すべてのおすすめ
君の喉を
あたためたくて
神様に
今すぐ君に
ホットミルクを届けてって
お願いしたんだ
これが僕の
叶えて欲しい願い事
他の願い事なんて
今日はどうでもいい
君がずっと ....
「宇宙人からの信号を傍受したんだって。」
そして人はああ夢があって良いよねという
新しい素粒子も
写真も
映画も
ああ夢があって良いよねと人はいう
こんなとき
宇宙人は何を呟 ....
急に君に繋がらなくなったから
ぼくは電気を点けられなかった
4月になったらダチュラを植えようと思っていることを
伝えようと思っていたんだ
ガラスケースの中にしまっていた
ぼくたちの交 ....
気付いてたんだ
ある朝起きると母さんが味噌をお玉ですくわず鍋に容器ごと入れてスーダラ節を歌ってたんだ
火が強火なもんだからあっという間にプラスチックと味噌の焦げた匂いが台所を支配した
変 ....
きみは何色で
ぼくは何色だったんだろう
透明になっちゃったのは
きみではなくてぼくだったのかな
ひとつになりたくてもなれなかったの
きみはひっしじゃなかったかもしれないけど
ぼ ....
みずうみにすんでいる女の子は
キスがへたくそで色白で
酸素のいろや木漏れ日の匂い
澄んだ朝の空の温度なんかにくわしいけれど
マニキュアの冷たさや
つま先の孤独なんかは知らなかった
毎日すこ ....
{引用=
雨ざらしの、皮膚の、角質層に浸透しない乳液と、老廃物で崩れ
た二重と、汗ばんだ呼吸で、余計に湿度を寄せて、抜け落ちた獣
の毛が、二人の表面に貼り付いてとうとう一対の獣になっ ....
今、学校の課外とか、夏期講習とかで大変なんですけど、
親戚が家に遊びに来た時、
半年振りに会った従妹の女の子が、
俺の疲れを吹っ飛ばしてくれたよ…
少女の素晴らしさ、
ろりっ娘って本当に ....
システムから漏れても生きていくことは可能だろうか
無化するために
考えないように
悩まないように
強く生きるように
この世界はできているけど
そうして僕 ....
こいつらがロックなんて言葉口にしたらぼくは間違いなく殺意を覚える
と思った矢先
そいつらは画面の中で
オフホワイトをバックに
しけた顔して不快極まりない口調で「ロック」とはを語り出す
ソ ....
言い出せずに
繰り返す日常を
憎んでいたのはわたし
君は悪くないんだよ
きみが悪い、なんて言わないから
泣かないでね
わたしは自分を好きになれなかったから
君が好きだったよ
青ざめた顔で
僕は元気になりましたといって
青ざめた顔で
笑っている人
これが本当の私と
晴れ晴れと笑っている
紙
道を往く人がみな
違う場所 ....
夏が来れば思い出す
遥かな彼女
青い空
澄んだ風の中に浮かびくる
優しい影
野の少女
向日葵の花が
咲いている
夢見て咲いている田の辺り
空に向かい
手を伸ばす
....
ああ…幼女…
幼女…
幼女…
幼女…
幼女の全てと愛し合い
そして全ては…
愛だということを確かめ合う…
年齢差など
真なる愛の前には
何も存在しないのです…
身体 ....
「梅干し」がそこにあるということは
「梅干した人」が居るということ
あなたの過去にはあまり興味ない
だけど過去を語るあなたの瞳は好き
たいして聞いていないのに
よく聞いているフリをするのは悪い癖
どうして夏は
私たちを過去へ引き戻そうとするんだろう
陽 ....
君の艶やかな黒髪のうねり
胸の深奥を突く瞳の輝き
小さなうなじとふんわりとした肩
優しく丸まった滑らかな胸
優美にしなやかなる柔らかな身体
君を一目見たそのときから
永遠なるものは花開く
....
何読んでんの?本?何の本?マネジメント?
あ、そう。
なんでクラブで本読んでんの?
いや、疲れて、みんな上で踊ってるし、眠くて、あと退屈で
あ、そう。ちょっとそこの女の子に話したいから、またね ....
梅雨が酸っぱかったら困るけれど
梅雨が酸っぱくないのも少し寂しい
酸性雨の話は置いといて
梅雨を「つ・ゆ」と読むけれど
梅干しは「つぼし」と読まないね
酸性雨も「さんせいゆ」だったら温泉 ....
*
この詩にポイントを入れてください
という1行詩を書いたら
いろんな人がポイントを入れてくれて
この詩は「最近1週間のTOP10」になりました
するとこわい人がやってきて
....
散歩という言葉を聞いただけで
ちぎれるほどしっぽを振って喜ぶ犬
雨が降る朝「傘を持って行かなきゃ」
という言葉を聞いた傘は
きっと同じように嬉しくてはしゃいでいるのだろう
黙っている ....
茫漠
すぎてゆくなかでの空気との距離が春をかえ
目をほそめるかれさえも浮遊されていた
宵に浸かってゆく丘に、しずかにおちる(あなたと)星が、
ぼくはまぶたをあけても見えなく ....
世界は私を放り投げる
残酷に放り投げ
気紛れに優しく抱きしめる
私が初めて人を愛したとき
私は世界の光を感じた
天と地と想いと人々へ
私は自らを投げかける
私が愛を感じると ....
誰も見たことのないお話を求めて
君はいつも私の前から姿を消すの
取り残された私は腹を立てて
誰も見たことが無ければお話など成り立たないよって
君の枕に向かって囁き続ける
誰も見たことのないお ....
回送電車
通り過ぎる硝子
虚像の僕は
微笑みながら
手を振った
枕を濡らさずに抱き枕を抱いて眠る私には
君の淋しさなんて解らないのかもしれないね
それでも私は淋しいのだと言い張りたい
誰かの声がする此処は安らぐことのできる
唯一の憩いの場
話して ....
夏が近いよ と
ぬるい風が
歌わないあの子たちは知らない
窓際の席の
「夏がくるよ」
あなたの手のひら
が
つめたくて、
安心した。
一人が好きなわたしも
一人が嫌いな私も
わたしだから
嫌いになんてなれないの
わたしがわたしを嫌いになったら
お仕舞いだもの
あなたに、名前で呼ばれると
その瞬間自分の中の空気が変わる
私のなまえ、別の色を帯びたよう
呼ばれる度にくすぐったくって、それでいてもっと呼んでほしいと思う
だけどあなたの名前、私 ....
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