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夜空を聴診する
U・F・O
テキサスの広大な田園が
宇宙のカルテ
 

 
住所不定の人工衛星
ポップアップトースターみたいな
不思議なかたち
通信する明日の ....
 
 
夕暮れの公園で牛が一頭
シーソーに座っている
反対側にトンボがとまる
牛は少し腰を浮かせる
トンボは驚いて
飛び去って行った
しばらくして
男の人がやってくる
牛は腰を浮か ....
アツクなりきれない太陽も
そろそろ落ち着いて
そんなわけだから戻っても
もういいんじゃないかな

どきどき ばんばん 暴れ出し
駈け出してきたんだろ
吐き出す息も敵にみえて
苦しかった ....
その

ながい煙突は

をんなのまるい腕のやうで

その

やはらかい踊場は

灰色の砂糖のやうだった



あたしは

去年の今ごろも

この路をひとりでとおっ ....
夜がすき
真っ暗でも
えい と空を切り裂けばきっと
星も月も
むこうのページだってきっとある
そう信じているから

眠っている間に
くるる くるる まわる地球
いやなこと
悪いこと ....
あの日あなたは
この世からこぼれてしまって

涙が止まらないのはなぜだろう
瞳があって
涙腺があって
涙がこぼれて
そのことと悲しみにどんな関係があるんだろう


あの夜
寒い ....
想う ということは
一銭にもならないという
想う ということ
ただそれだけでいいという

想う だけじゃ
想っている だけじゃ
不安だという少年は
来る日も来る日も屋上で
想う が降 ....
安っぽいラジオから
哀しげなファドが流れて
甘ったるい洋酒が手元にあれば
アイムサティスファイド

おじさんだから、
このファドに抱かれて
この時に留まる。

もしかしたら  ....
 ある朝、私(わたくし)は
 暗く濡れたアスファルトの坂道を
 一人ゆっくりとのぼっていました

 両側にはブロック塀
 その向こうには常盤木の枝密やかに揺れて
 飛び立つ朝の姿が
 澄 ....
(月曜日)
七つの海は健在だった 。
(火曜日)
なにもない
(水曜日)
ちょっとだけ考えてみる
(木曜日)
なにもない
(金曜日)
なにもない
(土曜日) ....
ヒマラヤほどの消しゴムひとつ
ミサイルほどのペンを片手に
と歌う

キーボードで打つ
明朝体より
紙の上で躍る文字

走り書きの痕跡を
つまづきながら
歩いて見る

言葉は ....
ねえ そこから月がみえる?
どんな場所でだってみえる月は
汚れてなんかいないよね
あなたうなずいているよね

ねえ そこからあたしみえる?
うん って そう うん って言ってよ
それは嘘 ....
  ロボット 動き出す
  あなたの 替わりに
  ロボットみたいに
  動き出せない
  柔らかすぎるあなたの透ける


  春や夏や秋や冬の季節が ....
私たちは
おりがみのくに
二次元を

小さくたたんで
つるになって

おなかの隙間から
ふう、って
息を吹き込めば

祈りを宿した
強い記号だ


メレンゲを
淡く
 ....
おまえらは知りたがる
必要のないところまで

おまえらは欲しがる
重要でないものまで

おまえらは見たがる
わざわざ柵を越えて

おまえらは愚かだ
自分が思うよりも

おま ....
ひとつのラブストーリーがあった
誰にも聴かれないような
そんな密やかなものだった

聴きとれない英詩が
ただ流れ続けていた

その中で

"love story" ....
神社の鳥居をくぐる
それだけで空気が違った気がする
生まれる という言葉をひらめく
きつい上り坂に沿って
水が流れている
のぞきこめば 蟹がいた
命って言葉をひらめきながら
もう指をのば ....
コーヒーがcoffeeでもなく珈琲で
カフェがcafeでもなく喫茶店で
レトロなものがハイカラだった頃

右肩上がりの時代はもう終わってしまったのか
無気力を必死に押し留めようとしながらも
 ....
ゲームはおしまい
うちにかえって眠らなきゃ
きめられた腕のなかで
いつも通りに

