すべてのおすすめ
季節はつぎつぎ仕舞われて
ま新しいシャツの朝、とびはねた分だけ沈む靴

いつ吹雪がきてもいいように準備しておくんだよ。
たんぽぽを乾かして瓶詰めにして
転んでも泣かないように、いつもすこ ....
夜の 青いスカートを揺らせて
夕焼けの色した ニットを着て


満月を跨いで

かわいいかわいい 君は

わたしの知らない宇宙へと
駆けて ....
ほしがらないで、もとめないで、もとめているのは、ぼくじゃなから、からから。ことばじりにいきてきたのは、いままでとはちがう、あたらしさでもふるいわけでもない、ぼくのこえ。

ふぁるせっと、ぼいす。僕 ....
はいお花
うわあありがとう
それから恵美子はこちらを向いて
そのまわりをメダカは
群れて泳いでいる
溺れるからね
喋れない
次々と移り変わるテレビの画面をふたり
黙って見ていた
あなたがいま
何を想っているのかはわからない
私は、ただ
あなたに届く言葉を捜して
あなたに触れる手立てを探して

いろいろなこと ....
やあ
十五年前の君
予想できるかい?
ひとつだけ、教えてあげよう

{ルビ面白=おもしろ}苦しい、面苦しい、日々の果てに
君は手にいれる
ひとつの温かい宝を

自由だとか、幸いだとか ....
牛になって

風にふかれながら

草原を食べていたい



できれば

あなたとふたりきりがいい
 いつだったかな
 ベッドの中で
 嫉妬について話したことがあったよね
 ぼくは嫉妬なんてしないよ
 って、あなたは言うくせに
 ほかの人と飲みに行く話をしたらさ
 いつも黙っちゃう 
 ....
一行先になにがある
   
埋もれたものを
掘り出すために
ペンはノートをすべる

時に動きを止め
時にくるくる回り

なさけなくも
いさましく
次の一行へ

インクが尽きた ....
本を開いては
単語をつまんで
床に落とす

カナリア
使い古された鳥の名前よ
名前を忘れて
休むといい

石鹸
もう何も泡立てることなく
しろい体を
確かめたらいい

 ....
あなたの登録メールアドレスは生きてますか?

あなたがあなただと 今も証明できますか?

あなたへ わたしの言葉は届きますか?

メールアドレスとパスワード

あなたをあなたたらしめる ....
とおーい 声がするのを、するのを見ている。蛇腹にたたんだ気持のなかで子どもが泣いている。あかるい窓べ、海べ、岸辺。
心に彼岸はないから、いつまでも分かり合えない。猫たち性懲りもなく恋する。
 ....
降り注ぐ雨が
掴み切れず指をすり抜ける
落として来たもの
空がやけに広い朝焼け
終わりなのか
あるいは始まりなのか

レールを走る列車のようには
うまく進まない生き方を
けれど今を精 ....
完備 第一詩集『abstract』


…………………………

index

you
・footprints
・memo
・units
・difference


i
・ ....
一周まわって今時の
君の着る服が、
私の前髪をきれいに揃えようとする

君のきるシャッター音が
あまりにデジタルなので
私は前髪を揃えようと思うのだ


私の肺の穴あなから
ミツバ ....
しんどいな
そんな夜
聞こえた声に
とんでもなく救われた
うんこの話
ウォンバットの話
中身なんて何もないのに
何故だか頭に残ってる
ワンピースの裾をはためかせてバイバイ 永遠という言葉の中に
私が含まれるのはいつだろう
ひとつだけ伝えるなら
あなたに何を

朝のまぶしさか
夜のしずけさか
日曜のあきらめと
やすらぎか

風のつめたさか
空のはるかさか
言葉のたよりなさと
たのもしさか

大切 ....
窓枠にとまったノコギリクワガタが
居心地のいい私の部屋を守ろうと
ハサミを開いて威嚇する

私もプレイリストから
作業用ロマサガ戦闘曲集を流す
生命線をなぞる
左手のひとさし指でいちど君と
出会った気がした真昼に
やさしく訪れるように降る雨が
こころに刺さる氷柱を一欠片ずつ
溶かしていく夜に冬が泣く
何度も読んだ小説の
一行 ....
街1

