あやまったら大抵のことはおk
そんな考えでもいい?
そんな気分の夜

まじめに生きないって本を
読みながら風呂にはいろう

どうせ朝がきたら
起きるんだし仕事にいくんだし
はみだして ....
顔を合わせることもないのだが
納品先のユニークな店長

真夜中の搬入なので
鍵を開けセキュリティを解除して
作業をするのだが

厨房内のホワイトボードを
ふと見れば

  欲しいも ....
ゴミがあった机の上は
ゴミ箱よりもゴミが多かった

ゴミ扱いされるより
ゴミ扱いする奴がゴミだった

淋しくて飛び出した都会は
田舎よりも淋しかった

叶わなかった夢は
叶わなかっ ....
手を振る父が見えたような
雲ひとつ無い冬の空。

最後の呼吸にも似た突風が
火葬場の玄関を通り抜ける。

(足音だけが響く廊下。)

両腕に抱えた骨壷が
最後に抱き上げた身体よりも重 ....
今はもうすっかり観客の心も冷えちまって木枯らしの世だ







俺たちはカノン




お前らはヒュプノス













 ....
甘やかな
旋律のピアニストは
何時までも恋という幻想に抱かれていた

その指先の爪は何処までもピンクに輝き
甘い囁きは
彼女を魅了した

そして
彼は応えた
ぼくは孤独を埋めること ....
生まれた哀しみを与えてくれた
おかあさん

ぼくはいずれ死の苦しみを味わなければならない
なぜ、生まれたことを祝うのだろう
生まれたことは死に繋がるのだから

できることなら
意識のな ....
何処か遠く彼方から
子供たちの声響く琥珀色の夕暮れに
缶カラ からから転がっていく
風もない 人もいない のに
からからからから転がって
グシャリひしゃげる
銀の乱反射に 
無数の記憶像 ....
今だけ抱きしめてあげる 
うなだれて地面ばかりをぼんやりと見つめてる君が 
消えてしまいそうだから 
そう母親のように抱きしめてあげる 
肩を震わせて泣いても 
声を絞り出すように嗚咽しても ....
おかあさん

と無邪気にゆってみたかったよ
あなたの愛がほしかったよ
あなたをみあげる背丈の頃に
泣いてごらん

言われなくても泣いている

目薬みたいにだらだらだらと

泣き止むことも忘れてもう

鎮まれ鎮まる


ビフォーアフターの音楽ながれる

ぼくはいまから死刑に ....
うつむく癖があるのです
うわめづかいに空を
ちらっとみる癖があるのです

ほんの少し
確認するだけでそれでいい

あるのだから
空はいつもそこに
わたしは
わたしのなかの光を
信 ....
何も持たなかったはずなのに 多分荷物は重くて
何を詰め込んだかわからないのに 大切で
手放せないまま 逃げるように出てきた都会

何をしたかったのか 私の頭の標識は
真っ白に作り上げ ....
「明けない夜はない」という


その言葉に本当に支えられた人は

きっと

『もう朝が来なくてもいい』という

そんな夜を過ごしたことのある人だと

私は思う
1馬鹿なシティーボーイいばってばっか
2うつむいてそれなりに差し込むパーカーのポッケ
3そんなわけないのにひとりぼっち
4人ごみがマジゴミみたいで軽くショック
5ため息夜が好き雨 ....
恋か愛だかわからない
夕映えのグラデーションが静かに消えてゆく
後に残ったのは
鋼色の冷たい空だった

昴が昇り
オリオンがアンドロメダを追いかけて
シリウスは白く笑った

北斗の斧 ....
気怠い午後だ。

こんな凪いだ白昼夢に溺れそうな空気には
ジムノペディがよく似合うのだろう。


 神々の祭典だ
と、
教わったのだろうか。
 アンブローシアは、
不老不死の実 ....
たいせつをさがしている
大袈裟でもなく控えすぎず弾力をもつもの

空は低いが僕の中にそれをおしあげる力があるだろうか
誰も風化しない星々も変化しないのではちょっと困るのだ

粘土のように塑 ....
前に体重がかかっていますね
と 足型調べる靴屋さん

胸は反らせているはずなんだが
と わたし

町中を歩いて
ウインドウに映るわがすがた横目で眺めれば
なんと言うことだ
前屈みでせ ....
夜が明けたら
真っ白の世界
魔法使いが杖をひとふり
呪文を唱えた
犬は喜び 庭駆けまわり
猫のあたしも
心躍る

