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耀う光のなか 疎らに枯れだす芝生
なにを疑うでもなく
彼女はそこに寝そべり
湧出する表層にみをあずけて
こちらをおもしろそうにみつめている

薄絹のみなれないスカートを
潮風にさらし
 ....
おなか、空いてない?
きみにそう聞かれるとぼくのおなかは減りはじめる
そしてそう聞かれたときから余すことなく満たされていく
朝の光のなか、テーブルに触り、きみのそばに座り
きみに満たされた ....
送別会の帰りにみた満開の桜の樹をおぼえている
というよりそれしかおぼえていない
その日にぼくはケータイをなくした
いわゆる静かな生活がはじまった

目を覚ましてもとくにやることはなく ....
(踏切を 一滴ぬらす 金魚売)




一握りの午後の 、


その発声の凹の底で、手の皺のなかの風を冷ましながら
坂をのぼる男


黒ずんだ肌
蝉の腹のような太もも

 ....
ガトさんの末下りょうさんおすすめリスト(4)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
芝生に- 末下りょ ...自由詩4*16-8-24
もう世界の中心で愛をさけんだりなんてしないなんて言わないよぜ ...- 末下りょ ...自由詩4*15-9-4
揺れやすいまち- 末下りょ ...自由詩6*15-8-21
金魚売り- 末下りょ ...自由詩6*15-8-9

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