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捨て石を書こう
ほらこんな形
見てごらん
ありふれてる
どこにでもある



誰かが、
僕が
君が



石を投げる




土煙
草の根
花びら
しも ....
ガラスのように光るその蛇は
青草の影を躰に映し
すべらかに移動していた
怖くはなかった
わたしを無視して
まっすぐ母屋に向かっていくので
なんとか向きを変えさせようと
木の枝で
行く手 ....
幸せになって
たいせつなお友だち

惜しみなくきれいなおいしい
飴をくちづけたい
そんなものまだ
わたしのなかに壊れきらず
のこっているならば

幸せとはなんだろうね
つらつらして ....
珈琲の渦の奥に一つ
小惑星が沈んでいます

あれは浮かんでいるのです(彼方側では)

音は滴り落ちるので
雨さえ頭上へと上がってゆきます

すべての事象があべこべなのです(此方側では) ....
昨日の大空にあった太陽の光には苦痛があった
今日の曇り空の太陽の影には物語がある
泣きながら飛ぶ鳥達が姿を消していく
街は何時も通り、目を覚まし
街は何時も通り、闇に狂うのだろう

瞬間は ....
突き動かされるように起き出して
昨日の残り物を食べている
いよいよ目がおかしくなってしまったかと思うほど
朝陽が濃い水色に輝いて
鉄臭いカーテンがそれにならってたなびいている

地獄のよう ....
宇宙に放り投げたリンゴのように
あなたに問いかけても遠ざかる
万有引力の法則が
あやとりの糸のように絡まり
浮かんでいくのは
最果タヒちゃんに
あんた、詩の才能0だね、辞めちまいな。
と ....
私は泣いた
君という海の波打ち際で

不器用さを
愛おしさから
短所に変化させたのは
慣れすぎた歳月と
甘えすぎた気もち

海辺に向かって
手を繋いだ瞬間を
覚えてい ....
ひらひらと横切ってゆく蝶々
つかまえようとして
伸ばされた小さな手
初めての夏という季節の光
街路樹の葉が落とす濃い影
見えない風の気配
蝉のなきごえ

お母さんの胸に抱かれた
その ....
つらいひとがいる
今は
わからないお母さんのごはんを噛みしめている

そういう日がこないように
噛みしめている

今日はなぜかお肉で、言い出せない
明日もなぜかきんぴらで、言い出せない ....
人々に笑われた裸の王様は
体調が悪くなって
王様をやめることにしました
そうして民主制の時代になり
人々はよい政治に変わることを期待しましたが
政治は混乱し
変化への希望は失望と不満に変わ ....
貝がらが君の右の手から放たれて、しなだれた花びら一輪を左の手から掬った。泣いてしまう前に話そう。潮の満ち引きのこと、涙の渇く早さのこと、月の光の明るさと甘さのこと、君との足あとのこと、私の .... 金色の髪を巻き上げた君のこと
小さい頃から好きだったんだよ
一緒にいた時の思い出はみんな
素敵なものばかりだったはずさ

カール 君がいなくなるなんて…
カール 君がいなくなるなんて…
 ....
飾り

選挙

電子的
木の高いところに骨がかかっていて
鳥が面白くなさそうについばんでいる
手にしたほうきでつついて落とすと
地面に落ちたそれは乾いて白い

夜中に夢から覚めて
台所で水を飲んで寝に戻る
さっ ....
朝は胸元を掻きあわせる、ひとりぼっちでうす水色の空のしたあるいている、しゃべることのできない胸のうちにぶらさがるのはサナギ、だまって羽化する日をまっている。夕暮れがきた、ほれ、いくつめだろうか、折って .... いくつもの門を通り
いくつもの問を越え
理解と誤解をなだらかに重ねては
綴り合わせる 欲望の道すがら
まるで古い雑誌の切り抜きや色紙を
ぺらぺら捲るような 陽気な悲しみ
目深に被り直して
 ....
君のうなじが
白くうつくしいので
ことばを失くし


つつじ柄の着物に
雨が落ちてくる
そっと和傘をひらく
しぐさに湿り気が帯びる


 四つ辻まで
 ご一緒しましょう ....
ところどころ染みがあったり
生活のほつれを永遠に修復の終わらない遺跡のように身体に
こびりつけたまま時に非日常の夢を見る