歩道橋ですれ違う子どもはみんな
いつもよりはしゃいで見える

い ....
昼間なのに薄暗い
秋なのに寒すぎる

勝手だね
だれに言うでもなくつぶやいた
少し後ろめたいから
そっとふたをする
私の過去に
昨日をどこへ、捨てよかと
世迷い言、世迷い言

踏み鳴らした葉は、いずこへか
落ちた鳥の羽、いずこへか
あの娘の写真も、いずこへか
冬のましろに潜っては、幾度も幾度もやり直す

ぼくら ....
ケンケンパ
ケンケンパ

道路にロウ石で丸を描いて

ケンケンパ
ケンケンパ

まるまる転がるよ

ケンケンパ
ケンケンパ

見上げてね

ほっとしてまた下を向き
ケン ....
僕は彼女を名付ける事にした

彼女は僕の天秤が
どちらに傾くのか知らない

僕は彼女の知る真実から
不確定だといって目を背けた


嘘は
特定の誰かを騙す為に
鍵は
 ....
白い手先が折り畳んだ黒い風呂敷
角をピチリと揃えてたいそう丁寧に
ポタリと落ちた涙に星辰と名付ける
添い遂げようと恋情を抱いたおとこの
亡骸がひどく軽く腕に抱かれた
丑三つ時にただ月 ....
捨てられない手帳とプリクラ
消せない画像と動画
別れてから何年だ
女々しいったらありゃしない

安物の指輪は諭吉に姿を変えた
隣には永遠を誓った人が居る
なのに今も貴女を探してる
街中 ....
どうしてだろう
好きなことをするだけで
こんなに心が痛くなるのは


どうしてだろう
だれかの笑顔を目にするだけで
こんなに胸が苦しくなるのは


どうしてだろう
自分の正義を貫 ....
私は神をみたことがないけど
だれの仕業か
赤く染まってゆく山が
恐ろしくもあり

くる冬の
白さが恋しくもあり

私の中の
赤も白もまたあることを想う
なんでもない場所の
落ち葉を目に焼きつける

もうあえない
ひととのいちぺいじを重ねて

どこもかもがさむい
この風は
さらわない私を
少年は決意した
高校生になったら
皆の前で
自分の言葉でしゃべると
そのために
今の学校からは誰も受けない高校を
選ぶのだと
例え面接があろうとも
はっきりものを言うと
緘黙していた ....
ガトさんのおすすめリスト(1288)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
もじどおり- 朧月自由詩315-11-29
店長- 梅昆布茶自由詩1215-11-29
無念ゴミ- イオン自由詩3*15-11-29
お父さんのお葬式。- 梓ゆい自由詩515-11-29
ザ・ブルー・ジャケット・オブ・ザ・ルパン・ザ・サード- TAT自由詩1*15-11-28
或る亡命者- レタス自由詩6*15-11-28
- レタス自由詩615-11-28
境界(『過ぎ越し』改詩)- たけし自由詩5*15-11-28
さよならの前に- 文字綴り ...自由詩115-11-28
みあげて- もっぷ自由詩4*15-11-28
目薬みたいに- 吉岡ペペ ...自由詩515-11-28
空色のこころ- 朧月自由詩415-11-27
天秤- 為平 澪自由詩12*15-11-27
明けない夜はないというけれど- しょだま ...自由詩415-11-27
ハウ- モリマサ ...自由詩215-11-27
星巡り- レタス自由詩215-11-27
余韻- レモン自由詩16*15-11-27
たいせつの歌- 梅昆布茶自由詩20*15-11-27
前屈み_ー歳を取るとはこういうことか8ー- イナエ自由詩15*15-11-27
雪が積もって- Lucy自由詩14*15-11-27
身勝手- 朧月自由詩415-11-26
回帰- あなろぐ ...自由詩115-11-25
ケンケンパ- 鵜飼千代 ...自由詩16*15-11-25
遺書の切れ端- 凍月自由詩4*15-11-25
ニロクジチュウ、ウカナイ- かんな自由詩7*15-11-25
女々しくて辛い- たいら自由詩115-11-25
疼き- 泉 鳴巳自由詩115-11-25
神業- 朧月自由詩315-11-25
落葉- 朧月自由詩315-11-25
少年は決意した- イナエ自由詩7*15-11-25

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43