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息子もいつか
フルーツパフェに登りたい
などと
わけのわからないことを言って
この家を出ていくんだろう

わたしもかつて
プリンアラモードに登りたい
と言って家を出たけれど ....
ししゃが
ながれていく

ゆきしろの
かわをくろく
にごらせて

ゆきという
しろいかたちを
うしなって
わたしたちは
まいとしゆきに
くるしめられている

ゆきぐにでくらす
だいしょうに
それがせきにんなのだ

ゆきはきえるだろう
はるがくると
しんじてるから

 ....
へそでおちゃを
わかしていた

ごごさんじまえ
それでも
まだわらっていた

へそでわかした
おちゃはまだかと

いまわかしてるよと
うみがなった
みんな
しんでいる

たのしそうに
しんでいる

いきものを
ころしてたべて

それでもなお
しんでいる
二匹の蟹が
久しぶりに再開した
かつて親友だった
今すぐ歩み寄り
肩を叩いて抱き合いたいのに
横歩きしかできないから
蟹はどこまでも横歩きしていった
お互いの距離を保ちながら ....
うまれると
もれなくしが
やくそくされる

しはなんだろう
うまれるとは
いきるとは
なんだろう

わたしはいま
はるをまっている

りゆうもなく
まっている
 ....
ゆきみちに
しょんべんする

きいろというより
あざやかなイエローの
インジケーション

けものにきをつけなさい

そのいろは
ちかくにいるという
やまのくらしの
 ....
そのさきにあるのは
なんですか

それはどこに
ありますか

うみのむこうへ
しずんでいく

パレードが
きょうもいく
しょうふは
おかねでかわれた

そのうみを
ふかいふかいうみを

おかねでかえない
きみをうみが
とおくみている
もんだいは
かいけつするものだ

かみのうえで
しずかに

まいあさあたらしい
とうあんようし
ていしゅつしてる

とがってたはずの
えんぴつのさき

まるく ....
結婚式に出席した

貸切の二次会会場の
一般客席で
若い家族がパスタを食べていた

みな同じパスタを
食べていた

これからいかなる時も
永遠の愛を誓います

盛り ....
コンビニとよぶには
なにもない

そんなところで
きみはうまれた

レジのおんな
たちよみしてるおとこ

ほかにはだれも
いなかった
おがくずを
おいしそうにたべている

とれたてのしんまいに
ふりかけて

かつおぶしと
まちがえて

これが
げんじつなのか

まどのそらにみえる
ひこうきぐもも ....
はだざむくなると
はだざむくなってくる

はだもないのに
いたいほど
それがわかる

なぜわかるのだろう
はだもないのに

もうすぐゆきが
わたしのはだを
うめつく ....
いしきもないまま
むげんのときをすごした

いしきがないから
たいしたことではない

びょういんの
しんさつしつによばれて

せいとしを
つげられるまでは
きはひとりでは
きになれないことを
しっている

だから
もりになった

さみしいなんて
ことばもしらずに
ことしも
かきのはながさいていた

それいじょうの
けっこんしきはない

ひやかして
かぜがくちぶえ
ふいている

それいじょうの
けっこんしきはない

やがてく ....
パトカーに
うしがおわれている

なにかわるさでも
したのだろうか

いきていることが
つみであると

ついにしったのか
うしも!
いしきもなく
からだが
せいちょうしていく

はをしげらせ
みをならせ

はなをさかせる
おかあさん

みあげるわたしは
いつまでも
あなたのこどもでした

 ....
こうあるべきだと
おもっても
からだはおもうように
なってくれない

かりものの
このからだには
いでんしがやどっている

こうあるべきだと
おもっても
いでんしはな ....
あきのくうきが
からだにしみていく

こきゅうしなくても
かぜがふいている

いなわらのにおいと
ひとつになる

ひとも
ひとではないものも
ふるさとでくらしている
 ....
あるひるさがり
わたしたちは
ひとのふりをして
おしゃべりしていたはずなのに

あなたはとつぜん
てのひらをあわせて
わたしをおがむのだった

どうかじょうぶつ
してく ....
いすのないブランコが
かぜにゆれている

きっとあれは
おばけのブランコなのだ

ふざけてしゃがんで
ブランコのるふりしていると

かぜのこえが
こどものこえがきこえる ....
れいぞうこをあけると
いつかのなつの
せみのこえがきこえる

わたしは
トマトをひとつとりだし
つめたいそれにかぶりついた

れいぞうこをしめると
せみのこえはやみ
ト ....
いすは
ひとがすわらなくても
それじたい
ひとのようである

だれもすわらないいす
それじたいが
まるでひとのように
みずからにちんざしている

やかれたひとも
まだ ....
こうそくバスのりばで
わかものがははに
みおくられている

ふりょうに
からまれんなよ

ははにそういわれて
わかものはうつむき
てれてわらった

それをみてわたしは ....
きみがもし
しにたくなったら

ぼくがいっしょに
しんであげる

けれどもし
しにたくなかったら

ぼくがひとりで
しんであげる

そういって
ゆうひはうみに
 ....
ここではいろんなくにの
どうぶつがほりょになっている

せんそうはおわったのに
まだはじまってもいないのに

ここにくると
いつもせんそうをおもいだす

いつくにへかえれ ....
ひとつになろうと
ひとはいうけれど

わたしたちは
はじめからひとつなのだ

それなのにひとは
ひとりになるために
ひっしにいきているようだった

ひるもよるも
きせ ....
草野春心さんの小川 葉さんおすすめリスト(74)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
男のデザート- 小川 葉自由詩11+12-7-6
雪代- 小川 葉自由詩312-3-31
春の代償- 小川 葉自由詩112-3-14
タバコ休み- 小川 葉自由詩212-3-9
人間- 小川 葉自由詩4+12-2-24
蟹の友情- 小川 葉自由詩5+12-2-19
約束- 小川 葉自由詩412-2-10
イエロー- 小川 葉自由詩312-1-31
パレード- 小川 葉自由詩412-1-29
娼婦- 小川 葉自由詩412-1-24
答案用紙- 小川 葉自由詩712-1-21
誓い- 小川 葉自由詩311-11-17
誕生- 小川 葉自由詩311-11-14
飛行機雲- 小川 葉自由詩111-11-14
痛恨- 小川 葉自由詩111-11-12
- 小川 葉自由詩111-10-23
- 小川 葉自由詩811-10-21
結婚式- 小川 葉自由詩911-10-12
牛の罪- 小川 葉自由詩411-10-5
植物園- 小川 葉自由詩311-10-3
四季- 小川 葉自由詩411-9-27
暮らし- 小川 葉自由詩411-9-26
おかわり- 小川 葉自由詩111-9-16
おばけブランコ- 小川 葉自由詩111-9-13
かたち- 小川 葉自由詩311-9-13
椅子- 小川 葉自由詩511-9-3
- 小川 葉自由詩411-8-29
夕日- 小川 葉自由詩411-8-26
動物園- 小川 葉自由詩311-8-24
ひとつ- 小川 葉自由詩711-8-19

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