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きれいなひとの
くにがあった

きれいにうまれて
しんでいく

ひとのくには
うつくしかった

もっといきたい
よくぼうが

このくにを
さいせいし

さらに ....
けんかをやめなかったのは
きみのためじゃないのさ
行方不明なんて素敵じゃないか
どんな白いお城で暮らしているのさ
いま、きみは

けんかをやめなかったのは
八重歯にくるおしいおもいが
 ....
こつはすぐそこ
遠くなく
朝、もやは流れて
火だねは赤く
赤く、またすぐ
はいに埋もれる
地下ふかく

揺りかごひとつ
あかんぼねむる
からすがかあと
陽へとはばたくころ
ため ....
かなしみを
かなしみ終えたら
ひとは
笑わねばならない

かなしみが居座って
笑いかたをわすれてしまうから

こころがばらばらにちぎれて
もう一つには戻らない
体じゅうの血が流 ....
いすにすわっている
ときのわたしは

いすにすわっている
ときのわたし

ところがひとたび
いすをたてば

いすにすわっていない
ときのわたし

わたしはいすを
 ....
原発反対と言うデジタルな絶叫の3分の1は原子力で出来ています
3分の1は恐怖と愛で出来ています
残りの3分の1は何となくと言うノリで出来ています
みたいなだらしない冗談が口から溢れ出る
 ....
幾重にも重ねられた
朝霞の様に
私は青く塗られた
何かが蠢くカンバスに
薄く薄く白を塗る

決して無理をしては
いけない
分厚く塗り込めば
いずれ割れ、剥がれ落ちる
薄く薄く白を塗 ....
節電ムードの中

いっぱいに
電気の明るい部屋で
うたた寝をして
しまった

少しの罪悪感と
安らぎ。

罪悪感は
安らぎを
与えてくれる


貴方の夢を見た

逢っ ....
文字は重機のように
深く掘り下げるとしても
埋めなくていいのです
さらさらと戻ってゆくのだから

文字はナイフのように
切り裂いてゆくとしても
応戦しなくていいのです
ぴたりとふさがる ....
人称はひとりぼっちで夢見る
ケーキナイフ、反復して、二等分の春、

ささやかなものだけを集めながら、
痩せていくのを望んでいる
空腹は僕に似つかわしい 欲しがりな僕に
もう欲しがらない(で ....
みぎをむけば
まちがある

ひだりをむけば
はたけがある

そのまんなかを
あるいていく

まちでも
はたけでもない

まっすぐな
そのみちを
もっと郊外に
店あったり
もっと駐車場も
広かったり
ブランド品に
大枚はたいて
泣くより
アウトレットモールに行ったら
今以上
それ以上
安くなるから
あなたのその目から
ウ ....
祖母の見舞いに向かい
隣のベッドには一人の女性

賑やかでいいわねと
放ったその目が寂しくて
少し悲しくなる

今日もまたニュースでは
孤独な終わりが告げられて
日本の勝利に酔っ ....
どうしてもさむい感じがする、
雄弁なのは街の明かりだけだって
ひさしぶりに思い出した。
冬を選ばなかったぼくたちは
ようやく目の当たりにできた互いの身体に
みょうな、他人行儀な感覚と
懐か ....
夏が終わって僕等
錆びたバスに入れっぱなしの花火
コンビニでやろうと買ったのに
すれちがったものだってみんな
帰ってくるまでのさようならだって
コカコーラのヨーヨーみたいに、
短い煙草吹か ....
 
 
消しゴムを食べていると
母が気を利かせて
夏みかんのジャムを持ってきてくれた

消しゴムなど食べられるはずもないから
いらない、と断ると
代わりにコーヒーを入れてくれた

 ....
屋内退避地区とは
外でなるべく活動せず
屋内にいることを勧めますということ
だれも訪れずひっそりと
家の一部となり過ごすこと

それでもマンションの家賃は請求され
社員の給料も支払わなけ ....
 
