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スーパーを出たら突然の青い雨
夕立が行き過ぎるまでと
僕は煙草をふかして
隣では君がまたあの話をしていて
少しだけ尾ひれが付いていた

泳ぎ出しそうだ

街中が青く青く染まって
話を ....
「ここから飛び降りるって言ったらどうする?」
「やれやれ。気まぐれなお姫さまだ」
「なによ、その棒読みのセリフは」
「感情がこもっていないんだよ」
「あのねー」
 
 
 屋上、 ....
詩を 描きました。 

小さな詩を 書きました。

相変らずそらは 真っ暗だと言うのに

いきがって 小さな 詩を描きました。

トラさんや タツノオトシゴさんは、

もう ずっと ....
羽音だと思ってたら
薄布のカーテンをふるわせて
飛びたいよう、と
窓が
泣いていた

わたしがあんまり
窓の目で
空を見るから

ガラスの表情は
いつのまにか、曇って
月の形に ....
自転車のペダル踏み、学校を出てすぐに
いつもの、知らないおじさんに携帯で写真を撮られる
足下には、夕焼けが落ちてきて
ああ
影がもしもこのままなくなれば
世界は終わるのではないかと
思いな ....
夜が街を歩いている
きらきら きらきら
瞬く星や月を身にまとって
夜が昼間の街を歩いている
きらきら きらきら
なんとゴージャスな
きっと昼食もゴージャスに違いない
誰もが夜に注目してい ....
そう あの日
コーラを買いに出かけて
ほたるは いた
きよらかな
ちかすいみゃくが
わいているよと
またたきが
おしえてくれてるようだった
それからだ
僕は
思うんだ
ち ....
小指のつめが騒いでいても
あなたはつゆと気にしないのね
遠くをみて
空をみて
目の先には春

時計の針の柵が越えられないのよ
わたし
間から手も
出せないくらいに

のどの奥にあ ....
10億分の1のちいさなあなたが

目をつむるごとに
風に吹かれるごとに
音楽を聴くごとに
窓を開けるごとに

思い出されては流れていきます

目に見えないほどちいさくなったあなたは
 ....
地球が廻っていると気づいたのは

初めて立ちあがったとき

あまりにも不安定だったから
もう子供じゃないから
無心にがんばるなんて
できない
ピアノも
何時間弾いたって
大して上手くならないことを
知ってしまったから
弾かない
誰かを
愛すれば愛するほど
虚しくなるか ....
ミルクが欲しい1歳は
男が欲しい21歳に
あっけなく捨て去られる

新しいゲームソフトが欲しい12歳が
プラダが欲しい32歳の
財布から金を抜き取る

夢が欲しい33歳は
安定が欲し ....
先生!
わたしは、といいかけてうっかり
チョークの粉でくしゃみ
冬を飛び越してしまった3回転半のジャンプで
着地、よろけて
目の前にひろがる もしくは
なにもひろがってなんかいない
残照 ....
 
 この電車は
 各駅には止まりますが 
 貴方の目的地には
 止まりません
 
とある屋台に座ると
目録には
 ラーメン
 日本酒
 ビール
そういったものの他に
 月
があって

「この月はなんですか」
と聞いたら
真っ黒などんぶりに
水を並々とそそがれ ....
あなたと手をつないで
私が少し流れていきました

今までは1だったのに
あなたに少し流れて不安定になりました

つながって
感情が流れていきます

あなたの中に私を見るわけです

 ....
日が射しつづける部屋と
その外の温度差が
私と君の何かに似ている

いつまでも知らないふりをすることで生まれていた美徳が
最近では感じられなくなって
限界が背後でクスクス笑いをはじめたのが ....
愛してる
という一言も


ああいさしたちつてらりる


なんて遠回りなケータイメール

今日あった出来事をメールしてくれた君は
僕のために数百回キーを押してくれた君なのだと
どうしても どうしても
君だけのエモーション

食べようとして
結局やめた
結局のところ
似たくない

その感覚がうらやましいけれど
その感覚をほしがるけれど
決して君には 似 ....
今日降った雨は
いつのあなたの涙だったのか
そういうことを
考えた私を笑ってください

