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行き先も知らない船から
紙テープを投げて
わたしは今日、生まれよう
別れを告げるために投げるのではなく
離れるために切れるのでもない
風に大きなループを描き
旅立つために

    ....
 雪雲が切れたようだ。陽が射すと季節が春へむかっているのがわかる。公園の駐車場で休憩としよう。座席を後ろに倒して窓をすこし開ける。エンジンを止めてガラス越しの青空をピラーで切り取ると鳥のさえずりが聞こ .... ひとりぼっちに
ならないように
鳴くことをおぼえた
あの日

どこまでも届けと
生まれてくる、こえ
書き付けられた
記憶ではなく
いま、あふれだす、こえ

ことばは、忘れないため ....
ダイコンの花がさいたよ

ニンジンもがんばれ
影を踏むように
引き留めても
すり抜けて
肌に服にはりつき
ぬぐいきれない汚れのように
透明でいとおしい
たんぽぽが
そこにあった、ということ

   ロゼッタの刻印を
    ....
今日、世界が終わるとしても
教えないでいてください
怖いからではありません
やっぱりわたしは
明日の約束をしたい、あなたと

    交わされることのない言葉
    くちぐせのような夢 ....
合理的で清潔で、迷いがない

自由で無責任で、自己責任で排他的で恣意的で、有限で
科学的で哲学的で、宗教的な世界が私に指し示した絵画
時間は正確で、太陽の動きとは関係が無く、季節は曖昧

 ....
色の名前を忘れていく
最初に忘れたのは
花の色を真昼の
それにする太陽
そして、ものまねの月

雨の色を忘れていく
濡れるものとそうでないもの
雲の内側では透明の
感傷にも似た
匂 ....
水町綜助さんのたりぽん(大理 奔)さんおすすめリスト(8)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
冬の港で生まれた- たりぽん ...自由詩24*08-7-18
蝉の砂時計- たりぽん ...自由詩9*08-2-20
ひとりぼっちに、ならないように- たりぽん ...自由詩16*07-4-4
さいた、咲いた- たりぽん ...携帯写真+ ...9*07-4-1
春の泥、にじんで- たりぽん ...自由詩16*07-3-18
春は明日の約束- たりぽん ...自由詩15*07-3-13
あなたは、地図の上では咲かないと- たりぽん ...自由詩12*07-3-12
桜、わすれていく- たりぽん ...自由詩25*07-3-3

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