 
壁に壁の絵を描きます
そのうちにどこからどこまでが
本物の壁かわからなくなります
途方に暮れていると
ゴミ収集車が最後のゴミを積んで
走り去って行きます
わたしはあれには乗れま ....
はい、どなた?
玄関のドアを開けてみる
ツルツルの警察官が立っていた
まことに申し上げにくいのですが
近所の公園のかたすみに
あなたの遺体が見つかりました
と言うので
下半身ですか上半身 ....
あなたは壊れた街に泣くけど
あたしはあなたが壊れそうで
それがこわい

あなたは壊れたものたちの中で
よみがえらせる仕事についてる
あなたのことを支えているのは

生きてしまったって気 ....
この手に いざよい
ねむれない 
ねむらない
春の風
見上げるだけで
心のわだかまりも 笑えそうで

今日は 心から笑って
素直に言えそう
きっと そっと きみに
甘い香りを
胸いっぱいに すいこんで
もの言わぬ涙 流し
ゆく 春よ

ひとひらの涙を
風へと託し
強く 強く
明日への希望を
うたえ
人生が黒歴史
みたいに思える瞬間をどうにかやり過ごす
グッドバイ
教習所に金払っちまったじゃねぇかと言う軽口で人を滅茶苦茶に切り裂ける現実
私なんか止めてしまえと言い放つその言葉の行き ....
新しい
事業年度の
始まりの月
俺の会社にも
フレッシャーズが
やって来た

超氷河期を越えて
鳴り物入りで
やって来た
ハイパーな奴等

遠い昔
新人類と言われた
俺たち ....
{引用=――淋しい鳥の夢をみた、
  あなたは一体誰ですか}

シーガル 夢をみたの
お前の心臓はとても温かかった
わたしとあわせるとちょうどぴったりして
シーガル 夢だと知りながら
お ....
窓辺に飾られた
一輪のチューリップが
ひとり言をしている

叶えられなかった夢について
叶えられた些細な願い事について

自分がここにあることの意味について
そしてその無意味さについて ....
私の脳内で指揮者は独り、無人の観客席
の闇に向かって、手にした棒を振ってい
ます。青く浮き出た血管の手がくるり、
棒を一振りすれば、観客席の暗闇に、幼
年期の幸福のしゃぼんが一つ、二振りす
 ....
やさしい言葉を聞きたくて

ずっと詩を真似てきたけど

がらんどうのこの胸から

あふれる言葉は今日も軽くて

無残にも残骸をさらしている

なあ 僕の灰

どうせむなしく ....
もう
君のいるところは
桜の花が一面に広がって
陽気な君を
さらに陽気にさせているのだろう
はかなさよりも
いまのよろこびを
空いっぱいに舞いあがらせて

まだまだ
遠い桜前線
 ....
「女の子をいじめないで

 精一杯あいして」

光がさしたら、こうつたえて

橋の向こうで待っててね

きのうとおなじ夢を見せてくれるの

まぶしすぎて

痛すぎて

届か ....
草野春心さんの自由詩おすすめリスト(1119)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
きれいな人々- 小川 葉自由詩211-4-21
河合奈保子- はだいろ自由詩311-4-20
こつへと- ふるみ自由詩411-4-20
かなしみを- はるな自由詩811-4-20
椅子- 小川 葉自由詩211-4-20
そういう日常- 虹村 凌自由詩4*11-4-19
白を塗る- プル式自由詩10*11-4-19
うたた寝- 森の猫自由詩4*11-4-19
もじ- 朧月自由詩611-4-18
四月十八日- 古月自由詩411-4-18
- 小川 葉自由詩211-4-18
アウトレットの心- 花形新次自由詩611-4-17
空のベッド- Seia自由詩211-4-17
三度目の春- アオゾラ ...自由詩411-4-16
夏が終わって僕等- はだいろ自由詩411-4-16
右利き- たもつ自由詩611-4-16
震える家- 朧月自由詩211-4-16
名前- たもつ自由詩511-4-15
植えられる- リンネ自由詩911-4-14
砂浜になった街- 朧月自由詩211-4-13
きっと_そっと_きみに- 春日野佐 ...自由詩311-4-13
散花の頃- 春日野佐 ...自由詩1*11-4-13
フリーワールド- 虹村 凌自由詩211-4-13
フレッシャーズ_カット- 和田カマ ...自由詩4*11-4-13
シーガル- 石瀬琳々自由詩9*11-4-13
チューリップ- たもつ自由詩611-4-13
音楽界の夢_- 服部 剛自由詩311-4-12
Peace_to_my_ashes- syuon自由詩3*11-4-11
桜前線ははるか- 乱太郎自由詩15*11-4-11
女の子のうた- あきひめ自由詩2*11-4-11

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