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それくぐるにはたまに勇気がいる

なんにか知らない勇気がいる

白い花かざり足にともせば

ぼくらはなんにか知らないが

ありがとうの門くぐられる

それくぐるにはたまに勇気がいる ....
埃くさい

骨組みだけの

濃いひかり

会いたくなった

確かめたくなった


現実にはピンとこない

でもいつも

イメージだけを

感光紙に翻訳しなおす

 ....
夜を歩く

夜を軽く

ひとりで歩く

ふたりは軽く

外灯は真っ白

雲は虹色

月は金色

あたまは薔薇


恋人の息子を

殴る

そんなじぶんを

 ....
未来なしの今だから

今を生きている私です

まいにちの

ちいさな喜び

見つけることが得意です


過去の泥ぬま怖いです

こんどの手術はお断りです


未来なしの ....
女のバラードを

聴きながら夜を走る

坂道をあがるOLの背中

くずれそうな光

思い出なんかつくらない


ひとはせつなくなりたくて

ひとはひとりでありたくて

ひ ....
思い出してごらん

街路樹だけがもだす

蝉のなかない通りのことを


ぼくはきみを見つけていない

きみともまだ別れてはいない


思い出してごらん

街路樹だけがもだす ....
いろんな人生のベストセレクション

そんなものを読みとばすみたいに

生きてゆけないのが感情なんだよね


化学工場の煙突からは

ちいさな火があがっていた

夜の宙空をちろちろ ....
行ったことはたぶんない

空のうえならあるかも知れない

かわいたゆたかな光

人間と同質な植物たちの陰


テキサス

テキサステキサス

英語にも

言霊なんてものが ....
きょうはいつもと違う降り口だった

彼といっしょに通勤したからだ

いつもと違うラッシュアワーであったのは

会話するひとがいたからではなくて

女性専用車両じゃなかったからかも知れな ....
男が肉を求めれば

女は魂を求めるもの

肉を満たせば

魂は吐き出される

観念に帰還する

エロは金で計るもの


溶けて

なくなりそうな

至福のとき

 ....
ひとり心に住むひとを

ひとり遊びに横たえて

想いのうちは哀れです


せわしく濡れて

しんと見つめる

とがるかなたに

吐息、はじける


ひとり心に住むひとを ....
火のないところに煙はたたない

まったく、その通りだ!

小三の息子がことわざに目覚めた

ともだちの影響だ

計算、プール、そして、ことわざ

やればやるだけ身につくこれらは
 ....
裸をわしづかみにする彼のことを

ひとびとは

才能と肉体の絶倫者と呼ぶかも知れない

それは間違いだ

彫刻とは

宇宙に開いた精神の運動のことだ

あえていうならば

 ....
花壇をはさんで

息子と向かいあう

これはなにかの

象徴だ、そうだろ


自生したハーブ

ちぎって嗅いで


花壇をはさんで

息子と向かいあう

これはなに ....
死骸とは気づいて

聞こえてくる声だ


見えるのではない

聞こえてくるのだ


死骸とは気づいて

聞こえてくる声だ
緑が柔らかな

春に近い

夏に通うころ

ぼくはきみの扉開く

遠い未来だけが

胸を泣かせる

時代めぐりの悲しみは

ありがとう、さようなら


輝いて戻ろうか ....
木々のうろから

ひとがでてくる

人間は海からきたのではない

山からうまれたのだ


宇宙の階段を

つまづくことはない

死への階段を

つまづくことはない

 ....
風のいたみを忘れてた

空はかおを変えている

ぼくは気持ちをなくしてた

空はついでをなくしている


ねむたくなるだけ

みやこ落ち

やさしいひとよ

空はあたらし ....
錯乱した

曇天の

ハーケンクロイツ


だれかの 閃光


白い声をめくり

棲息を

纏いながら廃墟をとじる


かなたの 問答


見えない洞窟

 ....
soft_machineさんの吉岡ペペロさんおすすめリスト(19)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ありがとうの門- 吉岡ペペ ...自由詩108-2-19
色彩の翻訳- 吉岡ペペ ...自由詩707-6-28
夜を歩く- 吉岡ペペ ...自由詩607-6-25
未来なし- 吉岡ペペ ...自由詩807-6-20
思い出をつくらない- 吉岡ペペ ...自由詩407-6-12
蝉のなかない通りには- 吉岡ペペ ...自由詩107-6-12
他人が書いた詩を読むように- 吉岡ペペ ...自由詩407-6-11
テキサステキサス- 吉岡ペペ ...自由詩807-6-9
優しいメッセージ- 吉岡ペペ ...自由詩207-6-8
エロは金で計るもの- 吉岡ペペ ...自由詩107-6-8
吐息、はじける- 吉岡ペペ ...自由詩407-6-5
煙で思い出したことがある- 吉岡ペペ ...自由詩107-6-2
ロダンという男- 吉岡ペペ ...自由詩307-5-7
花壇- 吉岡ペペ ...自由詩207-5-1
死骸- 吉岡ペペ ...自由詩307-5-1
枯れ葉舞う春- 吉岡ペペ ...自由詩407-5-1
階段- 吉岡ペペ ...自由詩307-4-27
風のいたみ- 吉岡ペペ ...自由詩507-3-12
ぼくらは宇宙大の- 吉岡ペペ ...自由詩207-3-3

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