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春めいて虫蠢いて騒めいて


その石が確かに誰かに何か言う


夏めいて風ざわめいて俺酩酊


目映さに瞬きは羽ばたきながら 沈黙の朝に静かに蟹沈む


句読点たちを河原で集めてる


得体の知れない液体への期待


世迷い言　予言名言謎めいて


寂しさを大事にしまう雨の指 服を着た福が来たんだ福袋


間奏が無味乾燥だという感想


サーチしてさっき察知した幸が咲き


踊り振る舞って雨が降るの待った


晴れやかな人工的な穏やかさ


あ　.... やっほーが無数に飛び交う｛ルビ宇宙＝ユニバース｝


朝アサリあっさり食ってさっぱりと


焦らさずに！調べたことを！知らせるぜ！


ネイティブな発音でネガティブに言う


　.... 誰何する声のさなかのスイカ割り


数式といっしょになったお葬式


お惣菜コーナーにある物心


思い出す泥の匂いと冷たい火 私があなたに話しているのを、そこから見ているあなたがいて、
私が私自身に話しているのを、どこかで見ている言葉がいた。

あなたに向けたつもりの言葉も、結局は自分自身に向けられていたのかもしれない　.... その灯りが灯ることの全てがわたしの全てで、公園に腰かけたり、元気そうな集団を避けて歩いたり、目と耳と鼻と口と手と生き物と複数の壁、この部屋での暮らしが綺麗な明るさになれない。

マンションの知らな　.... 川柳を富士山頂で書いている


川柳をジャングルジムで書いている


川柳を校長室で書いている


川柳を頭の中で書いている


川柳をお昼休みに書いている 青色の携帯電話で撮った空


風のように心がまだ動いてる


雲のあいだを歩いてる人と犬


立ち止まっては朗らかに青く澄む 命が生まれては消えることに絶対的な意味なんてなくて
それでも道端の動物の死が悲しいのは
僕が生きているからなんだろう 人の瞳にだけ映っていた幻


からっぽが呼吸している無風の箱


各々のどうしようもなく遠い個々


花畑みたいな色の花が咲く 4月みたいに穏やかなガードレール



すずめたち飛んで時間をつかまえる



暗闇を夜と名付けて光らせた



そこはかとなく底しれない底力



底のない数字と夢へ　.... あなたとの糸が終わった冬の服


正しくはないけど楽しかった日々


空っぽな瞳の奥の海になる ０から生みだされた０のような、
１から作られた１のような、
とっても楽しい当たり前がある。 日差しが　音を立てる
温もりは声になった


私は
明るい気持ちでカーテンを閉める
その歌を知っていたんだろう


光には　影も形もなかった
影や形を愛していた 静けさのなかで光を浮かべている


風景がぼくの気持ちを描いていた


四拍子なのにワルツのような唄


寝るときは瞼が守ってくれた夢 いくつかの夜が灯りになっている

きみのやさしさが私にみせた夢

朝の星　ひかりのような夢のなか

この声に　きみの言葉をのせていた 無情にも０乗をして１にする

初音ミクみたいな色の海に行く

ひかりながらカラフルな話をしている

クッキーを険しい顔で食べている 短い鉛筆で、短い詩を書く。

かすんだ文字で、かすんだ声で、書く。 僕の日々が、あなただけの日々だったら綺麗なのにな。
夕方の、日焼けした空。
世界が頬をなでる。 昼が翻る。

靴が覆る。

夜が、甦るときに。 私たちは、星と星とを線でつないで、名前を付けることができる 感情が歩けないまま暮らしてる

あの海へ静かに向かう白い雲

欲しいもの沢山あって、悲しくて

きみの紙ひこうきが未だ刺さってる 振り返ると夕焼けだった。
鼓膜を揺らす色。
青が茜に、茜が藍に移ろっていく。

未来できっと私は、いまと違う音でピアノを弾く。違う耳で曲を聴く。
その風景は、いまもピアノの内で眠っている。
　....
TwoRiversさんの水宮うみさんおすすめリスト（24）
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
品々を口々に- 水宮うみ川柳425-8-2
丸い雨- 水宮うみ川柳4*22-11-1
小さき幸- 水宮うみ川柳4*22-3-16
ともだちだもん、と- 水宮うみ川柳6*21-11-18
物心- 水宮うみ川柳5*21-9-25
言葉の寝息- 水宮うみ自由詩11*21-7-11
その灯りが灯ることの全て- 水宮うみ自由詩14*21-7-3
シャーペンと消しゴムとノート- 水宮うみ川柳4*21-6-17
青く流れる- 水宮うみ川柳3*21-5-29
消える- 水宮うみ自由詩4*21-5-21
見たい- 水宮うみ川柳6*21-4-20
回る- 水宮うみ川柳4*21-2-19
日々になる- 水宮うみ川柳3*20-9-19
当たり- 水宮うみ自由詩4*20-5-6
影や形- 水宮うみ自由詩2*20-4-11
きみがみていた、たくさんの花- 水宮うみ川柳3*20-4-4
きみのやさしさ- 水宮うみ川柳1*20-3-18
いっそ悲しいくらいにオタクだった- 水宮うみ川柳2*20-2-28
書く- 水宮うみ自由詩1*20-2-26
空もある- 水宮うみ自由詩2*20-2-2
明日- 水宮うみ自由詩3*20-1-20
光年- 水宮うみ自由詩2*20-1-10
歩きかた- 水宮うみ川柳2+*20-1-1
ピアノ- 水宮うみ自由詩2*19-9-7
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