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セルカンの本当の業績とは何だったのだろう
誰にでもわかる嘘をつく背後に
宇宙エレベーター


ニコラ・テスラの世界システムで
胎動する電磁波の振動に揺られて
血みどろの電流戦争


 ....
***1

どこかで落ちている石ころを拾っている。わたしにはもう無限しかなくなっている。数が数えられないのだ。数えても意味がなくなってしまった。

***2

幻の中で私は会話する。で ....
いつか
宇宙が死ぬって
なんだか
良いよね

いっしょに
死のうね

って
いってくれてる
みたいで


はやく
おわらないかな

宇宙
日常が
あまりに慌ただしいと
しずかにしている
しは書かない


こころに
隙間ができると
ことばで埋めようとする
そういうしは
少し語彙がかなしい

こころに
刺激があると ....
チャイムが風みたいだから
白いチョークに掴まっていた


答えなさい


黒板を差して
先生が
おっしゃるので


包帯のようです


そう、言ったら
みんな笑っていた ....
五月に生まれた
その時私はたくさん泣いただろうか

明るい小さな窓のそばで
この身体に優しさの種を植えただろうか

育つたびに変わらない
心の水たまりは
やがてゆっくりと輪郭までを映す ....
「さよなら翠星石」

ああ、この気持ちはあれだ
尊大で高圧的な父が
ある日とつぜん無職になったような

そんで、やっとこさ再就職しても
テレビに出てる生活が苦しい人よりも
高卒のヤンキ ....
愛と呼んでもさしつかえないくらいのきもちだったよ
朝おきて
顔をあらうまでのあいだに
147回おもい描いたり
季語のかわりに
きみの名前をいれたり
あんな
愛みたいな
ただの
鏡 ....
どこかに希望というものがあるなら
どうか、それを書いて見せてください

答案用紙に書きかけて消した
ヨシオはいつものように難しい顔をして
悩むフリをする

解答することはいつも簡単だ ....
いつまで子どもなのって言われたら
いつまでも子どもだよって答えてやる。
桜が咲いた
地上の星となり
桃色に輝いた
風に舞う花びらは
流れ星になる
僕以外は、みんな神様だと思っていたけど
結局神様だったのは僕の方だった。

設計図通りに僕のために作られた夜に
僕が死なないこと、僕だけが知らなかった。

あの日君は笑っていた?

笑 ....
ルールの破り方、忘れたような
大人にも
こどもにも
なりたくはない、な
蒼穹につぶやかれて
白雲のように
自由律
生きることに
うたうことを
忘れないために

夕暮れが
今日か ....
{引用=数刻のとびらをひらく
  しろい手をたどる

まざりあう木々を
  まどろみをいくつものかわせみを

はね広げているね
  そこに降り立っているね

なみだに生まれてくるこず ....
sekai-kan
おっさんの射精みたいに
希釈された
sekai-ken
ワイシャツの首絞める、
感触
世の中はきれいごとだ、っていう了解に
意味もわからず袖を通す
 ....
私の傷にあなたが気づかないようにそっと蓋をした。 きみを
たいせつにされていない時間をくべて
かなしい町にしよう
はじまりしかない町

  わたしが保証されるほど
  糸が切れていくようなので
  まちがったままでいいのです、
  す ....
君がリリアン編んで
見上げた空は花と同じ色で
ぜんぶ、ぜんぶ春だった

