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寂しさの星座へ向かう一月半ば

諦めを一つ手持ちて鬼は外

もう良いと言ってほしいの冬銀河

冬の雨寂しいという合言葉

父がいないわたしは起きる寒き朝

かけがえのない思い出に浸 ....
新しい{ルビ朝=あした}は秋に降り立ちて

思わずとも秋澄む庭に小鳥たち

とがりとがり音立ててなお秋の宵

誓いとはいかなる意味ぞ身に染むる

秋深くつるべ落としの夕暮れに

齟 ....
夏空に恨みのような目を向けて、サラダを食す。ひとりの時間。

急な驟雨に雨傘もなく、濡れて走らせる自転車の上。

饒舌な父に合わせて受け答えを。こんな時間はいつまで続く?

食べられる、食 ....
朝の歌を、小鳥の声にまぎれて。わたしはコーヒーを飲む。ねむれない。

カルフォルニア・ミソサザイが鳴いている。わたしの全て否定しているのだ。

カラスがゴミ集積所を漁っている。猫も。敵同士なの ....
「では、一つの情報があります。騎士様。わたしが、
 どこからこの情報を得てきたのか、ということはお問いになりませんことを。
 イリアス・ナディは、このカラスガラの北方にある、
 バルケスの塔とい ....
夏川ゆうさんのおぼろんさんおすすめリスト(5)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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