好きでもないまち、でもきらいとまでいかないまちに
好きなきみがいるのはたしかなことだった
きみは本が好きで
きみに好かれている本をわたしはちかいうちに読もうと思っている
風とか、ご ....
悲しみがいつまでも消えないのなら、そこから生まれる言葉は共通言語だ。
君の悲しみが透明水彩のように残ればいい。
春になり融けだした色水は渡れない橋のそちらとこちらの間、
せせらぎは音楽を奏で、僕 ....
 今日が、微睡んだ瞳の奥で
 希釈されていく


感情は、乾いた風に吹かれ、干からびて
身体の襞に折り畳まれる
けれど、記憶はいつかまた蘇る


あなたが必要としているものは
全て ....
中学生の息子が
心が折れたと言った

心という文字を
折り紙で折って見せた

一緒に大笑いしたが
心を折りたくなる
ことがあったんだと
心に折りたたんだ
角を曲がると
恐竜がいた

なんだかとても
しょんぼりしている

どうしたんだい、
と声をかけると
絶滅しちゃった…
と声を詰まらせる

仕方ないじゃないか
詳しい事情は知らな ....
迷いか憂いか

2019.1.17.

とあるニュースの続報と更新のないあなたの抜け殻と
結び付くはずなどないものに 挟まれた僕の心
まるで形のない幽霊船 心もまた形のないものだから
住 ....
いつかわたしが生まれ帰ってきたとき
もういちどこの詩をみつけたい

なまえも知らないひとの詩として

ささやかだけど悩みや哀しみ 楽しみなんかを書きとめて
人肌のあやうさを伝えたい

 ....
いとしいといわない
愛しさ
さみしいといわない
寂しさ

祖母と行く畦道
ふゆたんぽぽを摘みながら

手は
手とつながれる

枯れ野には
命の気配がして

墓所には
命だ ....
テディベア、ものさし、あおいゆうぐれ。
汗ばんだひたいのあまいにおい、
いいにおい。
ひあたりのリビングにひろがったあかるい色色、
層になってひろがっていく現実との接地。

浮かびそう ....
水宮うみさんの自由詩おすすめリスト(1263)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
たんぽぽ- はるな自由詩1219-4-18
ボニータ- Sisi自由詩219-4-15
うたのこえ- 武下愛自由詩319-4-14
メダカ- 桶谷自由詩219-4-12
再会- 高林 光自由詩419-4-6
十五年前の君へ- 服部 剛自由詩519-4-3
戦争- ねむのき自由詩1519-3-31
こわれもの- 高林 光自由詩219-3-30
信仰- やまうち ...自由詩419-3-28
紙の湖- Seia自由詩319-3-24
あなたの登録メールアドレスは生きてますか?- たいら自由詩319-3-22
春のこと- はるな自由詩619-3-21
虹がきれいだから少し泣いてみたい- かんな自由詩3*19-3-16
完備_第一詩集『abstract』- 完備ver.3自由詩9*19-3-15
髪を切りにいこう- Sisi自由詩719-3-14
ラジオ- 砂漠枯自由詩219-3-11
一行詩- ミナト ...自由詩219-3-8
_- ミナト ...自由詩419-2-28
猫の教え- やまうち ...自由詩419-2-26
赤い月が攻めてきた。- mizunomadoka自由詩619-2-25
はじまりは揮発していつしか空が曇る- かんな自由詩12*19-2-20
かなしみにも陽があたる- タオル自由詩319-2-10
永遠- 山下ヤモ ...自由詩219-2-7
クロスオーバー_ナイト- 長崎螢太自由詩5*19-2-1
心の折り紙- イオン自由詩3*19-1-27
ユウヤケザウルス- やまうち ...自由詩4*19-1-27
迷いか憂いか- 余韻自由詩119-1-24
いつかわたしが生まれ帰ってきたとき- ぽりせつ自由詩15*19-1-22
小さな散歩- そらの珊 ...自由詩2019-1-18
接地- はるな自由詩219-1-14

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