ゆびさきで、光源をたどる
なくしたもののかたちは
思い出せないけれど
なくしたものから芽ぶいたのは
街でいちばん ....
なにもきかなくていい日がきて、かげのない広場に咲いた花をゆらし、白地のデッキシューズに蝿がとびうつってくる。ぼくはかかとをへらしてあるく癖がぬけないまま、くるぶしの辺りで染みになった蝿がしずか .... 頬杖をつく
頬杖をついたところに魚が生まれる
机の地図をそよがす尾びれ
三秒とたたず
世界を跳ねまわっている
少し寒い(少しでなくとも寒い)冬の日は
暖房のスイッチへ泳ぎ着く
小銭がたま ....
疲れたと目が言い
動かないと指が言う
痛いと足が言い
暇だと口が言う
きれいでしょと胸が言い
いつ使うのと子宮が言う
明日は雨だと腰が言い
嫌になるわと髪の毛が言う
空気が悪いと肺が言 ....
積もるほどに
街は降る
夢の中で駆け回るように
僕たちは
僕たちに
初恋を、いくつも持っている
だから僕たちは
何度でも
壊れることができるんじゃないかな
何かをしようと思うのですが何をしていいのか解らず
家に一人でじっとしているのも寂しいものですから
出来るだけ服を着込んで嵐の様な風の夜に
月を見に出かける事にしたのです

月には雲がかかった ....
 歩く。感情が、降っている気がする。誰もが、素通りしようとして濡れている。何事も、音速を超えない。感情1号線を歩く。まるで、ひとつの人生を歩くように感情2号線まで歩いてそして、感情3号線が見える頃には .... あんたと寝たことはないけれど誰とSEXしてもいつも相手はあんたですよ
あんたがわたしとできないせいで誰とSEXしてもいつも相手はあんたなんだよ

パンツを無理やり脱がしたらあんたが泣きじゃくるか ....
「どうしたの?」

「あのね」

「うん」

彼女の声はひときわ小さく、ゆっくりとこういった。

「死にたいの」

「…」

「…」

「…だって、君は…もうすぐ死ぬじゃな ....
  ゆうがたという言葉が
  雨をよけて
  まもなく
  やってくるので
  部屋の掃除をしています
どういうふうでも
最後には
もういちど
出会いたいと
おもう

もういちど
出会って
いまより良くは
できない

おなじように出会って愛みたいになってぼろぼろに傷つけて
たくさ ....
できるだけ遠くまでいこう
できるだけ離ればなれになれるように
声もおもいだせないくらいに

いちばん遠くまでいこう
いちばん遠いもの同士になれるように
顔もおもいだせないくらいに

 ....
忘れないで
と言うには
遠すぎるし

忘れて
と言うには
近すぎる

出会わなければ
と思うには
おだやかすぎたし

会いたい
と口に出すほど
捨て身にも
なれなかっ ....
水宮うみさんの自由詩おすすめリスト(1263)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
Dear_セルカン- 佐藤伊織自由詩212-6-30
そこでまってて_くれますか- 佐藤伊織自由詩812-6-23
宇宙- 佐藤伊織自由詩412-6-19
しー- かんな自由詩10*12-5-30
少女- 藤代自由詩3*12-5-23
五月- 松本 涼自由詩412-5-17
スーパーエンドルフィン翠星石- 一 二自由詩1112-5-17
さしつかえないです- はるな自由詩412-5-16
影の街- 佐藤伊織自由詩1*12-4-28
コドモ- れもん自由詩312-4-19
- 夏川ゆう自由詩412-4-8
春休み- 昏(ヤッ ...自由詩512-4-2
白雲のように- めー自由詩312-3-8
波紋- 理来自由詩9*12-3-8
sekai-ken- めー自由詩312-3-7
カサブタ- れもん自由詩212-3-5
水底- 伊月りさ自由詩1312-3-1
春の記憶- 橘あまね自由詩2612-2-26
- ズー自由詩3*12-2-25
指先- 理来自由詩15*12-2-19
うるさいからだ- カチキ自由詩712-1-26
青春- めー自由詩311-12-25
君の明かりで眠る- プル式自由詩17*11-12-24
感情2号線- めー自由詩1*11-12-17
できない- カチキ自由詩211-11-30
まっすぐな明日に向かって- 佐藤伊織自由詩211-11-13
ゆうがた- 草野春心自由詩7*11-10-24
一度- はるな自由詩411-9-20
告白- はるな自由詩411-9-18
失恋- はるな自由詩511-9-10

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