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遠足の朝、
運動会の朝、
朝の匂い、
光の鈍さと透明さ、
失望、失望の朝、
こんな朝、過去はどこにあるのだろう?、
宇宙はどこにあるのだろう?、

感情で遊ぶ、
遠い昔の感情で、
 ....
季節の猫に触れてはいけない、
音楽は常に涙でいっぱい、
頭をもたげて、
性格とは離れて、

乾いた風景、
どこを見渡しても、喉が渇いていて、
光を浴びて、虹色で
マングローブみたいで、 ....
何も、かもが、生きてる? 生きてる?、目撃してると泣きたくなって、仕方なく笑う私がいるだけ。言葉たちが並んでいく。言葉にならないことの総体として、世界は私の命で精一杯なのですよ。あなたはあなたの感情で .... 君は、暗くて寒い
宇宙の果ての黄色い床に
突っ伏しながらアルコールの
血を、流してる

揮発する花に火を灯して
頭の奥の笑みを喰い殺しつつ

君は、病院の検死結果へ
自分自身の解剖室 ....
おぼえてて、計画的な世界へ。

許されないのはメロディが愛されないこと、それらが
懐疑的に分解され、記号となって、
溶けていく
先は
あなたの、空。

何だか工芸品のように、
    ....
なぜつらいときも君は黙っていなきゃいけないの
なぜ忘れたい思い出ばかりがたまっていくの
なぜ僕らの遊園地には雨が降るの
なぜため息ばかりが簡単に人を殺すの

なぜ人間は平等だなんて言えるの
 ....
ぬるい海域を、影の重みで推進していた。助けて、という声がするから振り向けた私の首には、目が付いていなくて、ただ白いもやもやした、息のような威圧感に 圧倒されて、怯えていた。 二十四時間は、眠るのに十分 .... 絵だって歳を取る。
私は十万人の老人に囲まれて暮らしている。
印象的な微笑みは、
鏡の中に。

寂しさを、睡眠薬で噛んで飲み下す。
リンドウの花が、
蜂の巣の中で咲いている。

人は ....
透き通る日々
未知と無知、それが僕の生きがい
壊れた潜水艦のような
ガラスの声がする


蓮の花
それは知らない言葉に似ている

そして僕は言葉に縋る
音にも縋る

内省的に ....
現実はゆるぎなく ゆるぎなく ゆるぎなく
存在している

僕はただその中にいる
皆が連関している
僕の思考も、聞こえる音楽も

ただ愛すること 目の前の現実を
今しかなく愛すること そ ....
詩を書いてあげる
いっぱい詩を書いてあげる
あなたの存在を信じさせてあげる
私の病気の重さに比例して
あなたが私の詩集を破るとき、一ページずつの快感は
加算されていくに、違いないもの

 ....
彼が生きていた場所を僕は覚えている。
彼は長椅子に寄り掛かって、ギターを弾いていた。
青白い目の光の中で、
名前の知らない星が揺れていた。

浅く、緩い昼寝の中で僕は自殺したいと思った。
 ....
孤独を、記憶を睡眠薬で噛み潰す。
私の身体が音楽、点になるのを待つ。
LEDが向こう側で密柑色に暮れていく。
画面の奥で電子が踊っている。
RGBの奥へ、私の顔が流れていく。
私は、私が私に ....
ハチミツが、曇るような夕方。
ねえ、三度の図書館通いも、擦り足で
ガラスの縁が溶けていくような、
文字盤の上の日常だった。

タンポポが、闇に乾いて咲いていた。
世界の総量は、
黒い、人 ....
私が生きていることと、私が死んでいること、の間に、違いがあるとするなら、誰に、 何にとって、どんな違いがあると言うのだろう?
――私が生きているとき、あなた達は死んでいて、私を殺そうとする、
 ....
消えない痛みもあなたのことも
クジラのように
忘れました

昼間
麦の入ったコーヒーを飲んでいると
不意に涙が出てきました

自転車に乗って
風のない谷から
一人の影がやってきまし ....
時には、電飾の光が柔らかい感触となって、
僕の視神経のうらがわの白いふくらみを感覚もなく突き抜け、そして瞬間、
目覚めたままの「僕」の大切な悪夢のような暗がりには
永遠の雪が降ります 僕は真っ白 ....
おめでとう、おめでとう。皮膚のざわめきと無感覚から、少し超えて、未来の白い陽に照らされているあなたの心の中。ただ、今! 今のためにあなたは今を保留にするなんてナンセンスを永久に実行、しているあなたはき .... ページを綴じるように目を瞑って、
空を眼窩に閉じ込める、瞼の裏にお店を開けるように
そこで大好きな、銀色の音楽を流せるように