晴れときどき詩人みたいな気がする日には
あえて蛙の被り物を棄てて芋 ....
うすい影がゆれている

くちばしで
虫をついばむのだけど
やわらかな影であるから
獲物はするりと逃げてしまう
 {引用=命でなくなったものは
もう命には触れることができない}
それでも ....
応接間のおおきなガラス窓が雨ににじむ
雨ごしの庭って
おとうさんの画集にあった
モネのすいれんみたいできれい
ドガのおどりこはなんだかこわい

おかあさんは砂糖は骨がとけるという
おばあ ....
君の胸元で十字架が揺れる
神様の創ったという楽園はもうすぐだよ
だって子供たちの笑い声が聞こえる


カビの生えたパンを大切そうに抱いていた頃は
幸せというものが此処にはないのだと信じてい ....
愛している
眠りのふちに
ぶらぶら腰かけて
バタをべったりつけたパンに
蝶々をはさんだ夕食
さむい土地であなたは育った

そこではさくらも連翹も木瓜も
いっぺんに咲き
いっぺんに ....
ひたちは
おばあさん
だから
だめ
としだから
しわが
はえて
いて
だめ
なのと
しょくじを
きょひ
したのと
すべてが
だめ
いでんしが
のこせない
ひたち
き ....
すし

たべに
いって
いる
かた
われ

いない
あいだ
たいまい

ゆでて
やいて
たべて
あまり
おいしく
なかった
1600
えんで
かった
た ....
ちいさな公園で
ブランコをこいでいる
あれはともだち

ほうりだされたカバン
あそびすり切れたクツ

おりおりのかわいい花
うつりかわる葉のいろ
近くなる遠くなる空
すりむいて熱い ....
ある晴れた日に

平野にあなたが帰ってくる

自転車を避けながら

国道の渋滞にめまいを覚えながら

膚がかさかさになる家に

丘からそれを見つめている

思わずふたりは

 ....
語彙のとぼしい
おまえの話は実に難解だ

実に難解だが
実に、真っすぐでもある

何か、
大発見があったのだろうか
きらきら輝くその目に
応えてやりたくて
必死に推理する
 ....
Sと昨日会った
物凄い人で原宿駅の前の溢れていた その日
私は しかし なぜ 連休となると
人と会わなければならなくなるのだろうと思う


そんなことを考えていた 私は
降られていた ....
零れそうな雫に
思わず伸ばした手を引けず
しとり、と潤った手の平が
少しくすぐったい

いずれ
ひたひたと満ちる朝に
夢の始まりと終わりが
分からなくなる
君の夢の終わりが
僕の夢 ....
AB(なかほど)さんの自由詩おすすめリスト(2135)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
捨て石- 黒田康之自由詩217-8-27
優しい人- Lucy自由詩18*17-8-26
- 田中修子自由詩12*17-8-25
加速する山羊の角- 黒崎 水 ...自由詩7*17-8-23
未来- 鷲田自由詩317-8-17
バンジー・キャット・ウィズ・スモーキングカタナ- カマキリ自由詩517-8-17
ニュートン- 5or6自由詩3*17-8-16
波打ち際で泣く- かんな自由詩11*17-8-9
青信号に変わるまでの時間に- そらの珊 ...自由詩17*17-7-28
きんぴら- nemaru自由詩1*17-6-25
その後の裸の王様- 眠り羊自由詩1*17-6-19
もう君の声も聞こえないほど- かんな自由詩4*17-6-6
カール- 1486 106自由詩717-5-31
平成29年5月28日(日)- みじんこ自由詩217-5-28
水鳥の夢- 春日線香自由詩917-5-27
ばらばら- 田中修子自由詩8*17-5-27
白い頂のよう- ただのみ ...自由詩15*17-5-24
つつじヶ辻- かんな自由詩9*17-5-24
エピグラフ- 梅昆布茶自由詩12*17-5-20
水辺の魂- そらの珊 ...自由詩19*17-5-20
子どもの澄んでる、のぞいてる- 田中修子自由詩7*17-5-12
憂鬱- 卯月とわ ...自由詩217-5-7
朝食- はるな自由詩417-5-6
いつも陸の上- 6自由詩117-5-4
セールスマンの死- 6自由詩217-5-4
さよならブランコ- 田中修子自由詩13*17-5-1
ぼくを見つけたら- 吉岡ペペ ...自由詩817-4-30
難解な話- 千波 一 ...自由詩417-4-30
また原宿で- 番田 自由詩217-4-30
季節の証- 相田 九 ...自由詩517-4-30

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