ドローンとかいうものが世界のタメになる気がしないのは
おれだけだろうか。アメリカでは早速銃を持たしてドンパチ。
ため息と屁が同時に出る。「どうして人間は動かなくなることを
発明だと信じて疑わない ....
乗り合わせた連中と
サイコロ振ったりカードを捲ったり
酔っぱらって歌ったり
ここで生まれた
もの心ついた頃には船の上


過去の航跡をぼんやり眺め
濃霧に満ちる行き先に目を凝らす
詳 ....
初めは意地悪されただけ
仕返ししたら
少しだけ体が膨らんだ

今度はひどい目にあった
怒りにまかせて復讐したら
みるみるうちに体は大きくなった

大きくなった体は
他人の ....
真昼のプールに魔が差した
泳げないって言ったっけって
シブキがはねて永久にすこやか
可及的すみやかな人口呼吸で
小学生の夏を塗り潰すクレヨン青い

ヨットハーバーまで歩いた帰り道
思いが ....
書いて 書いて
消せるものは 消せばいい
心にはいつだって
鉛筆と消しゴムがある

あなたとのことは
強すぎる筆圧で
かすかに
残ってしまった
好きなものの話をすると
なにがいーのと聞かれて
好きな人のことを思ってると
どこがいーのか聞かれる

別にいーから好きなんじゃねーよ
なにかしら受け入れて
生きてると
そんなものし ....
見てご覧
卵みたいな月だよ

見てご覧
オバケみたいに真っ赤な月だね

ちゃんと 見て
あっ 見えなくなった
もう せっかく綺麗なのに

高校時代 母が迎えにきてくれる車の中で 
 ....
こぼれる時間は青い砂だ
と あなたが云う
青い谷に迷い込んだ蝶はわたし
不在しつづけるひとつの青い無名

立ち尽くしていた
凡庸な言葉の出かかるのを ぐっとこらえ
まるでひとつの禁忌
 ....
優しい嘘が連れてきた孤独

埋もれてしまった君が見た世界は

心に大きな闇をもたらした

あの時聞いた残酷な言葉は

きっと二度と 君の中から消えることはない

何度目かの激情 ....
蟻は汚染された土壌を
歩きながら、
花に出会った。
花は土壌から芽吹いた。
笑顔のまま生まれた祈り。

手のひらに、
流れ落ちる
黒い涙が、
咳き込みながら
抜け落ちた束の間を ....
見かけはふつう
少し美しいくらい

性格もふつう
少しやさしすぎるくらい

それなのに
嫌われやすく
面倒に巻き込まれやすく
しばしば傷つけられてしまう

そんなあな ....
コンビニも
真夜中のファミレスも
あなたといるとどうして
あんなに
輝くんだろう

ありきたりの
ミニパフェが
あなたと食べるとどうして
あんなに
素敵なんだろう

さみしいと ....
感情は結局最後まで  暴れて逃げだしたりはせず
体の内でただ  小さく静かに揺れていた
おかげで私は  私を保ったまま
望んだとおりの形で  消えていくことができる
一度も辿られることのなかっ ....
  夜空がとってもきれいだから


  とってもきれいだから


  ワタシたちは


  二本足で立つようになりました
茹だる暑さ
蚊に刺され
腕をかきむしりながら
草もむしって
お米は炊かなくていいのかな
そんな疑問 胸にしまい
手を合わせていたころ
頬を伝う汗と
線香の香りにくらくらした
 ....
思い出の街の
いつもの背中で
待ち合わせ

太陽が消える時に
歩幅を合わせて
アナタの名前を呼ぶ

もう決めたの

散り散りの想いを
繋ぎ合わせると
また迷い込むから

も ....
 
詩をかかない日々

日常が連続する日々

やはり、わたしは言葉を紡ぎたいのだ



 
深夜の静寂が
緻密に濾過されて
私は冷い計測器になる。
いったい
どこまでが
夜なのか

孤独な歩幅の
ちょっとそこまでの
探求

旅立った
サンダル履きの冒険者の
行く ....
蜘蛛が
雨糸をゆらすと、
針の穴ほどの
光たちが
きらきら
とけあい、
うっすらと
午前十時五十分の星座が
あらわれる。

めざめている
、という夢をみていて
にげおくれた妖精 ....
「あなたの夢はなんですか」

と聞かれたとき、
子供だったぼくらは
口々に答えた。

きれいすぎる瞳に
現実が棲むことは出来ず
あきらめることを覚え
妥協や言い訳がうまくなり
濁っ ....
あなたは手紙

生まれたときから
たったひとりの誰かに
宛てられた手紙


行く宛は今は
雨にでも降られたか
少し滲んでて見えない
けど確かに書いてあった
届けば大切に
読んで ....
安売りをしていたので
星をひとつ買った
命名権付きということで
相応しい名前を小一時間考え
以前飼っていた犬の名前をつけた

部屋の電気を消すと星は仄かに瞬いて
偽物みたいに綺麗だ ....
音が湿っていく。

地獄なんてみたことない
一回くらい覗いてみたいよ
、だって?

この腐った街は皆を傷つける。

そうかい
みせてあげてもいいよ
愛するひとを
教えてくれたらね ....
クーラーの唸りの向こうで
ミンミンゼミが雄叫びをあげている
挽いたコーヒーにお湯を注ぎながら
ふいに世界は今ここで生まれたような気がする

もしくは今ここで終わるのかもしれない
窓から ....
アイスクリームをあたしの恋人に見立てたのはたしか衣巻省三でギター片手に歌にしたのは高田渡だったのだけど私は食べないアイスクリーム。冷たいものって大概ニガテなんだ喉に負担がかかるからねって常温の水を飲む ....   ドアを開け
  右足から宇宙へ

  夜に青く消える

  帰る場所なんて
  なくなってもかまわない
  そんな気持ちで消える


  知らないどこかにたどり着いたら
   ....
夏の夜、
死者の眼は見開かれたまま
わたしを凝視し
私は、
その濡れた瞳を通して
異界の存在たちを
観ていた

内から内から

内から立ち現れる
それらの眼差し
はまた、
わ ....
私、他人が好き
いつも、知らぬうちに近づいてきて
指を摘んでそっとひと言、
ご機嫌いかが?

これであなたに会うのは最後だろう、
と悲しい言葉も浮かびます

そんな事を考えて、一瞬で蒸 ....
カスタードプリンでござるよ。

人生の酸いも甘いもというか
甘い方を極めたのでござるよ。

そんな程度かと言われたって
わたしゃカスタードのプリン
甘くて仕方のないこの強みを
ダイナミ ....
気がつけば
三階席の片隅にいて
タリス・スコラーズのハーモニーに
君の耳は
空中浮遊する

悔い改めるでなく
道を求めるでもなく
真実に目覚めるはずもなく

美しさそのものとしての ....
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