四月十八日
古月

人称はひとりぼっちで夢見る
ケーキナイフ、反復して、二等分の春、

ささやかなものだけを集めながら、
痩せていくのを望んでいる
空腹は僕に似つかわしい 欲しがりな僕に
もう欲しがらない(で、)と 呟いて泣く

で?

しあわせ、という言葉が好きだった
あたたかくて、つらくて、それで、それで、それで、それで、

終わりがきて終わり、じゃなくて、
また終わりがきて終わり、でもなくて、
終わりの終わりも終わり、なわけなくて、
終わりの気持ちがすこし分かる頃
ようやく終わりはじめた春、

青い色を嫌う、水の中にいて、息もできないくせに
僕の思いおなか、浮かぶ泡、たくさんの夢、


ねえ、昨日どうしてた?
返事のない日はどうして過ごそう


ねえ、空腹と幸福って似ているでしょ
って、うん
それが言いたかっただけ、だけどね(笑)



ケーキナイフ、反復して、四等分の春、


自由詩 四月十八日 Copyright 古月 2011-04-18 13:46:40
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