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顔  しかないあなたを覚えては
   いませんとうの昔に身体が
あることが当たり前になっていた
からあなたの膝によじ登り二の腕
にぶら下がれるほどの小さな私は
よく脱臼して整骨院に連れて行か ....
  上     が り
    潜
  ム                幸福
       度   償
          い     たい
  い       たい
い       ....
遠くにある町を眺めている

海の向こう

タバコはもう吸っていない

クジラが見えた気がした

工場からでる黒煙

憧れの場所は蜃気楼

町は僕を忘れた

スーツで泳げたら ....
こわいね
津波もこわいけど
ひとが

こわいね
一定量の空気を
うばいあうような
日々が

去年
母が逝った
でもまだ
郵便がくるんだ
転送されて

デパートの
スプリ ....
あかいあまいつぶつぶを
丸のまま吞み下したみたい
骨と皮だけの人たちが
剥き出す前歯と目玉
何かを食べているらしいのに
ぜんぜん美味しそうじゃない

地獄絵図の真ん中では
「こわくない ....
頭を空に向けて六十二度くらい傾けたまま
動けなくなってしまった

顎を前方に突き出したまま
後頭部が後ろに傾いたように
六十二度が保たれている

右足をもう少し前に出すと
バランスが良 ....
大きな箱だった
膝を抱えてすっぽり隠れられるほど
そんな立方体を展開図にして
悲しみの正体や理由
いちいち解説してくれるけど

「まったくなぐさめにならない」 そう言うと

 《なぐさ ....
ゆめの在りようを忙しなく描いては
愛おしく汚れて色付く指指
あたしたちは性懲りもなくなんども見つめあっては
数秒ずつの恋を終える

この世の輪切りを飾って悦に入るなよ
どんな隙間にも羽 ....
熊を躍らせると
一つだけ恣意的な物が
茂って来る
柱時計は赤が出て居て
ネジを巻かなければならない
踊り出した熊は
フライデーに仕留められた
恣意的な物は
奥歯だったのかもしれない
 ....
はる地球の回転が速まるせいか
わたしは立ちくらみして
光は速さをなくしたみたいになる
だからかはる 風が軽くなりすぎて
わたしの姿は光をうまく受けれなくなり
わたしの影はどこかへい ....
まもなく二番目の月が終わろうとしているこの星
の如月または衣更着のもう一枚羽織りたいくらい
の夜の気温の東アジアの日本の東京の定温は何度
ですか十八度くらいかなってそれはどこかの月の
平均です ....
渡り鳥が旅立つ
渡り鳥の目の中で
僕は故郷を目指す
故郷などもうないのに

日が暮れる
眼下の家々に明かりが灯る
かつて僕の家だったあたりも
他人のように冷たく光っている
 ....
昨日まで
思い出せていたことが
今日になって
本棚から消えていて
そのわりに
十六巻
二冊持ってるし
売りに出そうか迷ってそのまま
どちらを読んだってかまわないのだけど
片方だけ ....
ポケットにおちてしまった
エイトボールがあったよね
ぼくたちはとても楽しくて
もう一度はじめようとした

 イースター島
(いいスタート)
たまご
🗾のおなかから太平洋ず~っとすすむと ....
水になってひそむ
死んだ者たちの{ルビ通=とお}ったこのほそい水系に
官能の色彩はすでにない
光りの粒子のように時は流れ
序章のように生誕の時は流れ
星が囲んだ戦場につめたい炎の舌がみえ ....
これは文章です。あなたは読み手です。わたしは書き手です。
わたしがあなたの文章を読むときは、わたしが読み手で、あなたは書き手になりますが、文章は文章のままです。
どんな文章を書いているときも、 ....
ちりぢりになる私達の細胞たちは
約束を破ったことを後悔しながら
元の、自分たちの家族の待つ家に帰るのだ

家を守る犬神の
祀られた神棚の
榊に込められた思いは
安住の切なる希望

私 ....
ばかすか寝ていた

名古屋で起きた

新神戸でなくてよかった


感情を論理的に描いて

たまに象徴的なことばを詩的にはさむことで

世界的に評価されている作家の新作を読んでいた ....
ぽわるとももる
てをつないで
じこくのもんを
くぐった
みじんこの背中の
羽根のすきまで
もんばんは
昼寝してて
きづかなかった

