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{引用=
器用な
きみでさえ
泣いている
恋は
単純で
むずかしいのと
きみは言う
不器用な
ぼくは
そんなきみを
好きになりそうで
ああ
だめだ
と
からっぽの
....
なにもきかない
なにもきかないで
ぼくの目だけ見て
・
遮断機がおりる
ぼくの前で
引き裂かれる
地図の裏側は
ただ白いだけじゃなかった
・
....
頑張ってない
そんなぼくだって
ほら、
頑張り方がわからない
そんなきみだって
ほら、
生きてる
手だって動くし
感情だって揺れてる
頑張っていない人なんかい ....
うまくいかないことばかりだ
それでも地球は回っている
めまぐるしい日々
ぼくらはすこしだけ息を止めて
飛んだ
やさしい声がする
君の声だ
風が頬をかすめて
遠くにいく
次の曲は知ってる
あれだろ センチメンタル
今、こんな風
知らない人が行き交う街
知らない間に好きになってる
勘 ....
「きみがしぬのをまっていたんだ」
そういうときみはほほえんだ。
うん、きっとぼくはしってた。
きみがしぬこと、ぼくがしぬこと。
いつかすべてがきえること。
何見ても泣くのは
世界が変わったからで
自分が変わったからかもしれない
三月
空気が違うんだ
光が伸びる
涙で滲む
心が空洞で
音がしなくて
言葉にすると
どっと涙があふれて
....
風が吹いて
君のスカートがゆれる
音がする
さらさらと
うつむいていてもわかる
もうすぐ春だねと
君が口にすると
なんとなくそこらじゅうの空気が集まって
ふわっと放たれる気がす ....
さっきから失敗してばかりだ
ついてないな、じゃ終われない
カウントし始めている時計に
かける言葉はないだろう
英語ができない
日本語もできない
うまくなんてできない
なにもで ....
秋になって
空がうすくなった
ぼんやりとした視界に
君の姿が浮かぶ
単純な僕と淡白な君
君の言葉のひとつひとつに
どきどきするんだ
ゆっくりと向かおう
風吹く街へ
冷たい ....
いつの日か
かえらなくなったこころを抱いて
僕は今 ここにいる
あの日とは違う あの人に
僕はいつも打ちのめされて
崩壊した空想の
破片を拾って怪我をして
傷から吹き出る赤い血が ....