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一旦、ザルにあげておきなよ。
生活に疲れたなら、旅に出たっていいよ。
宇宙が生まれてからあっという間の
この夏
待っていた風がようやく
畳を撫でた

りーん
ちりーん

光の速さでピントを合わせる
この夏
皺だらけになった母の喉元が
麦 ....
楮で言葉の敷布を漉く
ゴマを焼いて墨を頂き
獣の命を筆にする
雨畑の水は鏡のよう
自然の魂と動物の魂
落款だけは私の血を捧げる
宇宙に置かれた墓標には
時間の誕生日と感謝の文字
 ....
前の住人が忘れてった風鈴。
干し竿で晩夏が首を吊ってるよ。
利用者がうんちを漏らした
トイレに誘導して、ズボンをおろすと
お尻にもデイパンツにもみっちりうんちが付着している

デイパンツを千切って丸めてゴミ袋へ
ズボンを脱がせて新しい着替えを履かせる ....
猫は猫背のくせに凛としている。
昨日の恋を悔いたりせずに。
おにヤンマを捕まえて
その片方の足に糸をくくりつけて
飛ばした

それは
ほんの遊び心だった
子供の頃の

無邪気だったから
その残酷さに
何も気づかなかった

そうこうしてい ....
さよなら ´

入り口も出口もなく 近さも遠さもない声の内にあなたの裸体は張りついている
通り雨のような服のなかをあなたは歩いて帰り 、わたしは通り雨のような服の袖口であなたを見失う

 ....
クルマはね
音楽を聴きたくねるよね
オートバイにはいらないな
すでに楽器だからね

抱きかかえないと動かないし
調律しないと
まともに奏でないけどね

何ができるかって?
街のリズ ....
みとれていたのは恋をしたから

朝のひかりで空の詩を書く

手紙のように話をしている

風にはきっと心があった

紙ひこうきで何度も出会う
母方の墓参りを済ませて
自転車で80分
父方の墓へ向かう
記憶に残らない事柄を脳の表面で思い
たどり着いた私の感情はほぼ透明だった
リュックの中の飲み物をふたくちみくち飲みトイレを済ませて
 ....
お姉さま。
この館に逗留してまだ一ヶ月足らずですが、
私はもうお姉さまとの暮らしを恋しく思っております。
お父さまはたいへんお優しいのに、お兄さまは恐ろしい。
いつも地下に引きこもっていらして ....
  
 海彦 山彦

 エウレカ ヤ・チャイカ

 カチョペペ カリモチョ

 カネロニ ピエロギ


 カラント コリント

 ガレリア ガリラヤ

 クヴァルク ピラル ....
手を伸ばす
飛んでいった風船が
割れる場所で

破片を集める
誰かの持ち物
検査するように

目に見えるものが
全て輝いた
落ち葉が重なる
黄金の街で

抱きしめたいな
地 ....
まるく ゆっくり 揺れる髪が 印象的で

君はいつも どこを見ていたの

一番のお気に入りの動物は ロバなのだと

お気に入りの理由は 海馬の溝へ

君は今 どこをゆったり 歩いている ....
たなばたさまも終わってはやいっかげつ
あまのがわにであったわたしとあなたの
まぼろしのおうせも忘れられる季節です
ぎんがのいりぐちには夢と絶望があって
にかこくごを話せると喜んでくれたけど
 ....
卓上カレンダーを差し替える。
背後から「八月だ〜!」って声がして、
「そうですねえ(なんか元気だな上司)」と応じる。
「アテレコしちゃった」
そう言われてようやく気づく。
「あはは、もっとテ ....
夏の妖精は低く咲く
白いサルスベリのような
日傘の下で見えるように
声を殺した涙のまま
たたずんで見て欲しい

ミツバチに運ばせる
金色の花粉は言葉の卵
ベンチ背もたれに隠れ
 ....
せいれいの かいせい と、囁いていたのはつけっぱなしのTV
それでも、精霊の快声に呼ばれたのだ 海をめざしていいんだよ
腹の底まで真っ黒い私は唇も塩分の味がする生きたままの生醤油だ
生臭い生き方 ....
黄色い蝶が止まり
羽ばたいて蜜を吸う
いや違う
あれは花
黄色いリボンの麦藁帽子で
妖精がちょこんと座ってる

