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襲い来る大音量はつつむ
つつまれてふたりはふたりでなくなった
さみしさは匂いもせず聞こえもしない
「会場」は勝手である

気付けば反対隣りのひとと同じ動作
気付けば同じものを聴くだけでは共 ....
 
 
朝めざめると
あなたは哀しい
人の形をしていた

毎朝きまって
そうなのだとしても
本当のことは
けっして言わなかった

言葉にできないことや
したくないことを
たく ....
良かれ悪かれ言いたい事を言い放つ
無責任な投げっ放しジャーマンスープレックス
再び上げるガードガードガード
何処まで来たかもわからない
どれくらい遠くまで来たかもわからない
今は僕 ....
そう言って 羽を伸ばしていなかったというように
ぼくに伝えようとしているのかな
料理教室で素敵な魅力の誰かに会ったら
きみが幸福な事故に遭ったら
僕は何事も耐えられません

キッチンって  ....
眠いから寝た
疲れたから寝た
悲しいから寝た
わかんないから寝た
水たまりみたいに寝る
昼間に寝る
ずた袋みたい
粘土

つまんないから寝た
寂しいから寝た
頭痛いから寝た
覚 ....
{引用=
心のドアを叩き続けている音がする。とん、とん、とん、とん、とん、とん、とん、とん、とん、      とん、とん、とん、音の上に長い息。いまにも消えそうに。大きな爆弾が落ちて、人間がみんな死 ....
きみは ぼくの かおをして
ぼくの きらいな ことをする
毎日 付き合う こころとことば
ぼくらはきついお酒を注ぎ合って
ぼくのつくるものときみのつくるものとが
似て重なって重苦しい

 ....
邂逅の無い思考思想
遠くのコミュニティ、恋人の身体の奥底、俺のあたしはみな各々
表面上出遭いながら圧し籠めているからして
解り合うの意味は解らない部分を認める礼儀のことであった

かしこまっ ....
粉ポカリ 薄めて飲みます午後三時
とばっちり メールは消します淀みなく

心臓聴いて 気が抜けて
足りてはないから寝転んで
ひちがつの太陽は余計なものばかり霧散させました

話は聞 ....
熱く生きる、だ?


テメェも大概だが俺も素直じゃねぇな
このままじゃ俺が勝手に冷戦始めそうだ
面倒臭ぇ(=助けてくれ)
死んじまえばいいんだ
俺かお前のどっちかが死んじまえば話は面倒臭 ....
あたらしいかばんの中に
あたらしい男の子

あたらしい男の子の手で
あたらしいわたしになる

わたしの泉はあふれ出る
窓の向こうには雨が降る

あたらしい一日の手前で
あたらし ....
からだのそとがわに
うすいまくがはっている

からだのそとがわに張ったうすいまくを含めて
わたしをわたしだとおもっているのでしょうが
わたしは
あなたがたがおもっているよりも
ほんの ....
*一時限目 数学*

美しき微分/麗しき積分/淫らな糖分=知性の所望するもの<睡蓮たちの睡魔 
無限の輪っか((エタニティー=ハニーディップ×2))
を、黒板の隅に小さく描く

カリカリカ ....
うみにいったら
なつかしいにおいがした

血と肉がまじった
たぶんこれは
おなかのなかでかいだ
におい
頭を胸のなかにいれて
ただしい頭蓋骨のかたちをおぼえる
そのあいだじゅうあなたはずっと息をひそめていた

かるいからだを持ち上げて
ただしい体温のおもみをおぼえる
そのあいだじゅうあなたは ....
あたらしいアパートに引っ越すゆめ
知らされていないのにそれをしっている(ゆめだから)
じぶんの写真集を出すゆめ
つるつるの上等の紙で

起きたら
死がちかくにあった
それは安寧として ....
鬱々と続く暗く腐った毎日を
恨み辛みを垂れながらやり過ごす
叩かれ指をさして嘲笑われても
ヘラヘラと顔を歪めて逃げてきた
下らないクダを巻かれ
横殴りの痛みが頬を突き刺す
堪え難きを堪え
 ....
白猫が 轢き潰された
昔 よく通った道だったし
車の量は多かったけど
それほど危険だとは思っていなかった

