すべてのおすすめ
どこに居ても君が見つけられる様に
僕は世界の中に居続けるよ
負けない様に
空を見上げる様に
手を伸ばすよ
嘘だ
そんな綺麗事じゃない
僕は
忘れられるのが怖いんだ
ただ
一人に ....
「こうふく」
がなんなのか
「ふこう」
がなんなのか
ぼくにはわからない
だけど心は
あったかくなるよ
さむくもなるけど
それでいいよ
金色に染め抜かれた黄昏の中で
一人ブランコをこぐ
おもいでは
陽だまりのようにあたたかく
消え残りの夕光のように
淋しくそこにゆれている
このアドレスで
いつか伝えられる
あのね
サザナミが夏の陽射しで
溶けてしまったあと
透きとおった携帯を片手に
朝焼けがまだ
始まらないので
本当は昨日
あなたに届くはずだった
手紙のことを思った
夜明け色の
手紙を贈って欲しい
君と一緒に
指差して、 ....
雑貨屋で見つけた黄色いとんがり帽子。
絶対似合うはずは無いんだけど、買った本人もびっくりの衝動買い。
タンスから黒いタートルネックと青いパーカを引きずり出して
とんがり帽子で目元を隠せば
私の ....
一.
春待ちゆびが
くちびるにふれて
かた
むね
こし
と
跳ねていく
抱きぐせがつくからだめよ
二.
ぱた ぱた
と舞う洗濯物を
清潔とす ....
「『たたかう』んだよ。」
生まれて初めてRPGゲームというものをやった私に
見るに見かねた兄はそういった。
ブラウン管に広がる広大な異世界を前に
右も左もわからない私は
兄の言うがままにカー ....
{引用=そんなことより私、空を
さかさまに見る方法を知りたいの}
少女のすっと透き通った声
は何ものにも染まらない唯一
瞳は映した空を綺麗に切り取って
私はあの子に、
あの子の繊細 ....
きみのその
余裕な笑みに
ぼくは
奪われた気がした
ぼくにない
なにかを
持ってきるきみに
きみのその
ときどき見せる
淋しさに
ぼくと同じ
色を見た
手を伸ばせばきみ ....
会いたいな
会いたいな
逢いたいな
逢いたいな
遇いたいな
遇いたいな
あー痛いな
あー痛いな
あいたい
あいたい
あいたい
君に
会いたいな
ぷくぷ ....
ねぇ、そもそも、
からだの中心ってどこに
あるのかしら?
ただ、
丸くなって眠るきみは
ドーナッツのなかま、みたいねぇ
まんなかの空白のふしぎがやがて
きみの中心のような気が ....
彼女は
どんな名前よりも
羽根がほしかった
いつも
風に撫でられる感覚
風をきって、両手がすべりゆく瞬間に
あこがれていた
それでも
わたしは天使のにおいがしないから
真 ....
ねこや青空や荒野を
ねこや青空や荒野と
なづけたひとにあなたのなまえを
なづけなおしてもらいにゆくのなら
てぶらで部屋を出て
ふいにバスをとちゅうで降りる
もう二度と帰らない旅行へ出かける ....
数学が苦手だって言うのに
もう少女ではないから
計算違いは許されない
髪を伸ばすこと
それは可能性
ダイエットコークの味を好きになること
それは目論み
統計では
きみの ....
正月に日本酒を飲みながら詩を書いていたら
火曜日に詩を教えているキムからskymailがきた
「幹さんやばいっす、オレ犯罪犯しちゃいそうです」
『ちゃんと詳しく説明してミソ』
「ちんこ ....
紅茶はいつもレモンティーと決まっていた
口にしたときに広がるさわやかな香りと
甘く喉を落ちていく感触は
たまらなく最高だ
バランスが大切だと思う
融合と調和は違う ....
一.
夜
と
おなじ速度で落下する
きみと
きみ
の 心中しようか
亡命 なら
考えたかもしれない
二.
きみに似ているもの
・深夜のガソ ....
世界に騙されていると思った
それくらい
電車を降りたら別世界のように 空は晴れていた
僕の家の庭には今頃
しんしんと真っ白な雪が積もっている
君が こんなふうに僕を騙しているならば いい ....
傷つくのは もう ゴメンだ 傷つくのは もう ゴメンだ でも 傷ついてる 。
古文書の記述を読み解く時間は流れる川の透明なる一点の朧気なる幻影は跳躍する時空は歪曲する輪舞曲は舞台から転がり落ちる直角は凶器になる握り手は左になる入り口は閉ざされる鎖はくたびれる積み木遊びは継続する ....
ぼくらはちきゅうをいっしゅうするのさ。ぼくらはちきゅうをいっしゅうするのさ。どこにいくのかって。そんなのしらないよ。ぼくらはちきゅうをいっしゅうするのさ。
おとこは とても 悲しかったのです 。ぱそこんを みつづける ことが。 ぱそこんが 壊れて いくことが。 おとこは とても 嬉しかったのです 。 自分のてが こわれていくのが 。 おとこは はなしに ....
目をさますと
雪のように朝が降っていて
やさしい手順で
呼吸をおくる
あなたは
まだ
夢の体温で
きのう
よそゆきの服がでてくる詩を
読みました
愛とよ ....
シーン1
男の子が「つみき」という名札をつけていた
私が
つみきっていうの?
ときくと
そうだよ、かっこいいだろ、建築って意味
というのだ
へーんな名前
というと
男の子はむ ....
筆圧の高い私は
消しゴムで消しても
けしてきえない
言葉を持っている
ただ
その消えない
言葉は わたしの胸の奥にしかないので
消して消えない言葉だということを だれも知らない
....
若いって
苦いと
同義だよね
字も似てるし
と口に出したとき
悲しいって
美しいと
同義だよね
と言った
君を思い出した
空は平均的に青い
私の詩には
ディテールがないの
ってもう
はいはい
って感じです
われながら
ただ
選択肢は選択しで
死か
詩か
選ぶのだと気づいた
意外に賢いでしょ
えっへん
詩
....
好きで 大好きで
いつも一緒にいたい
『どこでもドア』
あったらいいね!
すぐに逢えるじゃん!!
道端に蝉が落ちていた
仰向けで
僕はそれを踏み潰さないように
そっと身体を傾ける
カラカラカラ
少し錆びたチェーン
振り返ったら上手いこと蝉を避けていたから
このまま早く空に還っ ....
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