人間あきらめが肝心。

間に合わないとなれば、開き直りのコーヒーが美味しい。

天気いいし、コーヒーカップ片手にアパートの周りを一周して参ろう。
窓を 開けて

雨雲が 遅れた子供の 手を引いて

流れて 行くよ

短い 指で 数えた 夢は

濡らされて 確かな物など なくなった

 外は 声枯らしの 風が 吹いている
 ....
約束の日が待ち遠し 指を折り 折々君への思いも募る

効率という言葉から程遠く 君待つ時はただ過ぎていく

募らせて逢う時のため凍てついた手足の固さ心に刻む

玄関に近づく足音聞きながら  ....
ここは辺境の地、風の吹かない場所

雲の入り込めない場所、
世の裏側
照り続ける光
動かぬ陰

時の入り込めない場所、
ようこそ
凪ぐ事の無い海
遥かの嵐

振り向いたら色の抜 ....
梅のにおいだ



がらんとした空洞のせかいに
手をひたす
わたしがさわれて
感じられるものを
おもいきり吸い込むために


あざといまなざしに 
淋しくかかげた
いたみの芽 ....
みずたまり はねたらまた みずたまり

きいろいながぐつ あかいすぽーつかー

ばしゃばしゃはねたら また みずたまり

かなしいどろみず いくつも かぞえてるあいだに また

はれた ....
キミが居る限り僕が在る限り
世界はきっと廻り続けるでしょう
桜の咲く季節を迎えて
色付く頬を風に隠しては
優しく微笑む後姿

河川敷を歩きながら眺めよう
飛び立つ水鳥は空に消え
心の隅 ....
しまった
せっかくペヤング作ったのに
お湯を捨てきれていなかった
ソースをかけたら、底にスープのように溜まってしまった
完全に湯切りできたと確信していたのに
ゴ〜〜〜〜〜ル!と思ったらオフサ ....
「きみがしぬのをまっていたんだ」

そういうときみはほほえんだ。
うん、きっとぼくはしってた。
きみがしぬこと、ぼくがしぬこと。
いつかすべてがきえること。
そうやって

君を探す


君を憎むふりをして

君を嫌うふりをして

君の影ばかり
追っている



恨んでいるから
忘れられないんだと

都合のいい
この解 ....
ただ絶望して
まっすぐ炬燵に落っこちた
寒い夜だ


時雨という
美しい名をした雨が
しとしと降っていた
人はこの名を愛すというが
温度はまるで刺すようで
指はきんきん
 ....
泣いてる僕に、みんなこう言うんだ
『キミは独りじゃないよ』


でもどうだろう
本当に苦しいとき、
誰か僕のそばに居てくれたかな?

助けを求めても誰も救いの手など差し伸べてはくれ ....
誰に教わったか忘れちゃったけど。

愛ってやつを、伝えたい。
私は 私の影を踏む

あなたは あなたの影を踏む


それから私達は近づいて
お互いの息遣いを感じたころ


あなたは 私の影の上に立っていた


でも私は気付いてしまった
 ....
いまは
忘れたい
記憶

きのう見た
きみの胸の中を吹いていた
風が

きょうは
わたしの中を通り過ぎて
行った

折れてしまった膝を
触ってみたり 摩ってみたり
も ....
春の空が眠そうなのは


太陽が少しだけ優しくなったからかもしれない




地上から沸き上がる息吹きは


空を真似て


まだ少しだけ眠そうだ
上巳の日
川で身を清め
穢れを流す
不浄を祓う

香る花
おぼろな月
のどかな心

桃の酒 ひとくち また ひとくちと 弥生に酔う

春来たりなば夏遠からじ

からすのえんど ....
年を重ねれば
味覚も変わる

『美味しい』と
感じるのは

私の中の
時間がながれた証拠
冬から春へ向けて流れる川に
舟が浮かんで
こちらへやってくる

柔らかな唇の端から
したたる幼児の涎が
他愛のない笑いで溢れ出して
野山を越え
滾々と
滾々と進み行く川よ

小舟 ....
夢のような甘い時間は
早くなる時を経て
終わりを告げた。
小糠雨が街に灰色の影を被せていたその日
道の隅でひっくり返ってもがいている亀を見た

差していた傘をそこへ置き
亀をもう一度ひっくり返し
歩けるように直した
しばらくじっとしていたそいつは ....
身辺整理は着々と進んでいるのに
心の整理はつかないまま

あなたの言葉は
やさしく
残酷だ

身辺整理が着々と進んでいる中
今頃やっと気がついた

あなたの言葉は
額の中に向けて ....
他の人を
うらやむな


世の中を
うらむな


ココロを
膿むな


希望、生め
今にも
闇に溺れ消えゆく月を


じっと見届け サヨナラを



儚き光に恋をしたボクを
貴方は何を思い照らしてますか?
見て
母さんがいるよ

君は
よろこんで
ハンカチをさがす

涙を拭くと
母さんは
消えてしまう

見て
母さんがいるよ

母さんは
いつも
涙の向こうにいる
沈黙をファイルしつづけた理性は

つぶらな意識をふとまたたかせ

早春の空にくりひろげられる

光のハープを聴いている
美味しそうな楽しみがあったので
夫と半分こして食べた
牛乳パンのようにほんのり甘く
甘いものが大好物の夫は
半分になった楽しみを
美味しそうに食べている
その頬が幸せを含んで
ぷくり、と ....
ねぇ、死んじゃったら 
なにも見れなくなるんだよね? 
なにも伝えられなくなっちゃうんだよね? 

そこには、なにもなくなっちゃうの? 
なにも残らないの? 
天国にいくの?   ....
高いビルの上に、続く階段を歩いて。

僕は何をしようと思うだろう。

120円の缶コーヒーを飲んで、気持ち良くなって。

もうあと何分かで、僕はここを降りて。

いつも通り過ごすのだろう。
春になると

知らない街の匂いがする

それと

なつかしい匂いもする

人の心にはなれない

だからたくさんの

心をつくってゆくのだ


きのうは啓蟄だった

お ....
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