あなたの泣き顔など見たこともないのに

手のひらに落ちたのは
私だけの涙で
あなたの涙は
 ....
元気だよ
と言う君の声が
淋しそうだったから
僕は電車に乗っている

元気だったら
それはそれで
元気な君と
楽しく遊ぼう


コーヒー飲む?
の「?」の時にする君の顔
ち ....
だから
ふりむかないことにする
いつでもどこでも
撃ってくれ
防弾チョッキは着ていない
君は
エプロンで
マシンガンだから
僕は
好きだったんだ
少しの酒で現実逃避を狙い、
散らかった部屋で孤独を紛らわす。
ベランダから流れ込む救急車のサイレンと夜の風。
薄っすらと眠気が漂った。

ショーツ一枚で寝転ぶ貧相な身体は、
夜という時間に ....
知らない番号からの着信履歴
恐る恐る発信する


見えない波に乗って届いたのは
懐かしい声だった

一ヶ月前までは
当たり前に聞いてた声だった

たくさんの結界の間を縫って
きっ ....
抱きしめてみたら

雨の匂いがした


何の苦労もなしに君に移り香を残せる


そんな雨にちょっと嫉妬したなんて



言える訳もなく
君の一瞬揺らいだ瞳に
僕のはぁとも揺らいだのです

君の晴れた笑顔に
僕のはぁとも晴れたのです

君の軽い足取りに
僕のはぁとも軽くなったのです

君はいつでも“えんじぇるすまいる” ....
会社を休んで
食卓の電卓の上に隠れてみた

電卓の5の上に立って
19731973と打たれたら
きっと楽しいだろうと思う

電卓の5の上に立って
14.26と打たれるのは
スリリング ....
ある日

ヒゲが全然剃れないので
やけに切れないカミソリだなと思ったら

カミリソだった

そりゃそうだ


*


ある日

ヒゲを剃っている途中
カミソリにカミリソ ....
1.

鏡の中の僕が
いつまでも笑わないので

仕方なく
こっちが笑ってみたら

とたんに笑いやがった


2.

山の向こうは
雪が降っているらしい

今汽車に乗れば ....
愛飢え
丘聞く

濃さ
死す背育ちつ
手となりぬ根の
這ひ
増へ




母屋
射ゆ
獲よ
羽を
水宮うみさんの自由詩おすすめリスト(1263)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
青い街- 自由詩1605-9-1
やきそばパンはいかにしてなくなり、夏はどのように始まったか- Monk自由詩29*05-8-31
墓所。- すぬかん ...自由詩18*05-8-25
夜を抱きしめる- なつ自由詩12*05-8-22
パプリカ- みい自由詩1705-6-13
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- るるりら自由詩4*05-4-21
つめのゆめ- ふく自由詩4*05-3-30
ナノ- ふく自由詩2*05-3-23
回転- 桜 葉一自由詩405-3-22
生命の木- チアーヌ自由詩1005-3-4
滑らかに廻り続ける欲望の輪- 大覚アキ ...自由詩126*05-2-27
残照、ハンドクラップ!- みい自由詩8*05-2-19
巷でよく見る警告- 煙と工場自由詩605-1-24
文明開化の音を探す- 煙と工場自由詩605-1-20
流れる- ふく自由詩4*05-1-19
冬の声- 瑠音自由詩204-12-8
ああいさしたちつてらりる- ミサイル ...自由詩504-12-8
オリジナル- 瑠音自由詩204-11-20
涙かざり- 瑠音自由詩504-11-15
特急- ミサイル ...自由詩804-11-9
マシンガン- バンブー ...自由詩1104-10-10
追悼- 自由詩104-8-1
声が好き- 自由詩3*04-3-4
- 自由詩504-3-2
君の方程式- 自由詩104-2-20
電卓父さん- ミサイル ...自由詩1203-11-19
かみりそ- ミサイル ...自由詩1803-11-12
小詩集『今度食事でも。食わないと死ぬので』- ミサイル ...自由詩2003-10-24
五十音の実験- 岡村明子自由詩1203-10-22

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