160714
        

花火の奴らを全員殲滅
腰巾着の火花もついでに殲滅
いつも威張っているのだから
夏休みの月の無い夜には気をつけろ
先輩から伝わっているの ....
大海原に浮かぶ月
足元の砂に
ちりちり打ち寄せる
光の欠片

溶液になった
クラゲの悲しみ

強いひとにも
朗らかなひとにも
悲しみはある

それは弱さでも
やま ....
狂気とよばれる瞬間に我々の黒目は最大限に広がる
自動ドアがひらいて
コンビニスレイブだったティーネイジャの僕たちの
加速するブラックホール的なここ
人工衛星がいつかゴミとなって徘徊しはじめるま ....
近くのコンビニに行ったら
コピー機の裏に入りこんで
トンボがバタバタしていた


羽と全身をブルブルと震わせて
ガラスに勢いよく体あたりする
そのまま横すべりして
左右の出っぱりが ....
まどろみのなか
昭和の夏を漂っていた
モノクロの日差しを浴び
切り取られたジブリ映画の中を
由美かおるが微笑んでいる
蝉しぐれが騒がしく
少年のランニングシャツの白がまぶしい

海で泳 ....
昼夜を問わず
駄目
絶対
な薬物を一度は深く愛した人が消費している間
自動販売機はなにも教えてくれなかったし
コンビニはなんにも知らなかった
いつもの橋をわたる未来に於ける渦
時折光る川 ....
 いくらかんがえても

  わからんなあ

ひとりでさけでものもうかのう
夏ってなにかな
ビールだね
へえビールってなんだろう
たとえばこれ以上ないやつで
シメイブルーだね

 世界一うまいビールだとおもう。
 とくにマグナムの3年熟成もので状態が ....
戦いがはじまれば
君は何と戦うのだろう
ゴジラであれサイバー攻撃であれ
何と戦っているのかさえ知らされず
戦う日々が来るんだろうか
蜩が鳴いているから
この、
暑い夏を思うのかもしれ ....
雨が降るのは拒めないが
雨降りに何をするかは選ぶことができる
濡れたくなければ家から出ないことだ
出かけるのなら傘を差せばいい
傘がなければ濡れるしかないが
傘を差しても多少は濡れる
濡れ ....
色色の事を求めた先に
空の瓶を拾うのだ
きわめてかなしい瓶の先には
またきっと色色が落ちて
重たい重たいと転がりながら
いつかもこんなふうに
身体じゅうを空にしたことを思いだす
喉を失くした
もう言葉で潤えない
どんな綺麗で優しい言葉でも
空腹を満たすことは出来なくなった

おいでよ
もう誰も信じなくていい
どこからともなく聴こえてくる
もうひとりのわ ....
桜の蕾が開いていくその季節はあの時とまるで同じ
無邪気なあの娘に初めて下着の中身を見せた時の感覚
小部屋を占領するダブルベッドの上はあまりにも不安定で
羞恥心とその先への恐怖をあどけない好奇心 ....
流星   星の死
車   空気の死
街    人の死
TV   思考の死
血   細胞の死
食   動物の死
食   植物の死
飲    水の死
光    目の死
音    耳の死
 ....
転げ落ちていく
硝子の欠片が
そこらじゅうを傷つける

切り傷のような皹を残し
赤い血を滴らせ
忌み嫌われる

それでも転がり続け
堕ちてゆく
救いの手は差し伸べられず

羽を ....
水平線をはがしてみる

空き缶を鳴らすほどの

つまらん風が吹いている

あしたなんてもう

地図なしでもわかるさ

いったいなんのために

生きているのかななんて


 ....
蓮の台にそっとこの身を横たえ
明日を開いてゆく夢をみた
模倣と言われてみれば
そうだけれど
みな積み重ねられた経験から
新しい切り口を探しているのだと知った

白日に晒された残像のうちに ....
さみしい さみしい 陽が暮れて行く

影を連れて歩いてゆく道 さみしくて こころぼそい

落日と人生の幕引きが重なる

もう昇ることない太陽 背後から近づいてくる死期の予感

儚き夢も ....
健やかな時ばかりじゃないさ。
 
雨の月曜日だってあるさ。
 
デートを断られる週末だってあるさ。
 
独りでつまんない時だってあるさ。
 
病に臥せる日もあるさ。
 ....
「一」を「一」が支えるから「人」
「人」との「間」と書いて「人間」
「人」が「生きる」と書いて「人生」
「人」と「生きる」と書いて「人生」
「人」を「生かす」と書いて「人生」
「人」に「生き ....
その名は釈迦という
森羅万象に眼を奪われ
哀しみと美しさに
その眼差しを静かに落とす