それがどんなに退屈でも
ゲームはゲームでなきゃならないよ
 
 
洗濯物を畳む
隣では母が洗濯機を畳んでいる
自分で洗濯物も畳めないほど
すっかり老いてしまった

母は工具等を手にしながら
ここはどうするの
と時々聞いてくる
面倒くさくて ....
女の子がさみしがるのは
しかたない
身体の真ん中に
おおきな空洞があるし

男の子が暴れん坊なのは
しかたない
身体の真ん中に
収まりきらない剣があるし

ふたりが組み合うのは ....
ちちに
なんどもきいた

あれは
みどりではないのかと

あおだといった
そうとしか
いえないようだった

しんごうが
あおにかわる
わたしにも
あおにしかみえな ....
れ、れ、れれれみふぁ、れみふぁ、
狂った夜のオルゴールが叫んでる
あちらこちらで、もろもろ台無しにした挙句
狭い部屋の中で煮られてるおれの内臓の
ひと房ひと房までに嘘がしみこんでる

おれ ....
惹きつけられる絵があって
なにに感じて
涙腺がゆるみそうなのか
言葉でいいたくてたまらないのに
海に泳ぐ砂みたい
文字がさらさらおちる

心の中の流れは
少しもとまらなくて
なぜ な ....
貧しい公園の貧しいベンチで
貧しい僕らが座っていて
コーヒーをひと缶
分け合って飲んで
だけど、愛だけはあるから
寂しくはないよ

お金が入ったら
二人で公営の団地に住もう
そこには ....
おもいが強すぎて
伝わらないね

ちょっと
はなれてみてるよ
しかたないから
いろいろあるけど
朝にはドーナツ
わたしの彼は
筋金入りのミルク入り
恋してる人は
ばかみたいに熱がある

直射日光みたいに直視できない

強になってる暖房機みたい

恋してる人は
前線でコトにあたるといいよ
無敵で不敵な
シュプレヒコールで恋人との ....
朝顔の苗を植えてから眠りたい
朝顔の種を蒔いたのは遠いむかし
空が晴れ渡る季節だったから
プランター 淡いひかり
うすむらさき「街角
ジョロ(夕立 白い指先
うすべに色の ....
麦の穂がりいりい、とゆれる
すみれ色をした空想の
行き着くあたりで
番犬みたいにとびまわってる
ぼくは忠実なひばりでありたい

かなしみをかなしむとき
いつくしみをいつくしむとき
太陽 ....
草野春心さんの自由詩おすすめリスト(1110)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
星に願いを- かいぶつ自由詩411-6-12
夕暮れシーソー- たもつ自由詩911-6-11
夕焼けをむかえに- 朧月自由詩511-6-11
すてきな建築- 甲斐マイ ...自由詩5*11-6-11
おやすみなさい- 朧月自由詩211-6-10
永遠- 真山義一 ...自由詩1611-6-10
少年と雲- 朧月自由詩411-6-10
このファドに抱かれて- 御笠川マ ...自由詩511-6-9
宣告- 夜雨自由詩411-6-9
趣歴表- アラガイ ...自由詩10*11-6-9
白紙をステージに- シホ.N自由詩4*11-6-9
月の下であいたい- 朧月自由詩211-6-8
オナったり_レズったり_トウモロコシをかじったり- ヨルノテ ...自由詩2*11-6-7
おりがみのくに- umineko自由詩22*11-6-6
おまえらは- はるな自由詩111-6-6
- 鳴海自由詩3*11-6-6
願い- 朧月自由詩211-6-6
昭和のかほり- れもん自由詩8*11-6-6
ゲームはおしまい- はるな自由詩311-6-6
ずっと、畳む- たもつ自由詩8*11-6-5
- はるな自由詩311-6-5
マリッジブルー- 小川 葉自由詩211-6-4
ストレンジナイト- 橘あまね自由詩611-6-4
絵画の中の少女- 朧月自由詩411-6-4
不滅- 真山義一 ...自由詩2511-6-4
電柱- はるな自由詩111-6-4
ミルク入り- はるな自由詩411-6-3
恋する発熱塔- 朧月自由詩411-6-2
ショーロス_No.5- アラガイ ...自由詩4*11-6-2
即興- 橘あまね自由詩1411-6-2

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