すべてのおすすめ
ぼくらは、とかく秒刻みでしか生きられない
ようにできていて
あわただしく
世界は今日も明日へと足をすすめる
そこに待っているたったひとつも
ぼくらは知らない

世界はどうしてか
いつも ....
鍵を拾った

それは確かきのうの鍵

みつけたおかげでおもいだした

なくしたおかげで見つけだした

見たくないから飲み込んだのに

みつけちゃいけない 捨てたはずの鍵

あふ ....
「おやすみ」という言葉は
「さよなら」よりも痛い
貴方がたった独り わたしの手の届かない夢に堕ち
幻影達と 誰も知り得ない言葉を仕草を表情を交わすのを
わたしはとめられない

「おはよう」 ....
じかんのかんかくが
すなにまじって
とうめいのいれものから
こぼれる








きそくただしいせいかつのなかから
あるじゅうだいなことのしだいを
つつみかくさずあ ....
いつものファイブコールで
留守録に替わったとたん
がさがさとなにやら
騒がしい摩擦音

あ、おはよ、って言っても
何も答えない

切ったつもりの携帯が
つながったままなんだ
あなた ....
江戸っ子の
おきゃんといなせがくっ付いて
魚屋を創めたよ
時々遊びにいくと
人工甘味料のだけの
昔はそれしか無かったんだ
オレンジジュース
好きなだけ飲ましてくれた
 ....
五月の岡を歩いている
松林の間から
ひめ春蝉が鳴いている
ここは
天国ですか
みんなは笑っている
天国かもしれないが
あなたの天国であり
私達の天国ではありませ ....
ほしにうつらぬひとがたを
そっとかかえてかがみにひたそ

にじんでこぼれるほしがたを
なみだとまぜてゆめからぬぐを

ほしのかたちはいびつにまるく
ひとのかたちはうすれてくらい

 ....
きもちとか
こころとか
せかいとか
いのちとか
それからあいとか
まちがっても
ことばでは
いえないようなこと

ひとつの花のうつくしさを
つたえることばは
つねにたりな ....
計算機を裏返し
ドライバーでひとつひとつ
ネジをはずす
基盤が剥き出しになる
入りくんだところで
ラーメン屋は既に営業している
のれんをくぐる
いらっしゃい、とだけ言って
寡黙 ....
短歌はとにかく
詩というものは、
俗っぽくてはいけません。

繊細で青味がかかった伝統の自然色の赤
明るい日光を浴びた色は全て

と表現された

白と赤
青は後ろに隠 ....
僕は彼女を困らせているんじゃないだろうかと、
しかられたあとの子供のようにどぎまぎし、
ココロを収縮させ、ひとつひとつの言葉に、
身を切るような寒気が走るのだ。

森についてもっと詳しく話す ....
ぴんと張った背中を
つむじ風が
らせん状に、なでて
どうしてか
しのび足でわたってゆく
ので
今いる場所がほんとうは
うすい
一枚の氷の上なのだと
冬が深まるごとに、気づく


 ....
心臓は崖へとつながっている
推定二百メートル
くらいでしょうか
そこから下を覗きこむのも可ですが
寧ろ僕は
ヤッホー
の魅力にとりつかれいつまでも
ヤッホー
ヤッホー
と繰り ....
すべての葉を散らした体内で
葉たちはもう
おしゃべりをしているころだ
アカシアは雨の森 東京は夢の戦場

やさしさを偽れば女になれる

キスの上手さでかわす夜 アルコールなしじゃ歩けません

現代とかっこよくいっても 懐かしさだけが恋しい大人の勝手

 ....
海と空の境界線は

いつだって本当と嘘に似ている


マリファナ中毒者のような顔つきで

微笑みかける老人に

アホのような笑顔で答える私がいる

この島の時間が止まって ....
あなたが後ろを向くと
私の胸から
レモンスカッシュが吹き出した

瞬く間に水の幕をつくり
私の前を一面覆う

そっと指で触れてみる
波紋は広がる

ほんの少し振り返った
あなたの ....
娘は将来アイス屋になりたいと言う
好物のアイスを好きなだけ食べられるから
ではなくて
沢山の人を幸せにしたいからだそうだ

