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夕暮れの空にはむくどりが群れて
毎日あんなことしてて
むくどりは飽きないのだろうかと思う私も
飽きもせず夕飯をつくる
いや飽きてるんだけど
夕飯に飽きても
生きてるのに飽きても
生きてな ....
手すり
よく冷えているので
天からの雪
形のままに

地面
よく冷えているので
やがては雪
透き通った氷の柱に

どこに
人語を介する
なにが
人語を解する

中谷ダイア ....
何を書きたいのか忘れてしまった










































 ....
おれの名前はニコライ
ニコライ・アンドレーエヴィッチ
ありふれた名前だが
おれは気に入ってるんだ

車輪の付いたこの板
なかなかカッコイイだろ
走り心地もなかなかだぜ
まあ腕は疲れるが ....
でもね
ショッカーにもママがいるのよ
って教えてくれた
幼稚園のさゆり先生が
交通事故でびっこになってしまったと
ママが教えてくれた

ボーイフレンドのバイクで事故ったのだ
ランドセル ....
白い空を数年振りに見た
忘れ去っていた朝の風景
身体の中の狂った時計のネジを巻く
鏡の中の自分の顔に化粧する
少しずつ笑うことと泣くことが同化してゆく
欠けたものは戻らない
せめて偽ること ....
「夏が終るころにはこの街にはいれないの」と
ビイ玉の涙を零す少女
生まれたのは
愛でせうか
それともただの性欲でせうか
白いぶらうすのぼたんがはずれる
ひとつ、またひとつ

夏休みの教 ....
両手いっぱいに
林檎を抱えている人がいた
あんなに抱えて
きっと林檎が好きな人なのだろう
僕は右手にひとつの白球を持って
王国をつくりに帰るところだった
食卓の新聞紙をめくると
塩サバが現れた
よく冷えていて堅い
奥歯で静かに食む

ガタガタと襖が開いて
まぶしそな顔
(パパおかえり
(うん、ただいま、寒くないかい?
向かい側にぺたん ....
{引用=  空をイチョウが渡っていった
  最初は一枚
  次には乱舞

  真上を通った瞬間に
  くるくるイチョウの形が見えた

  落ちてきながら
  落ちてはこずに

   ....
38.6度の熱で
静かにベッドで横になってたら
アトムやら
太宰治やら
はちべえなんかが

おでこの辺りで
なにやら難しい話しをしてた

その顔は
どれも真剣で

声をかけよう ....
駅からの帰り
長くつづく塀のすみっこで
ダイヤルを見つけた
それは黒ずんでいて
たくさん目盛りが打ってあった
そっと触れると
ダイヤルは手にしっくりとなじんだ
銘板が空欄だったので
 ....
あやつられる
わたしの背中に糸が生えている
よく見ると
足からも
腕からも
糸が生えていて
どうにかすると口がパクパクする
声だけが違う場所にあって
伝えることができない


こ ....
ぞくぞくするものだから
風邪をひいたように思ったのだけれど
なんだ
背中に離婚届が貼り付いていたのか
ついでだから
その上から婚姻届も貼ってしまおう
少し温かくなるかもしれない

それ ....
海のそばの公園は芝生がまだ青くて、快晴、強い風
空の真ん中らへん、釣り針みたいな飛行機、光った

口をあけてみてた女の子、ぴょんと、跳びあがって

側転 側転 側転 側転 側転

芝生は ....
こころの機微をおひとつ、どうぞ

かわりに今後もよろしく、どうぞ


わたしの背後のあれこれの
言い尽くせないあれこれの

混じり気のない よろず味



恥ずかしながら
 ....
骨壷の中で、シャリ、シャリと微かに呟く声がする。

ねぇ、おまえ。

人間なんざぁ、死んじまえばこれっぱかりのカルシウムの塊よ。

どれほど、世界を股にかけた男だろうと、

恋の奈 ....
気がついたら明るくて
「しまった」と
後悔した土曜日の朝
昨夜はあんなに寂しがっていたのに
男は嘘のようにあっさりと眠っていて
寂しかったのはわたしだって同じだけど
一人で目覚めると
少 ....
タイセツなヒト
が死んでしまった
ケムリはまっすぐに
ソラにのぼっていった
タイセツなヒトを想うたび
頭のなかで
スイッチが入った
かち
音がして
タイセツなヒトで
キモチがい ....
視界の隅で
それは
ゆれている

