夕暮れなのでしょうか 今日のような日は
ぬるい空気に溺れるように わたしはただ息をするのです
心頭をとぎ澄まし
目をつぶる
全てを忘れる
時に身を任せる

いくつもの悩みと
共に歩いてゆく
苦しみを押さえ
足を踏んばる

星に願いを込め
窓辺に一人歌う
さようならさよう ....
俺は日本で働いているんだな

ひとを傷つけたりしながらな


出国まえの寂寥とは

いつもこんなものだ


迷惑かけない程度に生きよう

感性的な落ち込みはやめよう


 ....
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