粋なニボシになろうぜ
恋月 ぴの

僕は陽に晒されて良く焼けた肌を
君に見せつけるように
ビキニのスイムパンツに履き替える。

丸出しのおへそから地続きでつながる
僕の思いやり
君は、はにかみながら指先で弾く。

えっ、君の好みだろ?

本当はサーフトランクスを履きたいのに
小さなスイムパンツに押し込んだ潮の匂い。

沸騰する鍋のお湯めがけ
僕は鮮やかに粋なダイブを決めてみる。


自由詩 粋なニボシになろうぜ Copyright 恋月 ぴの 2005-08-11 07:44:06
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