ぶらさがって
ゆれている
ゆれながら
じっと
こっちを見ている

それは
見てはいけないもの
けっして
目をあわせてはいけないもの

見 ....
小さな球体のうえに
ひとり立っている
ほんのすこし歩くだけで
一周してしまう
表面は平坦で
どこにもなにもない
踏んだ部分
がすこしだけ窪む
歩いた軌跡が窪んで見える
窪んでいな ....
それは眠りながら

君の体を行き交う虫を捕まえて
虹色に光る魚を探したかった

なにかを追ってどこかまできたけど
帰るための電車も小銭もなかったんだ
唐突で従順な世界の中で
僕は自分の ....
夕焼けのなかに
ぽつんとビルが
建っている

ながめていたら
たたずむひとに
見えてきた

ひとが
暮らしている
のだから

ひとに
似てくるのは
当然のこと

かもし ....
わけもなく
海に行かない


青ざめた
この肌の下の水脈に海の素質があるとしても


夏において
情熱的な、情熱的な
世界中の観察眼と観察眼が合い続けているとし ....
+TATOOの悲しみ

 水商売をもれなく売女と呼ぶ
 その在庫表の端には
 くたびれたドラえもんが描かれている

 規則正しく働ける
 抜け目ない線とスイッチの裏の
 せわし ....
くらげはもう水みたくなって
やがて海になるだろう





溢れる 空想を両手にとって
きみは穴を掘っている
隣で海を耕しながら
私はそれらを見つめてあげる

 ....
病を詩うなかれ

もし病が書かせるにせよ また

病ゆえに書かざるを得ずとも

病を詩うなかれ
 


死を経ずして死を詠むなかれ

死からほど遠くであくがれ

あるいは  ....
ふと気付けば夜の闇
棒のような足を動かし
やっと山から出た

そこには町があった
町は不気味なほど静まりかえっている
町を歩き回ってる時にこんな声が聞こえてくる

「ようこ ....
左からきた電車の窓に
私たちの姿が
映る

映る

あなたと
私との距離は

そうか
こんなふうなのか

それは
なんだかとても自然な
風景のようで

まるで
あなた ....
あなたが置いていったから
やけくそに お菓子を お腹につめこんで

誰も買ってくれやしない
貰い手のない 寂しいコブタ ひとりぽっち
ねえ どして?

まぶたたれて I'm blin ....
AB(なかほど)さんの自由詩おすすめリスト(2132)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
鍋が煮え立つまでの即興- 佐々宝砂自由詩12+*06-1-25
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彼女に充てる手紙- くしゃみ自由詩4*06-1-18
負傷兵ニコライのこと- 馬場 こ ...自由詩406-1-12
ショッカーにもママが- ZUZU自由詩2706-1-7
ライフ・レッスン- スイレン ...自由詩9*06-1-5
小指の約束- 北乃ゆき自由詩1*05-12-31
白球- たもつ自由詩705-12-24
ふたりシメサバ- 佐野権太自由詩5*05-12-21
渡り銀杏- 小池房枝自由詩2105-12-9
おでこ- 仲本いす ...自由詩6*05-11-12
ゼロの方- アンテ自由詩205-11-10
カラクレナイ- 望月 ゆ ...自由詩24*05-10-30
風邪流行ってます- tonpekep自由詩28*05-10-25
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きびだんご- 千波 一 ...自由詩18*05-9-27
命とは・・・- がんさん自由詩405-9-27
駅までの道- チアーヌ自由詩605-9-27
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GHOST_SONG- 大覚アキ ...自由詩105-9-19
窪んでいる- アンテ自由詩4*05-9-12
札束と勇気- 示唆ウゲ ...自由詩505-9-10
あるく建てもの- 朝野自由詩6*05-8-25
海に、行かない- A道化自由詩1705-8-9
くらげの日々/知っている- 石田 圭 ...自由詩3105-8-8
_に隠される- 石田 圭 ...自由詩2805-8-5
病を詩うなかれ- クリ自由詩4*05-8-1
皆月町- HARD自由詩8*05-8-1
左からきた電車の窓に- umineko自由詩15*05-7-31
迷い仔豚- くるす自由詩1*05-7-31

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