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眠れない夜が
あるよね



あなたを
もとめている





ふざけていないの





眠れない夜がある
明日に
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小さい頃の僕は
捜している物はいつも
手の届くところにあって
幸せだった


それが一段背が伸びた頃から
少しづつ遠くなった で ....
「僕を愛してください」と少年は言った
それでも母は受け入れなかった
「私を愛してください」と少女が言った
それでも父は受け入れなかった

崩壊寸前の家庭で生まれた二人は
やがて精神を病んで ....
あなたに会えない日は 外に出て

あなたの好きな月を さがすのです


だから 月の見えない夜は よけいに切ないのです
  疲れたら
  もう
  眠ったらいい
  重い荷物を
  置いてくればいい
  うす明るい
  夢の中に



  行こう
  夢の中に
  沈めてしまおう
   ....
わたしの話はいつも飛びすぎだ、と
言ってくれた人がいた
そうだねとわたしは少し笑って
冷めた紅茶を飲みほした

わたしは自分の話をすることがとても苦手で
話しながら自分の肉体がもつれるのを ....
少しずつ腐っていく
少しずつ 少しずつ
「少しずつ」というありふれた一語のなかの
やわらかながらすの響き
少しずつ腐っていく
少しずつ腐っていく

かけっぱなしのオーディオ
ループ再生 ....
頼むから悪魔にだけは
魂を売らないで欲しい。
多くの人が不幸になるから
多くの命が粗末にされるから

地上の楽園をつくろうよ
誘惑を振り切り
タバコを止めよう
お酒を止めよう

快 ....
人の気持ちに過敏になって
自分の気持ちに鈍感になって
それでいいの? って誰かが言った
自分の中から聞こえてきたので無視をした
ねえなぜ

朝になりそうな夜

電気がついていたの

星が冴える

月が煌めく

ぼくの全てが回転する

なぜ

どうして

朝になりそうな夜

透明になるの

 ....
 だまって

 私を見つめて

 その綺麗な指で

 私の指をからめて


 白いうなじにキスして


 今宵  私は

 あなたに堕ちる
憂鬱な金融機関に預金してあげる
木曜の昼休みに窓口でスマイル
ATMの顔色うかがってもしゃーない
ランチ後の視線で女子行員を読む

眠いのは きっと僕だけじゃない
寝溜めた時間に利子が ....
ボロボロになったスニーカーを履いてドアノブを回した

幾度か低い気温の風が体当たりして

これから変わるであろう季節を知らせてくれた



樹木の呼吸を受けて


 ....
日が暮れた
台風は過ぎて
雲はまばらで
今日最後の青色が
西の空に透き通っていた
その時
始めて僕は
空を実感した
多分
僕の眼の濁りと
どこまでも続く青の深度が
一番星 ....
擂り潰す
心の在り処を問わないで
琥珀色した
液体の
底に沈んだ
愛を拾おう


「今」よりも
草臥れたものが
あるとして
それよりも尚
ひきつけるのは
紛れもない
低く笑 ....
きみの隣りで微笑んだ
綺麗な横顔のあの人を
こんなふうに羨むほど
今のあたしは情けない


満ちる月より欠ける月

夢に出てきた忘れもの


どうか どうか 冷たいままでいさせ ....
 
見た記憶と
見たかもしれない記憶を
理解しあおうなんて思わないほど
ふたりで見つめ続けてしまう
ひとつの景色
 
久しぶりに泣いた夜

涙のキレイな人ではないけれど
つかえて 込み上げた声に
本当の気持ちがまっすぐに流れた



剥き出しにした感情と
不意に笑いあえた記 ....
最後のキスは
最高のキスだった

それ以上は
求められないね

心はもう
すれ違ってしまってる

君の部屋に置いてた
部屋着とかと一緒に
使いかけの
ゴムを
持ち帰る寂しさ

もう二度と
君と求め合え ....
告げないと決めたら
気持ちが楽になった
この手で弄ぶには
余りにも重たい心
そっと
くるんで
見えないように沈めた
深い闇のなか

