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バス停をさかさまに読む
君のくちびるに冬がくる
片方の手袋を
置き忘れた日曜日
ぼくはこの交差点で
ちいさな水たまりを跳ねた


さよ、な ら


たりない空白は
君 ....
潮飴は砂糖と海水1:2 沖波駅の名産品です


灯台の指令届かぬ海底に誰かが飛ばした風船のくず


「鼻血ってなんだろうねえ」「なんだろね」しゃべるクラゲの触手は赤い


「 ....
オレンジの綴り忘れて青空のふりをしている北ロータリー


君はこないからブルーだらけの部屋にして海に還っていった泣きむし


レッドアイとまと嫌いの君に似ているからレパートリーにいれよ ....
口笛で呼んでください思い出を真昼の空に漂っている

だれひとり走りつづけることやめぬ屋上からみた校庭スロット


きのうより遠くでそよぐ口笛がきこえるならば、きこえるならば
着ぐるみの中にはいます縮まったぼくの明日と遠ざかる日々


さくらさく通学路から第一話歩みはじめていたはずですが


水たまりにピンクの傘でラクガキを。あそびゴコロが大事なんです


 ....
雪のない窓辺に指で描いてた心の傘揺れ揺れて泣く


水色の雨桃色の春橙の朝銀色の海辺の記憶
コガラシがまた波たてる
小さい僕
夜空の水槽木の葉泳いだ
グランドの端で滲んだ石灰にあの日の雲の面影を見る

新学期水が抜かれたプールにもやがて積もるか木の葉と思い出

鐘が鳴る吸い込まれていく先はどこ一人で帰る放課後の道



 ....
朝起きて君に一番におはようを言えた小さな夏の思い出 岸壁に打つ高波のごとくにて叫ぶ祈りの歌はひび割れ


午前零時途絶えた電波の端求め彷徨うこころ結べない糸




十八夜愛の定義も永遠の定義も知らねど今を生きたい


 ....
泣き顔を作るには
たくさんの
ほんとうにたくさんの筋肉を使わなくてはならないけれど
笑顔を作るのは
もっとカンタンなんだって

こんなこと、昨日習った
たまには先生もいい ....
眠れない
 夜をふみこえ
  たどりつく 
   朝という空
    風がそよいだ
風が
雨を弾く

六月が
雨を弾く

雨が
雨を弾いて
少し
激しくなる

君が
雨を弾きながら
向かいの後者に駆け込んだとき
一本だけ切れた弦が
音階を ....
ああ、ぼくらの恋、なんてのは
もう風車だ
風車
五月の風に、さ
混ざり合ってもいつか
止まって
色は、分かれて
ファーストペンギンは
勇気があるから真っ先に
海に飛び込むんじゃないよ
後ろから迫ってくる
他のペンギンたちに押し出されて
ぽちゃん
こんな感じ

そう教えて
プールに飛び込んだ君を ....
ルナクさんのアイバ シュウさんおすすめリスト(15)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
林檎- アイバ  ...自由詩508-12-10
【短歌祭参加作品】_海のおはなし- アイバ  ...短歌608-12-2
からあず_2- アイバ  ...短歌208-11-20
口笛がきこえる- アイバ  ...短歌408-10-21
「短歌祭参加作品」__卒業あるばむ- アイバ  ...短歌408-3-19
からあず- アイバ  ...短歌308-3-10
水槽- アイバ  ...短歌507-11-24
新学期- アイバ  ...短歌407-8-31
小さな日記- アイバ  ...短歌307-8-18
激浪- アイバ  ...短歌307-8-1
昨日習ったこと- アイバ  ...自由詩507-7-14
朝(あした)- アイバ  ...短歌507-6-23
雨を弾く- アイバ  ...自由詩607-6-14
かざぐるま- アイバ  ...自由詩10*07-5-19
ファーストペンギン- アイバ  ...自由詩18*06-7-27

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