宇宙が見える真夜中の空で
雨の井戸を掘る妖精
乾いた畑にはしぼんだ ....
ティッシュのような毎日を配って

水を飲み
汗を拭いて

赤い屋根の 濃紺の影が灼熱の四つ角をひんやり濡らす 一軒家の
ドアーに爪先をはさみ入れた


靴幅の隙間に
斜めに顔を近づ ....
フェリー乗ってる感じで高速をゆく

彼女に彼ができたみたいで

胸にずきって風が吹くんだ

フェリー乗ってる感じで高速をゆく


つまらない奴の方がモテる

壁に背中おしつけて涙 ....
誰か呼んでる

私を呼んでいる

葉の音

羽の音

風の踊り場のような森


光をためる小川

柔らかな太陽

優しい月のような太陽


津波のように
 ....
いつの間にか
やわらかい風の速度が
しゅんびん、
という空耳を残して
細いぼくの体をすり抜け
ドップラー効果みたいに 
ずっと後ろの方で
デリケートな生き物に進化する
それはきっと海か ....
宇宙の公園にいるみたい
あなたのまわりに
星だけが浮いている
すいこまれてしまいそう

あなたは優しくささやいた
ずいぶん待たせたね と
その言葉だけで
私はふるえがとまらない
 ....
まじょが
カレーの皿を割っている。

いつか出逢えるあなたを
この屋上で待ちながら
もう出ない声を絞り切り
歌う歌がある。

もし空を飛べたなら〜
あなたに会いに行きますよ〜
 ....
蛍の光のなかに二人はもういないし 蛍もいない
きれいな緑色の軌跡ばかりが
薄いパネルの表面を掠めて 涼しげな川岸の草葉を揺らしている

蒸気と霧が立ち込める、ネオンと接合車が溢れかえる、四六時 ....
朝飯は夕べのうちに炊きあげた
 玄関の埃も掃きだした
 窓も閉じた

出発する
雨の中を出発する
明日の晴れない空に向けて

 訳も聞かずに怒鳴り散らした
 昨日の後悔をポケットに ....
生きてるとどうしても
日々の狭い箱の中で
図太いおばちゃんに出くわして
むかかっ ときちゃう
僕の狭い心

そんなおばちゃんの
密かなチャーミングさや
ひたむきさや
ひたぶるさや
 ....
どうでもいいぢやないか

それは君のくちぐせであり
ぐうぜんにも 君からきいた
さいごのことばでもあつた

ひと月まへ 一緒に飲んで
別れ際にきいた いつものせりふだ
その前に何を ....
AB(なかほど)さんの自由詩おすすめリスト(2100)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ザル- クーヘン自由詩7*19-8-25
風鈴- 自由詩17*19-8-25
文房四宝- 丘白月自由詩119-8-24
風鈴- クーヘン自由詩3*19-8-23
障害者支援施設に勤めて- 印あかり自由詩11+*19-8-23
- クーヘン自由詩4*19-8-22
美しいものが- こたきひ ...自由詩519-8-21
さよならとひきわらい- DFW 自由詩10*19-8-19
オートバイは楽器である- イオン自由詩3*19-8-18
紙と暮らす- 水宮うみ自由詩11*19-8-14
ほおっておけばそのうち濁り出すだろう- 徘徊メガ ...自由詩319-8-12
ゴシック的断片- 佐々宝砂自由詩4*19-8-9
Limbo- 墨晶自由詩2*19-8-8
成長- ミナト ...自由詩119-8-7
友の詩- 赤椿自由詩219-8-6
おにのすわるあまのがわ- 秋葉竹自由詩1019-8-3
八月の汽水域/即興ゴルコンダ(仮)投稿- こうだた ...自由詩2*19-8-1
サルスベリの妖精- 丘白月自由詩119-8-1
八月の汽水域- るるりら自由詩3*19-8-1
きゅうりの妖精- 丘白月自由詩119-7-29
シュー__イン__ザ__ドアー- 末下りょ ...自由詩2*19-7-29
フェリー- 函館ドラ ...自由詩519-7-28
種が先か花が先か- 丘白月自由詩319-7-28
さざなみ- 鈴木歯車自由詩319-7-27
宇宙で待つように- 丘白月自由詩219-7-25
カレーの皿を割るおんな- 秋葉竹自由詩1119-7-14
- 末下りょ ...自由詩2*19-7-10
六月の家族- オイタル自由詩319-7-9
水と油- 服部 剛自由詩419-7-9
或る友へ- 石村自由詩31*19-7-8

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