この世界に産み落とされてから
ずっと見てきた光

あの光を手にしたくて
必死に手を伸ばした
でも
この手が掴んだものは空気のみ
光はもっと上にいた

日々 背伸びをして悔しんだり
年々 背が伸びるごと ....
ねえなぜ

朝になりそうな夜

電気がついていたの

星が冴える

月が煌めく

ぼくの全てが回転する

なぜ

どうして

朝になりそうな夜

透明になるの

 ....
神様なんていない
だって助けてくれないし、何も与えてくれない

聖書だって結論から逃げているだけだ
何もしてくれないのなら

ただの傍観者じゃないか!

私にとっての神様は創造主なんかじゃない
私を愛 ....
この頃、何だか気分が晴れないで。

何でかなぁって考えた。

答えには程遠い気がするけど。

最近、空を見てないなって思った。

人間の感情とか、生臭いものに溢れてて。

世界が、空が、こんなに広いっ ....
 だまって

 私を見つめて

 その綺麗な指で

 私の指をからめて


 白いうなじにキスして


 今宵  私は

 あなたに堕ちる
眩しい月。

睨み付ける。

月のシミ。

遠い現実。

綺麗な光。

消えないでいて。

もう少しだけ。

このままで。
憂鬱な金融機関に預金してあげる
木曜の昼休みに窓口でスマイル
ATMの顔色うかがってもしゃーない
ランチ後の視線で女子行員を読む

眠いのは きっと僕だけじゃない
寝溜めた時間に利子が ....
いちねんのうち

ひょっとしたら三分の一はホテルだ

芸能人でもないのに

いや、たしかに芸能人にはよくあう

でも、芸能人でもないのに


しんとした部屋

街の音が入ってきている

地球がまわる音 ....
ボロボロになったスニーカーを履いてドアノブを回した

幾度か低い気温の風が体当たりして

これから変わるであろう季節を知らせてくれた



樹木の呼吸を受けて


 ....
日が暮れた
台風は過ぎて
雲はまばらで
今日最後の青色が
西の空に透き通っていた
その時
始めて僕は
空を実感した
多分
僕の眼の濁りと
どこまでも続く青の深度が
一番星 ....
擂り潰す
心の在り処を問わないで
琥珀色した
液体の
底に沈んだ
愛を拾おう


「今」よりも
草臥れたものが
あるとして
それよりも尚
ひきつけるのは
紛れもない
低く笑 ....
きみの隣りで微笑んだ
綺麗な横顔のあの人を
こんなふうに羨むほど
今のあたしは情けない


満ちる月より欠ける月

夢に出てきた忘れもの


どうか どうか 冷たいままでいさせ ....
目をとじてそれでも残るまぶしさを手もかざさずにすい込んでみる


透明な音が響いて瞬いて少年の胸のかけらが落ちる


ほうきぼしテトラポッドのうえ踊る波のリズムでステッキを振る


 ....
 
見た記憶と
見たかもしれない記憶を
理解しあおうなんて思わないほど
ふたりで見つめ続けてしまう
ひとつの景色
 
久しぶりに泣いた夜

涙のキレイな人ではないけれど
つかえて 込み上げた声に
本当の気持ちがまっすぐに流れた



剥き出しにした感情と
不意に笑いあえた記 ....
最後のキスは
最高のキスだった

それ以上は
求められないね

心はもう
すれ違ってしまってる

君の部屋に置いてた
部屋着とかと一緒に
使いかけの
ゴムを
持ち帰る寂しさ

もう二度と
君と求め合え ....
告げないと決めたら
気持ちが楽になった
この手で弄ぶには
余りにも重たい心
そっと
くるんで
見えないように沈めた
深い闇のなか

秘める 秘める
永い時をかけて
世にも 魅惑的 ....
粗雑な人生の

粗雑な吹き溜まり

サヨナラ出来ない

このサヨナラ


茫々とした

ひかりと雲が

茫々とした

前途をてらす


粗雑な人生の

粗雑な吹 ....
孤独の質はおなじでも

住んでる世界がちがうから

かけらの位置はおなじでも

おたがい鍵ではいられない


涙の音がする

声の匂いがする

秋の風が

微笑んでぐるり ....
傷つけて 傷つけられて

子供のころと同じ痛みを味わって

人を必要とすることは 人を真っ直ぐにみることだと思い込んで

たまに谷間に落ち込んで

抜け出せないなら諦めて

それで ....
こうしたらこうなる、

それは幻想だ

そんな思想に価値はない

自然に身を任せることが

むずかしいのは

この幻想にとらわれているからだ


谷間のひかり、のような幻想、 ....
詩はいつも孤独だ

本当に伝えたいことが
伝わってるのか
誰に伝えたいのかもわからず

本当は何を伝えたいのかもわからないまま

衝動にかられるままに
言葉を紡ぐ

それは独りよがり

誰にも届かなく ....
沢山の名前を捨てて、
時間を捨てて、
記憶を置き去りにして

日常を泳いでゆく


終わらない

終わらせようともしない

ただ

貝のように


色なんて無色でいい
 ....
ひかりは

ぼくの目にひかる

未来からか

過去からか

異界からか

もう秋なのかもね

夏から熱を

すこし引いただけで

ひかりは

ぼくの目にひかる

 ....
ちょっとだけ焦げたトーストに
マーマレードを丹念に塗りつけながら
行間が欠伸している新聞記事を
接続詞のように眺めていた

かなりぬるくなったコーヒーを
スプーンで執拗にもてあそびなが ....
大好きは

どこから来るんだろう

どこから来て

どのくらい滞在するんだろう

有限世界、このことわりのなかで

あとどのくらい

こんなこと考えていたら


きみに
 ....
僕はばらばらになってしまいました


この世界のどこかに、

今も漂い続けています


ありとあらゆるバッドエンドを繰り返して

それはもう、出来の悪い喜劇みたいに


いつ ....
東京の街路樹では

幾種類ものセミが鳴いていた

夏の時が豊か、だった


品川プリンスの坂をあがる

湿ったアスファルトの匂い

木々のひんやりとした匂い

いまからきみに ....
 なつの朝に
くりかえしくりかえし
泣きながら、うまれる
声と声と声が
遠くの地球
むこうにしろいくも
横ばいに漂う

 わたしたち
くりかえし生まれて
体操して
朝の匂い
 ....
自分で思い出すより

誰かに話しながら思い出したほうが

色鮮やかに甦る

あの涙を

いま、この手で拭えるように


僕らは大人になってゆく

俺にもこんな時間があったのか ....
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