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元気におなりください、って何回も言ってるお母さんの影にかくれてじっと、屋台の光を見ていたの。お地蔵様の赤いべべが汚れてしまって、お供えしたポッキーが雨の日に溶けて、わたしは蟻の道から欠片をとりあげて、 .... 人命は尊いと言うよりも
他人の生命についてはさておくと言うのが皆さんのホンネなんだよね
俺も正直そうなんだよね

命については自分第一主義
そして家族親族友人知人
だよね

見も知らな ....
生まれつき
泥じゃなく砂をかためたふたりのからだは穏やかな波にさらわれ
いつしか跡形もなく
消えて
しまって
から

さらさらふたりきりで 小さな
肌のかけら
となり

青い ....
私は君と手を取り合って生きていく、
なんて感傷的な表現が嫌い
怯えて無味乾燥でドライなフルーツ
牛乳が混ざり120%還元セール
うるさい子供が嫌い
オレンジジュースとコーラとポテチを
与え ....
階段の上に立つと眺めがいい
どこまでもずっと見通せる
そうしてどの階段にも
またその後ろに秘密の階段がある
それが素敵だ
鏡の前でなら正直になれるよと
その子は涙を拭った
真っ直ぐに見れない目が
ある筈だった日々を引き寄せて
手離せないでいるその指を
ひとつひとつ解しながら
私にだけ教えてくれた気持ちは
も ....
カモシカの瞳は横に長い
猫の目は縦
蝶は複眼で
君の目は丸い
同じ世界をじっと見ている
土曜日の午後はいつも満室
会うのは今日で最後
ベッドに並んで
チャットアプリを削除する
さようなら。元気でね

父の命日
墓石の花立に梅の枝を挿す
ねえ、元気にしてる?
遅くなっ ....
おおくのゆびさきがきりとられたまま、迎えようとした、ゆきどけの水を捨てようとして花は、ぎょっとしたようにさきはじめた、あたたかいものがながれついて、世界をかえるつもりはなかったとしても、おおくのゆ .... ネルは名前のようにそこにあってくたびれて やさしかった
ひんやりしてあたたかかったし やわらかで 強かった

夜が来て朝が来る
自分が行けるところまで水を追いかけてみたかったのだ
な ....
春の匂いがする。ステンレスの苦い匂い。花の甘い匂い。
*
ちいさく静電気を起こす。君だろうが、僕だろうが、そんなの関係なかった。
*
たまごの黄身と白身が離ればなれになったみたい。ぽっかり ....
空は青

緑のにおい

ああ嵐だ 春の嵐

目から雨

鼻から雨 ところにより洪水

ざわざわとゆれるわたしのこころ

ああ嵐だ 春の嵐
人が笑っている
人も笑っている
空は何もしない
近所の人が歩いている
犬を連れている
性別は男とオス
海は遠い
(午前6:53 · 2021年2月3日·)


椅子が眠っている ....
はじめての道が教えてくれたのは
知らない気持ち、知らない言葉
ずっと怖かったものが味方になって
肩の上
揺られながら話してくれる

いつかの、いつかは、また今度
遠くないから会えるよね? ....
喉が詰まる月に夢を見る私の中の猫が鳴くまで三秒ほどかかりそのうっとした気持ちが憔悴させた人々の陰を透かしてまた私にのしかかり否定ばかりを繰り返していた人となりを無条件に許されて付き纏い嫌いになられて警 .... 観葉植物を真似るクリームソーダが
夕焼けに溶けていく
散々

カフェインに浸れた
町角で
段々
赤い花を咲かせた
砂漠の
あるいは密林の植物がひけらかす
肉厚な葉のように
ク ....
アスファルトが選ぶ雨は
どうしてこんなに優しいのだろう?
遠い昔に私が持っていたものを
まるで知っているかのようだ
 
まだ誰も数えたことのない数字が
見つかってしまうかもしれない今夜
 ....
たくさんの記憶がある

嫌な記憶が邪魔して
前に進めないこともある

気持ちは前を向いていても
何故か途中で進めなくなる

嫌な記憶が
徐々に薄まっていく
夢を観ていた

良い ....
夢をみた

6歳も離れてるのに
同じ教室だった

修学旅行はハワイで
違う班になっても一緒にラベンダー畑に行きましょうねって
話してた

窓の外。校庭で体力測定をしてる
こんな ....
でもこれはただの夢じゃないのよ
あなたは立ち上がって言った
来年もずっとずっと一緒にいましょう
時間や決めごとよりも
あなたのことが大事!
         - Glove