ぽわるとももるは
それにもきづかず
走った
 ....
あなたのお城
まるでおとぎ話

とうちゃんはどぶ板通りのかんばんや
かあちゃんはモモエちゃんも結ったパーマやさん
赤と青と白のぐるぐる
さび付いて止まっている

懐かしさに沁みて泣き腫 ....
『奇妙な世界』


奇妙な世界を
祝日の朝に聴きながら
ここしばらくおざなりにしてきた生活を
梅干し入りのおにぎりにして食べた
陶芸教室でつくった奇妙な湯呑みでお茶をすすり
な ....
すぐ近くにあるのに、この手じゃ掴めない

あんな傍にあるのに、この高さじゃ届かない

見えるのに掴めない あるのに届かない

むず痒い思いをするのなら

この手が届かなくなる その先を ....
夜、池に石を投げた人がいて
石に私の名前が書いてあったと噂した

池に波紋が広がって
石を投げたのは私だと
池は被害者面して 波風立てた

 (名前が書いてあるそうじゃないか  ....
さんわとよんわのまえにはにワ
ニわとりがおりました。とみせ
かけてワニがはんぶんになって
はひそんでいるのをけんめいな
あなたはごぞんじですね。はる
のこんなあたたかいひにはゆき
がとけて ....
おそく
お酒飲んで酔っ払う
乗り、過ごし
ここはどこだ
駅、空っぽ

歩くか

何飲んだっけ
ウォッカを…
ちっちゃいグラスにレモンとお砂糖乗っけて
ていっとあおったな

知 ....
          {引用=

 (君、あの鞄は君に似合うが荷物になるかもしれない。
 (なぜなら、荷物とわかるには一度持ってみなけりゃわからない。
 (鞄がお荷物とわかったならばただのクズだ ....
虫に喰われた枯葉
一枚

ギザギザの
迷路
刻まれてる

右か左か
どちらが美味いか
どちらが軟らかいか
思案して迷走した結果でしょうか?

スズメかカラスか
外敵から
身 ....
赤が追いかけてくる
私、足早に逃げる
不思議とかなしむ
ふとみやると
赤は、傷だらけで
私は、後悔で青に染まる
馴染みの店
昔よく通った
ご機嫌なわたしがいる
酔いもほどよくまわり饒舌な
周囲の客も常連で顔なじみのよう
隣には友人が
顔はよく見えない――とにかく古い友人が
わたしは羽振りが良く
 ....
今はもう
友達がほしいとは思わない
ひとりがいい
だれかにあわせたり
あわされたりしたくない

なにを想っているのだろう
考えるのは無駄だと知ったから

同じ理由でペットも飼わない
 ....
AB(なかほど)さんの自由詩おすすめリスト(2132)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
いないいないばあ/即興ゴルコンダ(仮)投稿- こうだた ...自由詩3*17-3-17
夜のうわずみ\朝のしたづみ/即興ゴルコンダ(仮)投稿- こうだた ...自由詩3*17-3-14
岸辺- それにも ...自由詩417-3-14
スプリング・ハズ・カム- umineko自由詩13*17-3-11
Strawberries- こうだた ...自由詩7*17-3-8
逃すまじ- 坂本瞳子自由詩2*17-3-8
悲しみの展開図- ただのみ ...自由詩18*17-3-1
ゆめゆめ- はるな自由詩817-3-1
熊と柱時計と奥歯- 間村長自由詩15*17-3-1
はるに- DFW 自由詩17*17-2-28
八番目の地球/即興ゴルコンダ(仮)投稿- こうだた ...自由詩4*17-2-28
渡り鳥- 小川 葉自由詩5*17-2-28
空欄を埋めよ- Seia自由詩317-2-28
八番目の地球- さわ田マ ...自由詩12*17-2-28
くにの記憶- 白島真自由詩27*17-2-26
文章- 水宮うみ自由詩3*17-2-26
たとえそれが逆行しているとしても- within自由詩217-2-26
神戸でなくて- 吉岡ペペ ...自由詩417-2-26
ぽわるとももる- 次代作吾自由詩317-2-26
赤と青と白のぐるぐる- 田中修子自由詩5*17-2-25
二月に聴きながら- DFW 自由詩6*17-2-25
ここから空とします- 黙考する ...自由詩417-2-24
夜の石- 為平 澪自由詩317-2-23
さんわのあひるよんわのあひる/即興ゴルコンダ(仮)投稿- こうだた ...自由詩3*17-2-23
ぱた- ふるる自由詩9*17-2-23
くずのつる- 為平 澪自由詩9*17-2-20
ギザギザの- まいこプ ...自由詩617-2-19
- 水菜自由詩417-2-19
- ただのみ ...自由詩5*17-2-18
ひとりとふたり- 朧月自由詩317-2-15

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