すべてのおすすめ
不安って食べられるかな
自分の不安を自分で
やっつけたい

足元がすーすー寒いから
ふかふかの靴下みたいな言葉でうめる

平気なふりして
笑ってみるの
口角にーっと上げてみる

 ....
君を言葉で表すなんて
もう僕には
出来ない

すでに
君は詩そのもの
ネックレスは
詩集の栞
香水は
ブックカバー

僕は何度もページをめくる
潤いの瞳と唇
柔らかな人差し指 ....
夜中にひとり食パンをかじる
バターをつけないで
ジャムをつけないで
電気もつけない

冷蔵庫の前にしゃがんで
はみはみ
虫みたいに食べる


どこか外国から船に乗せられて
海をこ ....
僕たちは
太陽をかついだ
高く とてつもなく
高いところまで
持ち上げて
その中に入りこんでは笑った
僕たちは
それがいまなのだと信じた
ひたすらに信じながら
じぶんじしんの
中心 ....
発せられた言葉は
新しい意味など示さなかった
そして いつまでも そこに
言葉は確かに存在した


人は どこまでも歩きまわった
何もないこの荒廃した世界の中で
一日の食べ物を 求 ....
僕はおさなかったので
ミッキーマウスが
消防夫だったりした
脳膜がメンマになって
少しおかしかったりした
火星人に思いを馳せると
くしゃみが出そうだった

トタン屋根が何かを
 ....
月曜日
何もする気にならなかった
朝の授業をさぼった
明日の予習を済ませて
午後から散歩に出かけた
音楽を聴きながら
大学の中の公園で
ぼーっとしていた
木立の間を風が流れていた
土 ....
 
風が椅子に座っています
姿も見えないし
形もわからないけれど
確かに風は
椅子に座っています
そして別の風が来ると
席を譲り
静々と、時には荒々しく
立ち去っていきます
次の新 ....
 
 
たからのやまは
からだのやま

こえたからかに
のにひびく

からたちの
しろいはなが
あおいとげに
まもられて

からだのやまは
たからのやま

みがなるまで ....
少し冷たい雨が去り
やけに光った星がある

あなたはもう眠ったかしら
優しさなんかじゃないけれど
ぽおんとほおる この気持ち
できれば届いておくれよと

山吹色にみえている
私のすき ....
日々、邁進するヒトの社会
縮こまる手足を折り曲げて。
ひびわれる窓ガラスの何万枚
千千にちぎれる宇宙の意が儚げで

ただれるような煩雑さの中
かがんで感覚の確かさを嗅ぐ。
唯、意志す ....
今日は本当に疲れた
死にたくなってくる
あの子が好きだ。
死んだらどうなる
世の中 バカばっかり
きんじょのえきに
エレベーターができていた

めずらしいので
のってみても
たどりつくのはいつもの
かいさつぐち

めあたらしいものは
なにひとつない

ただ、エレベ ....
僕らはよわっちくて
久しぶりの
悲しみ攻撃に
ぼろぼろになっちまった

だけど
からっぽになった所に
いつのまにかじわじわと
ゆるいキモチが
染み出てきていて
たぶんそれが
僕ら ....
やさしいものをみたくって
あるいてかわをわたったよ

ねじをまくのをやめたから
おとはとまってむねはしずか

くうきはずっとあめのにおい
すいこむけしきがとうめいになる

かみからお ....
やべえ、いきる!

そうさけびながら
まだわかいろうじんが
かいだんを
かけぬけていきました

ひとはあれくらい
いきてると
ひとつやふたつ
おそろしいことにも
そう ....
文字に手をかけて
広げてゆこうとするけれど
かたくてとても広がらないから
あきらめそう

旅にでたくて
背伸びしていた

わたしの中に
あるはずのない世界に
わたしはいない

 ....
 
 
冷蔵庫を開ける
誰かの靴が入っている
良く冷えている
冷凍室に移し替える
靴の持ち主が困らないよう
もとあった所に
その旨のメモを残しておく
それから靴以外のすべての中身を出 ....
風が走っている、この胸の中で
指先で奏でてゆく夜の心音
私を呼んでいる遠い声が
耳もとでこだまするたまゆら
そっと指をのばす、頬に触れたなら
夜明けのはじめの光が胸へと届く


あなた ....
いろんなものをもってるわ
なのにまだ足りないの?