いっしょにお風呂に入ると必ずその話題になって
バニラ ....
あがりきらずに滑り落ちていく秒針
時間はゆがんでこすれて消えて行く
登りきるのはあんなに手間なのに
下る時にはどうしてか時間を待てない?
スキップ!駆け下りて足が絡まってあごから転ぶ

道 ....
君の子宮をコンドームに包まれた僕のペニスが出入りする
君の喘ぎ声と 僕の汗と 君の唇と 僕の中指と 君の乳房と 僕の肋骨と
全てを重ねて絡み合わせて ぐちょぐちょに どろどろに ねちねちと ずくず ....
14歳の冬
生理が1ヶ月近く
止まらなかったことがあった
わたしは学校で倒れ
保健室に運ばれた
どうしたのと先生に
やさしく聞かれても
上手く話せない
自分でもわからない
母親に病院 ....
道端の一本の木に
子どもが何百人も隠れていた
東の方から来たのだという



水がほしいというので
水をあげていたら明け方になった
狭い場所と
大きな音が嫌いだというので ....
一晩中

ブルーシールについて語り合う

植物性は許せないらしい



今朝

庭の畑に霜が降りた
とても淋しい人と会って
とても淋しい話をした
とても淋しい店でした食事は
そこそこに美味しかった
それからとても淋しい歌を歌って
とても淋しいさよならをした
目の高さで手を振ると
そ ....
どうしても空を飛びたいらしいので
象が踏んでも割れない筆箱をあげると
「二郎さーん!」と言って地面に投げつけた

私は冷や汗をかきながら
「確かに弟ができたら二郎と名付けるつもりでした」
 ....
ネオンの中にまぎれてばかりやと
体に悪いって信じててん

今日なんか変なルートたどってるねん
あのままじゃ、きっと
なじみのないBARで
40代の男の近くに
しらじらしく座りそうやったわ ....
僕のなかで名もない何かが暴れている
鎮めるための唄をうたっておくれよきみ


タイムカプセルの話なんか持ち出したりして
そんなんじゃいつまで経っても
掘り起こすことなんてできやしないさ ....
虹を見つけるコツは
こまめに空を見上げること
雨のたび
忘れず雨上がりに期待すること


四つ葉のクローバーを見つけるコツは
誰かのために探すこと
本当は自分で見つけないと意味がないん ....
何度も何度も恋をした
した
確かにした
はずなのに
みんなどっかいっちゃって
どこにいったかわからない
どうもすみません
ところで元気ですか
AB(なかほど)さんの自由詩おすすめリスト(2136)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
おにごっこの、- 望月 ゆ ...自由詩7*05-4-10
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オレンジジュース- あおば自由詩3*05-3-26
ひめ春蝉- あおば自由詩9*05-3-26
つなぐ- かぜきり自由詩15*05-3-18
はじめ- 石川自由詩405-3-16
後悔- たもつ自由詩1005-3-16
水島号- あおば自由詩1*05-2-22
星と花火は森の中- GGP自由詩205-2-11
はるまち- 望月 ゆ ...自由詩6*05-2-5
転落- たもつ自由詩1005-1-19
若葉の言葉- たもつ自由詩1005-1-14
未成年- あいこ自由詩104-12-18
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レモンスカッシュ- 木葉 揺自由詩7*04-12-14
十階の家族- たもつ自由詩100+04-12-11
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子宮の大きさ- チアーヌ自由詩5104-11-15
ノート(入学式)- 木立 悟自由詩704-11-11
脂喰坊主_と- あとら自由詩4*04-11-9
淋しい人- たもつ自由詩4004-10-26
飛行訓練- 木葉 揺自由詩24*04-10-23
おやさいかって_まっすぐかえるわ- 木葉 揺自由詩20*04-10-23
邂逅- 本木はじ ...自由詩404-10-20
トントンミー/私をノックして____- 小池房枝自由詩22*04-10-14
なぞ- チアーヌ自由詩804-10-14

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