まるで 散歩するような 足取りだった

轢いた車は 派手な 高級車
派手に音 ....
夜が痙攣して朝を産む
吐息が凍って花びらにしがみつく
道路が疲弊して流れ去る
その永遠の一瞬に
愛している

完璧に混ざり合う水と油
緑の血の妊婦
指のないピアニスト
その不可能 ....
すきじゃないのに
すきなふりしてたから
かなしかったよ

すきなのに
きらいなふりするより
ずっと
せんをかく
まるをつくる

熱気のむこうで
たちすくむ かげ
すべりおちる液体

したくてした
それから
気づかずおちた

わたしのからだを
たべてくれてありがとう

 ....
ふと君と出会ったので
なにを思ったのか
結婚する気になってしまい
程なくして言葉に出してしまい

ふと言葉に出してしまったため
なにを思ったのか
結婚することが現実的に思え
程なくして ....
なんでもないことで
ペンを走らせている

愛のなかで

書ききれないものを書こうとしている

そんなにたくさんの
想いがあるわけじゃない

数えられないほど
弱く
ピンでとめて ....
日差しのなかで
生きた時間が
歩く 歩く 歩く
ひとつひとつのリズムが

あたたかい血の
海の 彼方の
遠くて近い場所で

地下鉱脈の
その少し先で

ひとつになり
大地に雨 ....
ザラザラとした夜があける
胃液、精液、血が溶けあい、朝陽のなかにまじりあう

永遠を走りぬけるためには
この路地という路地を 誰も起きてこない間に
疾風のように駆け抜ける必要がある

朝 ....
 
 
○父

窓から庭のブランコを
眺めることが多くなった
あれにはもう一生分乗った
と言って
時々体を揺らす
背中が
押されるところではなく
支えられるところとなってから久し ....
 
会議室を人が歩く
金属や樹脂などでできた
冷水機のようなものがあって
その向こうに浜松町が広がっている
どこまで行っても僕には体しかないのに
ポケットに突っ込んだはずの
手だけが見つ ....
紙に書く言葉を選び
心の住む所を明かす
季節の中 暦に書ききれない
熱と冷気がある

何度も歩いた生家前の道
しだいにその回数が追いつく
婚家前の道

道すがら挨拶をかわした人々
 ....
そうだ、中三のとき

愛について、いつも考えていた

こころの灯、なんて題名つけて

愛について、ノートまでつけていた

母が死んで整理していたら

耕太郎関係、って書いた段ボール ....
県道に戻ると
職員が猿を駆除していた


何ですか
このアンテナみたいなの


んとね
畑が荒らされてさ
人にきこえねえ音出して
猿をいやがらせてんだ


そうですか
ど ....
草野春心さんの自由詩おすすめリスト(1119)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
live- 坂井ハナ自由詩210-7-18
さよなら二十世紀- 小川 葉自由詩1710-7-14
ぐしゃぐしゃ- 虹村 凌自由詩410-7-13
幸福の食卓- 坂井ハナ自由詩210-7-13
寝た- salco自由詩9*10-7-13
それはガラスのような音がしているけれどもガラスではない- 渡邉建志自由詩6*10-7-13
生活- 坂井ハナ自由詩510-7-12
有線願望- 坂井ハナ自由詩110-7-9
デイゲーム- 坂井ハナ自由詩510-7-8
ガオンガオン23.4- 虹村 凌自由詩110-6-26
あたらしいかばん- はるな自由詩410-6-14
防具- はるな自由詩510-6-10
17歳のエニオン- 夏嶋 真 ...自由詩45+*10-5-31
ママ- はるな自由詩310-5-19
霞色- はるな自由詩210-5-13
ゆめ- はるな自由詩310-4-23
曇天- 虹村 凌自由詩4*10-4-21
路上で- ゆびのお ...自由詩3*10-4-3
吐息- はるな自由詩310-4-2
かなしい- はるな自由詩310-3-23
おしょくじ2- はるな自由詩410-3-18
情歌(ジョーカー)ー中二階の六畳間ー- ……とあ ...自由詩26*09-10-25
- 夜明けま ...自由詩209-10-18
正午- 夜明けま ...自由詩209-10-17
眠らない夜に生き残るために- 夜明けま ...自由詩409-9-26
家族- たもつ自由詩4909-7-3
- たもつ自由詩33+08-10-3
大地がみている- 砂木自由詩29*08-9-7
愛について- 吉岡ペペ ...自由詩2708-8-28
- 構造自由詩9+*08-8-11

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