雨が打つ
まんべんなく

大事なものがかけてるなんて
わかってるよ

雨が打つ
まんべんなく

だったらあなたはもってるの? ....
私はもう、おんなでいたくないのです



夜中になる前に、
私がまずすることは
夜の空気に右腕を入れること
ぐるぐると掻き混ぜると私と化学反応をおこすので、そこでゲル状にな ....
いまは
なんごくのきのように
ぽつりぽつり
はまかぜにゆれている

あんなんたくさん
かたをよせあい
いきていたのに

ながされた
まつのき

ながされなかった
 ....
蛍光灯のタイムラグ


青白い光の中で


斜めになった椅子の

神経質な輪郭に



目を瞑る
 あの頃はまだ
 山ガール
 なんて言葉
 なかったかなって思うんだけど
 あのひとはなにか
 そんなニュアンスの言葉で
 自己紹介したんだ

 二つの同人誌グループの
 合同の飲み ....
野原に言葉を放したい
青空の下で
道行き人に言葉を預けたい
街灯の下ででも

わたしは「わたし」を捨て去りたい
「わたし」が
わたしを拾う時まで

わたしは
「あなたがた」の影 ....
幼げな微乳を
触られないまま
カミサンは先に
ふて寝した
隠した性欲を
処理しようとして僕は
押し入れからDVDを出した
音消しながら
背後気にしながら
Eカップ女優を求めて
君が ....
無意味の中で
意味を求めて言葉を書き連ねる男

技巧は太陽の熱にやられてくたばった
ユーモアは強い風に軽々と吹き飛ばされた
そして想いは雨に溶けながら尚も成長を続けている

ペンが走る前 ....
張り裂けそうな胸を抱えたままで
整然とした街を歩いていく
君を失ったからではなく
単に空っぽな未来を想って
痛むこの胸がつらくて
知らないうちに奥歯を噛みしめている

若者たちが集まって ....
雲は水でできている
空に浮かんでいる
風に流されている
海から来て
山に引っかかる
雨を降らせる
雷を落とす

人間も水でできている
地を歩いている
群れに流されている
子宮か ....
一日忙しく働いた後 
たった五分でも本を読めば 
のんべんだらりと過ごしつつ 
一日一冊本を読むより 
開いた頁の一行が輝くかもしれない 

毎日なんにも悩まずに 
呆けた顔をしてるより ....
草野春心さんの自由詩おすすめリスト(1110)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
肌寒いよるには- 朧月自由詩311-5-17
花言葉- 乱太郎自由詩13*11-5-17
深夜、食パン3枚- 橘あまね自由詩3211-5-17
影絵- 岡部淳太 ...自由詩1111-5-17
今や昔のこと- 番田 自由詩211-5-17
つたない断章- シホ.N自由詩311-5-16
運命が変わる気がした- ジム・プ ...自由詩3*11-5-16
童話(着席)- たもつ自由詩611-5-14
たからのやま- 小川 葉自由詩311-5-14
静かな心でみる星は- 朧月自由詩311-5-13
宇宙行きのソネット- シホ.N自由詩111-5-13
ろくでもない- 番田 自由詩111-5-13
理由- 小川 葉自由詩311-5-13
僕らはよわっちくて- 御笠川マ ...自由詩211-5-12
せきう- ミゼット自由詩5*11-5-12
風の故郷- 小川 葉自由詩111-5-12
今夜の足跡- 朧月自由詩311-5-12
メモ- たもつ自由詩411-5-12
Nocturne- 石瀬琳々自由詩7*11-5-12
私が雨になるまで- 朧月自由詩211-5-12
わたしはおんなでいたくないのです- ゆるこ自由詩711-5-12
砂防林- 小川 葉自由詩411-5-11
欠片- 自由詩10*11-5-11
ヘンタイのサイテー- 藪木二郎自由詩2*11-5-11
願い- 乱太郎自由詩18*11-5-11
乳ももめるはず- 花形新次自由詩2*11-5-10
発芽の後で_或いは前で- 自由詩4*11-5-10
暴動、そしてヒグマの影- 真山義一 ...自由詩2811-5-10
cloudy- 木屋 亞 ...自由詩2*11-5-10
夢の種_- 服部 剛自由詩511-5-9

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