彼は旅を続け
悲しみを喜びに変えて
今も我々を救済し続けている

彼は神や仏といった
遠い存 ....
この島はタツノオトシゴに似ていて
龍の系譜に連なっていた

大地に走る雷鳴が走り
銅鑼が鳴る
人々は狂騒し
天地に祈る

龍に連なる人々は
哀しみを喜びに変えて
またひとつ
慈愛 ....
撮影が終わるように
またビジネスが始まっている街に雪が降る

もうインディアンは見失ったブランケットを捜さないだろう
トンキン湾に展開している米国第七艦隊は何処にも着弾しないミサイルを満載し
 ....
夜へと漕ぎ出す小さなボートに
 
キミとふたり。
 
ウイスキーの波に揺られて、揺られて
 
キミとふたり。
 
闇夜の空は真っ暗闇で
 
星一つありゃしない。
 
同じく海も ....
男は女に幻想を持ち
女は微塵も持たない

男が絶望したとしても
女は決して心中したりはしない

少年だった頃に
すでに月から降りて来る物を
知っているんだ君たちは

三角ベースで野 ....
行倒れの男のように
靴が片方 ぽっかり見上げている
我慢しきれず漏らしてしまう
重苦しい空はぽつりぽつり
悲哀をくすぐりながら
見定めていたはずの世界を沈め
アトランティス   
瓶の蓋 ....
目玉焼きを満足に作れないあなたが、
一番好きなものは目玉焼きだ。
手元がみえないあなたは、
いつもフライパンの外に卵を落とす。
あるいはフライパンの縁に卵を
重ねて落として、
出来上がる頃 ....
霧雨がひび割れた心を濡らす

      優しく 優しく 降り続く

   「もっと気楽に生きなよ 楽しみなよ」って

囁きかけられているようで

 堪えきれず 涙が溢れた
     ....
空を、ください

だれにも消せない
どこにも消えない
あの空を、

わたしだけの物には成り得なくても
わたしだけの物と覚えておけそうな
あの空を、


許さないでください ....
初めて君に遭ったとき
君の瞳によぎった喜びの表情を
俺は見逃さなかった

人生で与えられる物は少ないが
創造という風をいつかつかまえることができたら
上出来な人生といえるだろう

醗酵 ....
ガトさんのおすすめリスト(1272)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
センコウ- あおば自由詩2*16-7-15
水母- Lucy自由詩12*16-7-14
コンビニエンスストア暗闇- モリマサ ...自由詩416-7-13
きょうコンビニでトンボを助けた- シャドウ ...自由詩216-7-12
昭和の夏- 星丘涙自由詩6*16-7-11
続・日曜は父親と遊園地に行こう- モリマサ ...自由詩216-7-11
わからんなあ- 星丘涙自由詩1*16-7-6
VR海岸- かんな自由詩5*16-7-5
それが永久の眠りだということを- かんな自由詩4*16-7-3
雨が降るのは拒めないが- ただのみ ...自由詩9*16-6-18
色色- はるな自由詩316-6-14
渇き- 乱太郎自由詩13*16-6-13
spring_pringles- アタマナ ...自由詩2*16-6-13
殺生―SASSEI―- 少年(し ...自由詩2+*16-6-13
運命- 坂本瞳子自由詩2+*16-6-13
日めくり- 吉岡ペペ ...自由詩3+16-6-12
午睡- レタス自由詩716-6-11
落日- 星丘涙自由詩3*16-6-11
生きてさえいれば_- 元親 ミ ...自由詩216-6-10
言魂- 少年(し ...自由詩216-6-10
- レタス自由詩316-6-9
列島- レタス自由詩216-6-9
祝祭日- 梅昆布茶自由詩516-6-9
ウイスキーの海で。- 元親 ミ ...自由詩216-6-9
女が男を恋するとき- 梅昆布茶自由詩316-6-9
ホロウ- ただのみ ...自由詩10*16-6-8
滑稽な毎日- あおい満 ...自由詩8*16-6-8
優しい雨- 星丘涙自由詩2*16-6-7
空をください- 千波 一 ...自由詩716-6-6
死者の書- 梅昆布茶自由詩1116-6-6

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