ディスプレイで、ちかちか光っているけれど、それは違う
私じゃな ....
なんか 犬小屋を壊されてた わたし
犬小屋なんか持っていなかったんだけど
なんか 壊されてた それで
ふと上を見ると彼らは
次は月を壊しにかかっていたんだけれど
わたし 月を所持した覚えはな ....
秋が来た。秋の空気。世界
宇宙、秋、秋の空気は透明
そして帯電してて
細胞を、涙で満たす。

     いつ起こるか、それは分からない
     私が壊れる前には、「いつ」は来ない
   ....
やあ、おはよう
おはよう
また、行くね

僕は
ルール違反を
しなくちゃならない

仮説を
立てた

僕は弱くて

弱い
人間だと
いいと思った

仮説を

腕に ....
にんげんを、二度とクリックで変換出来ないので、
一度きりの人間を、二度えいえんに愛することなど出来ないと、(呼吸の変速した枯れた樹脂、光る、皮下で)
DNAの、眼に見えない透明さは、アリの嗅覚で史 ....
冷戦時に於いて、地球は火星よりも、太陽に近かった。今でもそう信じているひとはいるし、そしてまた子供の教科書を書架いっぱいに集めたあなたは、八歳の誕生日に、茶色の小瓶を買ってもらって、中で蝶を飼うことに ....
会いたい気持ちを代弁してくれるのは、
ビデオテープ、
寒暖の差、
秋に吹く冷たい隙間風、
虫の声、
ずっと大切にしてきたいくつかのもの、

私は私であって、
私の身体じゃない、
 ....
人里離れた木の家で
タイプライターで小説を書いていたい

静かに、小さく、ひとりで



忘れられたピンボール・マシン
白黒写真にだけ残ってる
白骨化した遺体みたいに

静か、 ....
赤、青、緑、、、青、青、青……

僕は君に届きたいだけ。でも僕は君に永遠に届かない。
君はメールを通ってやって来る、その行間から、
雨は降り続け、楽しい時も、悲しい時も、
僕は酸性雨の中にい ....

望遠鏡の冷たさ、濡れた道
工場の光は銀河のよう
心臓は空虚を通して鳴る
自意識が膨らむと
みんな影になるんだね
その影が、好き
影の中に歌があり、
宇宙があるのだから


 ....

肉眼? それは眼鏡のレンズの向こう側にある。
どこまで得られるか、どこまで飛べるか、
そんな競争を出来たら。何ひとつ確かじゃない部屋の中で、
床や壁になって、人型の私もまた、この世で生きて ....
6時30分の雨が降る
死者としての百億の昨日とひとつの今日、
全ては過ぎ去る。

そんなことはありえない、と人は言う。
どうして?、と僕は言う。
だってありえないんだから、と人は言う。
 ....
田中教平さんの由比良 倖さんおすすめリスト(41)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
光の朝- 由比良 ...自由詩223-10-9
うつつ- 由比良 ...自由詩3*23-10-8
非常ドアの日々- 由比良 ...自由詩123-9-22
テロメア- 由比良 ...自由詩3*23-9-21
即興II- 由比良 ...自由詩3*23-9-19
なぜ- 由比良 ...自由詩3*23-9-19
縮図- 由比良 ...自由詩4*23-9-17
安定剤の中で- 由比良 ...自由詩223-9-17
メモの詩- 由比良 ...自由詩4*23-9-17
ノートから- 由比良 ...自由詩523-9-16
詩を- 由比良 ...自由詩223-9-16
季節の海- 由比良 ...自由詩2+*23-9-15
逃避- 由比良 ...自由詩5*23-9-15
ガラスの中- 由比良 ...自由詩3*23-9-12
永遠として- 由比良 ...自由詩2*23-9-12
- 由比良 ...自由詩3*23-9-11
白く、味のしない死んだ軟体のような夢を抱えたまま、僕は出かけ ...- 由比良 ...自由詩2*23-9-11
フロムメモリー- 由比良 ...自由詩123-9-11
アドレス- 由比良 ...自由詩3*23-9-9
(多分)- 由比良 ...自由詩3*23-9-9
- 由比良 ...自由詩4*23-9-9
きのうのよる、きょうのあさ- 由比良 ...自由詩4*23-9-8
奏でる(2)- 由比良 ...自由詩123-9-8
奏でる- 由比良 ...自由詩123-9-8
届かない光- 由比良 ...自由詩4*23-9-7
- 由比良 ...自由詩7+*23-9-5
花火- 由比良 ...自由詩323-9-5
故郷と、それから- 由比良 ...自由詩4*23-9-1
デジタル- 由比良 ...自由詩2*23-9-1
- 由比良 ...自由詩1*23-5-26

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