秘める 秘める
永い時をかけて
世にも 魅惑的 ....
粗雑な人生の

粗雑な吹き溜まり

サヨナラ出来ない

このサヨナラ


茫々とした

ひかりと雲が

茫々とした

前途をてらす


粗雑な人生の

粗雑な吹 ....
孤独の質はおなじでも

住んでる世界がちがうから

かけらの位置はおなじでも

おたがい鍵ではいられない


涙の音がする

声の匂いがする

秋の風が

微笑んでぐるり ....
傷つけて 傷つけられて

子供のころと同じ痛みを味わって

人を必要とすることは 人を真っ直ぐにみることだと思い込んで

たまに谷間に落ち込んで

抜け出せないなら諦めて

それで ....
こうしたらこうなる、

それは幻想だ

そんな思想に価値はない

自然に身を任せることが

むずかしいのは

この幻想にとらわれているからだ


谷間のひかり、のような幻想、 ....
詩はいつも孤独だ

本当に伝えたいことが
伝わってるのか
誰に伝えたいのかもわからず

本当は何を伝えたいのかもわからないまま

衝動にかられるままに
言葉を紡ぐ

それは独りよがり

誰にも届かなく ....
沢山の名前を捨てて、
時間を捨てて、
記憶を置き去りにして

日常を泳いでゆく


終わらない

終わらせようともしない

ただ

貝のように


色なんて無色でいい
 ....
ひかりは

ぼくの目にひかる

未来からか

過去からか

異界からか

もう秋なのかもね

夏から熱を

すこし引いただけで

ひかりは

ぼくの目にひかる

 ....
ちょっとだけ焦げたトーストに
マーマレードを丹念に塗りつけながら
行間が欠伸している新聞記事を
接続詞のように眺めていた

かなりぬるくなったコーヒーを
スプーンで執拗にもてあそびなが ....
大好きは

どこから来るんだろう

どこから来て

どのくらい滞在するんだろう

有限世界、このことわりのなかで

あとどのくらい

こんなこと考えていたら


きみに
 ....
僕はばらばらになってしまいました


この世界のどこかに、

今も漂い続けています


ありとあらゆるバッドエンドを繰り返して

それはもう、出来の悪い喜劇みたいに


いつ ....
風音さんの自由詩おすすめリスト(682)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
眠れない夜がある- 鵜飼千代 ...自由詩21*12-10-23
想像の手を伸ばして_/_ _それは繋がって行く- beebee自由詩29*12-7-4
ねがいごと- SEKAI NO RET ...自由詩1*11-6-14
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夢の中- 草野春心自由詩611-4-27
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キッチン- Raise自由詩311-2-21
Don't_touch_me!- ペポパン ...自由詩8*11-2-21
自問- イチムラ自由詩509-1-4
朝になりそうな夜- 吉岡ペペ ...自由詩208-11-14
だまって- 星月冬灯自由詩408-10-25
BANK!_BANG!_ビガロ!- 北大路京 ...自由詩18*08-9-30
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透き通る空の青- ススメ自由詩408-9-19
琥珀- さき自由詩508-9-13
嫉妬- しずく自由詩308-9-11
ひとつの景色- 小川 葉自由詩308-9-11
明日へ- caleha自由詩308-9-10
最後のキス- ヒロシ自由詩208-9-9
沈香- しずく自由詩608-9-6
このサヨナラ- 吉岡ペペ ...自由詩408-9-6
秋の風が- 吉岡ペペ ...自由詩408-9-6
思いを馳せた豚が鼻をひくつかせるのは愛を知っているから- 短角牛自由詩108-9-6
谷間のひかり- 吉岡ペペ ...自由詩408-9-3
孤独詩- ヒロシ自由詩208-9-2
あとさき、いままで- 猫のひた ...自由詩3*08-9-1
秋なのかもね- 吉岡ペペ ...自由詩208-8-31
休日- nonya自由詩14*08-8-30
それは聞こえない- 吉岡ペペ ...自由詩608-8-27
a-part- 自由詩5*08-8-25

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