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ちのつながらないおとうとがいた

ちのつながらないおとうとは
赤い軽自動車にのってやってきた

ちのつながらないおとうとぼくは
かなりのなかよしだった

ちのつながらないおとうとは
 ....
うちのとけいは
3ぷんすすんでいる

わたしは
なおしたほうが
いいとおもう

ほんとの
じかんが
わからないから
 





貴方が唐突に「もう一度生まれ変わりたい」などと言うものだから私は着たばかりの下着を脱いで足を広げて貴方を呼んだ 「この中からやり直そう?」私が笑顔も見せず微笑むと貴方は一度頷 ....
からだが どうん、まばたきしたときの
あのせかいが まっぷたつ から、ゆうぐれて
頭から 地球の中心に ぐん、と押されると
わたし、いつも きまって あやまってしまう
ごめんなさい、ごめんなさ ....
ペン一本で食べていくなんて
まるで夢のような話だけど
これが二本になると
きわめて現実的な話になる
とはいうものの
アメリカ人の私にはちょっとつらい
デスネ
あまりに懇願されるので
試しに小指を与えてみた
男は急いで口に運び
コクリと飲み込むと
生あたたかい求愛がわたしに届く
唾液に光った男の喉をうっとりと通りぬける
わたしの小指

満たさ ....
わたしの好きなお月様は

すれ違い

先に明日にいってしまったので

わたしは一人で  

ただひとつ星を眺めています

この夜がやさしくて

手を離すのが 

いやで仕方 ....
商店街を抜けると土手の向こうから
途切れ途切れに提供のアナウンスが流れて聞こえ
江戸前のを再現した
真っ白い枝垂れ花火が降りました
わずかに遅れ耳に届く乾いた打ち上げの音が
昨日まで必死だっ ....
母を見る
今日も
少し
年取ったようだ

年は
人から
何を取っていくんだろう

魂、みたいなもの?

何かが今日も
母から
少しずつ抜けてゆく
学校ひけたら
駆けていく
あの駄菓子屋は
今も そのまま?
鬼ごっこした
松ばやしは
いつの間にか
駐車場

それでも 
ここは あの頃の匂いがする

初めてキスした
公園の ....
4歳のこどもを
正面から抱っこすると
つい4年ほど前には
お腹の中にいたことなど
信じられないほど大きい

わたしたちひとつだったはずなのに
分裂したね
さびしいけどもう元には戻れない ....
手のひらをすぼめて

夢を拾い集める

たんぽぽの綿毛をすくうように

そっと

そっと



そんなふうに

ことばを拾い集めて

ふうっと吹いたら

どこまで ....
ぶちあたる。
とにかくぶちあたる。
光ってはいるけれど
安っぽい弾丸。

蛍光灯の傘にぶつかる。
窓にぶつかる。
壁にぶつかる。
いちいち音を立てる。

緑金色の背中は
あれでな ....
午後7時 少しずつ夜はやって来るけれど
紫外線も もう無いし
絶好のお散歩タイムだわ と
犬を連れて 公園に出かけましたら
突然お腹が キュキュンと鳴って
薄闇に青くなる顔 犬 脅え
引き ....
読みかけの詩集を逆さまにすると
文字の列たちは
不ぞろいのビルディングになりました
そして
下のほうにあった余白は
広い空に
しばらくその様子に見とれていましたが
何かが足りない気が ....
夕立でもぎ取れた蝉が
丁度今乾き切りました
私はアスファルトに足を揃えました
腹をかえし対の肢を合わせたその亡骸は
無音の言祝ぎでした


夕立のあと再び燃えていた日は、結局 ....
魚が手紙のようなものをくわえたまま
道の真ん中で力尽きているのを
少年は見つけました
水を泳ぐ魚にとって
ポストはあまりに遠かったのでしょう
少年は手紙のようなものを
代わりに投函しました ....
ワイシャツに袖を通し
カーテンを開ける
陽射しがこれみよがしに降り注ぐ


 俺は塾講師だ


自転車に乗り煙草を吹かし口笛を吹け
汗が滲む
郊外型スーパーの前 ....
ある時ダヴィンチが
金魚鉢を眺めていると
金魚がウインクしたので
「魔が差したんだろう」
と思った


またある時ダヴィンチが
散歩をしていると
電信柱がおじぎをしたので
「人 ....
『夕焼けのポエットさん』主題歌





  【A】

  西日浴びて
  ワタシ 来たわ
  コトダマの国のお姫様
  オレンジに染まる
  ワタシ ポエット

  右手 ....
空の色がじんじんしていた
夕暮れ烏の渡りなど誰も彼も無視してた
こんなことってない
彷徨う影は蝙蝠ではなく烏だった

本当は真っ白なはずだった
染みなどただの一点もなかったはずだった
嘘 ....
おはよう始業前のガソリンスタンドでカラスが歴史をつついている
彼は出発するつもりだ灰色と緑色の朝に スミレ色のまだ微睡んでいる空に
自分がどうすべきかをあまりにも性急に決めてしまったから
喉のあ ....
二人で地面に小石を並べる
ひとつ、またひとつ
やがて円の形となり
収束していく始まりと終わり
夏の日
暑いね、という言葉だけが僕らだった
何故だろう
あんなにも
世界がありふれ ....
ケンカして
頭にきて
飛び出しては来たものの
あんまり夜が静かで拍子抜け

細くて白い三日月が見える
今この三日月をどれくらいの人がみてるんだろう
あの暗闇の天辺をアタシと同じ気持ち ....
降りしきる雨の中
傘もささずに俺たちは歩いた
死ぬほど歩き続けた
けれどそれで
俺たちが死ぬことはなかった
俺たち いい奴だった
俺たち 輝いていた
俺たちは生の肉だった
俺た ....
どうにもやるせない自転車です。雨水の玉つぶてなサドルの革を「そうでもなく茶色だ」と言って、拭き取ればままよ、と走りました。光、スロウ、アウェイ。そして溶解するするりとした残像を肴に、ウィスキーに言い訳 .... ずーっと鳴いてる

引っ越しの後、ずーっと鳴いてる

集合ポストの下、ずーっと鳴いてる

探してる
彼女と喧嘩して
いい加減にしろ
と怒鳴るつもりが

いい加減にすれ
と言ってしまった

こらえたがやっぱだめで
吹き出してしまった僕の
少し後に吹き出した君

ふたりで涙を流して ....
ママが呪文を
唱えると

家庭は崩壊
する
風呂に入る前は 裸になる
これからきれいになる
通ってきて 
よこ
子供ん頃から隣が冷蔵庫で
ここで服を脱ぐけれど
父親にも
裸を見せられないほど
洋服を脱いできた

風呂のお湯な ....
AB(なかほど)さんの自由詩おすすめリスト(2132)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
「ちのつながらないおとうと」- パール子 ...自由詩1104-8-21
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童話(手紙)- たもつ自由詩24*04-7-27
肌色の月と塾講師- セキラボ ...自由詩404-7-27
ダヴィンチの怪- たかぼ自由詩1904-7-21
夕焼けのポエットさん- まいきー自由詩7*04-7-20
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夜とチョコレート- 大西 チ ...自由詩6*04-7-1
「こときり」- たもつ自由詩25*04-6-25
光、スロウ、アウェイ- nm6自由詩5204-6-10
にゃー- ips自由詩304-6-8
すれ- ミサイル ...自由詩61+04-5-18
- チアーヌ自由詩2404-5-10
要冷凍- 山内緋呂 ...自由詩6*04-5-9

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