御存知の通り、

手袋もまた奇妙な存在だ

大抵、かたわれだけが、路上で死んでいる

今日

わたしの片方の手袋がいなくなった

どこかの路 ....
そこに風があって、寂しかったから鐘を鳴らした
大人になる少し前
悲しい鐘だと知らずに
もう元には戻せない
夢だと思っていたもの、現実だと思っていたもの
ポケットが破れてた
平気な顔してあの ....
貴方の影が優しい
正直に生きるしかなかった私を笑っているようで
噛み締めた唇から、消えかかる花の色が滴り落ちる

畦道、脱輪したワゴン
降りて様子を見ている貴方の背中がまだ大きい
無防備に ....
一人旅を覚えたあの日
握り締めた切符の温もり
まだ掌に残っている
初めての出会い
在る筈だった身体の一部のように
再会を喜び、同じ血を通わせた

何処へ行くのも一緒だった
何を見ても、 ....
胃の中で 
溺れそうな
ブラックコーヒーは
鉄の味がした

ゆっくりと身体を貫く
孤独とはこの位
冷たい雨だから
激しくならないように
静かに
飲み干すんだ

底のない海で
 ....
グザヴィエドランの映画みたく


君に贈ったプレゼントと


君からもらったプレゼントが


最後には


ぜんぶ空から降ってくる


ひとりきりの


水曜の
 ....
水面から飛んでいったよ
白鳥一羽
連れはいなくて

さみしさを推進力に
二度ない羽ばたき
空に刻み

一、ニ、三の
呼びかけもなく
その日になったら
後悔もなく

そんな姿を ....
あなたの子供の子供の子供の……
100世代あとの少女が
かつてジャカルタだった森で
光合成をしてる

髪も肌も瞳も緑色で
2本の長いアンテナを傾けて
何か探してる

少女の足 ....
 音楽室

あなたが好きな曲を何でも弾きこなせるようにピアニストになるよ
あなたが好きな曲を何でも弾きこなせるようにピアノになるよ

 高原

今はもう存在しないかもしれないその星に
 ....
 何のはなしだかわかっているわね?

「え?」じゃないわよ

 あなた、飛んだでしょ、また

 空を飛んだでしょ? 夕べ

 何とぼけて眼から光線出してんのよ

 こっち見なさい、 ....
水宮うみさんの自由詩おすすめリスト(1263)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
お地蔵様お地蔵様- 這 いず ...自由詩421-3-8
人命は尊いと言うよりも- こたきひ ...自由詩521-3-7
ロングバケーション- 末下りょ ...自由詩4*21-3-6
インスタントなドライ- 這 いず ...自由詩221-3-4
階段の上- 黒田康之自由詩421-3-4
Diver- 妻咲邦香自由詩321-3-3
- 黒田康之自由詩121-3-1
rainbow_covenant- mizunomadoka自由詩621-2-28
でたらめ- よんじゅ ...自由詩1*21-2-28
ネル- はるな自由詩121-2-28
2021_ss- ゆうと自由詩121-2-25
春の嵐- まりい自由詩421-2-23
つぶやかない- たもつ自由詩1221-2-21
空の下- 妻咲邦香自由詩221-2-21
胸痛- 這 いず ...自由詩121-2-20
コーラのちコーヒー、所によりクリームソーダ- 末下りょ ...自由詩5*21-2-14
- 妻咲邦香自由詩8*21-2-10
記憶- 夏川ゆう自由詩421-2-6
now_and- mizunomadoka自由詩321-2-4
present- mizunomadoka自由詩221-2-4
手袋- 墨晶自由詩4*21-1-31
風力発電- 妻咲邦香自由詩321-1-30
幽体離脱- 妻咲邦香自由詩421-1-29
染みの在処- 妻咲邦香自由詩421-1-28
壊れた日常- ミナト ...自由詩321-1-27
かけらになる- flygande自由詩721-1-18
はなれなれて- トビラ自由詩3*21-1-17
connect_the_lines_(promises)- mizunomadoka自由詩321-1-17
初恋の描き方- 空丸自由詩321-1-11
そこに座りなさい- 墨晶自由詩3*21-1-10

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