月のひかりは
黄金めいて降りそそぐ
それは
太陽なくして
成り立たないことだけれど
うそぶき加減が身に優しくて
わたしはつかのま
あしたの重みを
脱ぎ捨てる
思え ...
首のつけね
吸い込んだ
くうきに
想像する
わたしは
かすみのかかった記憶に
繋げたがってる
かみさま
、あなたの
なまえをくちに含むのは
あんがいにも
たやすいこと
なの、か ...
一列の線を生身の地平線がひく
彼らの背後に太陽は沈みゆく
弧を描かぬ兵士達の垂直な銃剣
眠ったままの銃口は朱雲をうつす
悲しみにむかうあなた達よ
惚けてしまった私は胸の渦巻きを知らない
柱 ...
白く霧がかる水面を
小船でゆっくりたゆたってゆく
しんと静かだけれど
怖くはない
うっとりするくらい、穏やかだ
オレンジ色の光は頭上
霧の中にぼんやり丸い
わたしは小船の縁に ...
夜明け前
ねこぜのトルソはおののき続ける
亡き妻の過ぎた夢とregretにとらわれ
黒くなった実存へのノスタルジァにこだわる
そのシルエットの孤独に
起床後も
ねこぜのトルソはおの ...
伸ばした僕の腕
指先の数センチ先を
君の栗色の髪が通り過ぎていった。
「ねぇ、人って悲しみがなくても悲しみを探してしまうから、
ねぇ、私はこれから喜びがなくても喜びを ...
重く雲のたれこめた山脈(やまなみ)
一様に霧が立ち籠め、雑多な植物が生い茂り
山脈を覆い隠しながら、絶壁の海岸まで続き
一様にそれらが続く島並(しまなみ)
青い島の中央 ぱっくりと開いた裂 ...
おとうさん
そう呼ばせてください
あなたをおとうさんと呼んだ記憶がないのです
おとうさん
こっちをむいてください
あなたと視線をあわせて話したことがないのです
おとうさんの娘として ...
腹の肉 尻の肉
ぶよぶよと揺れる肉
だらりとたれる肉
肉はどんどん増殖し
私の心を包み込み
内臓を圧迫し
そしてついには
心臓をも締め上げる
そして私は
ただの肉の塊に成り果 ...
幸せってなんだろう
お金?
友達?
家庭?
仕事?
不幸ってなんだろう
病気?
借金?
偏見?
不仲?
そんな事どうでもいいじゃん!
美味しいものパクパク
スポーツして ...
節分間近ですよ
月面バニーガールズが支度を始めました
レタスの葉っぱ無言でしゃりしゃり海苔巻き
恵方巻きは今年も
地球を向いていただきましょう
桜前線のためのセキュリティは万全ですか ...
【Love Letter】
あなたを
あなたを
あなたをいつも愛していた。
あなたの
あなたの
あなたのすべてを ...
{引用=
青に蒼が重なり
空の行方 風の行方
降りしきる水晶
しろに白が重なり
雲の行方 水の行方
絹は舞いに舞い
追憶の衣ははためき
旅人は斜め
...
静かの海に来る前に、晴れの海に寄ったんだ
月の海、そうこの大きな穴ぼこ、クレーターは月の内部から湧き出してきた溶岩で覆われている
僕の銀色の船についている小さな窓からのぞいていると
ちょうど灰色 ...
逆巻く苦難は
魂のための隠喩だった
厳かに 激しく
しずけさをさえはらんで
それは流れだした
そしてそそいだ
魂の森へ 迷路のような闇へ
その大いなる深みにひそむ
人間の泉へ
...
今夜も電話を切る直前
キミが少し黙り込む
きっと良くないこと考えてる
ねぇ不安よりも孤独を選ぶなんて
お願いだから考えないで
その不安にはきっと愛という別名があるはず
真夜中微かな地震 ...
でもそれは、
あ、という言葉ともつぶやきとも知れない
といきするしろいすいじょうきの
連結に
わたしは路上をしゅぽしゅぽと
滑走する
屋根つもる
雪たちに挨拶する
敬礼をびしっとか ...
飽きたことを
飽きていることには確かめている 体は
思いが 飽きる
誰でもない 体に
思いだけをある 新しい 流したい
右手を上げれば
左手を上げる
右目を閉じれば
左目を閉じる
僕が笑えば
そいつも笑ってる
僕が泣けば
そいつも泣いている
つまり
僕はそいつで
そいつは僕で
...
手を何にしている
手は寂しさとしての手に ある
そんな手も 行く場所をなくして
手が手に形だった
今日も1日 肥溜めの中
に、浸かりきって
明日の我が身を考えながら
ぬかるんだ ドロ みたい
な、顔をしてるんです
社会ってなんだか
縦
に、
伸びて、いるようです
私は ...
七時には家に帰ると
公衆電話から連絡があったのに
まだ帰らない父と母
死にそうになって心配してる
僕を見て
祖母は何か知っているのに
おしえてくれない様子で
北上から ...
私は階段を上がりきると
間髪入れずに階段の電気を切った
私は知らなかったので有るが
私の直ぐ後を私と同じ様に同じ階段を
登って来て居たパチンコホールのマネージャーが居たので有った
晩秋から初 ...
{引用=
浴室で
目が覚める
からまらない夢
そういえば昨日、わたしは
産まれたいからずっとからだあらいつづけていたんだってきづいた
怖い夢だった
わたしの感知する世 ...
はちみたいに蜜めあてで飛んだりしないよ
蝶みたいに綺麗だからってとまったりしないよ
星みたいに何年かかって届けたりしないよ
月みたいにぼやけたり潤んだりしないよ
人みたいでいい ...
「・・・・・・・川田さま。川田さま」
「・・・ふ、ふぇ?」
「以上で終了でございます。」
「・・・・へ?・・・・・・あ、あーそう。う、ウーン・・(伸びをする)」
「わたくしのお話、ご理 ...
冬は人が死ぬ季節だと思っていた
小学校4年生の1月におじいちゃんが死んだ
その年
田舎では何十年に一度かの大雪が降った
毎週法事があって
行くたびに大雪で
父親たちは屋根の雪おろしをし ...
お喋りふえる昼下がり
乳母車がやってきた
子鬼百匹のせてきて
笛太鼓が踊り狂う
電柱そばの主婦三人
近所の浮気を暴露した
音楽隊のエレキギター
イクラデモ言エチャウワ
私ノコト ...
批評祭前後で、自分と似た詩の読み方をしている人がどうやらいるらしいということを知れたというのは、結構大きな収穫だったと思う。時々新着作品のタイトルにマウスを滑らせて、最初数行を見ては「はあ」と感じるこ ...
ここも宇宙だった
空ばかり見つめていた
ぼくも宇宙だった
永遠ばかり見つめていた
未来ばかりを見つめていたのだ!
永遠は机上にあるものではない
永遠とは実在する ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
服毒
千波 一也
自由詩
7*
10/1/22 17:36
アスタリスク
よ
自由詩
2*
10/1/22 16:36
一列の線を生身の地平線がひく
瑠王
自由詩
3*
10/1/22 13:04
一時の旅
靜ト
自由詩
2
10/1/22 12:57
色(しき)は匂えど(六)
信天翁
自由詩
1
10/1/22 11:19
春色賛歌
岬かおり
自由詩
2
10/1/22 10:42
青のソネット
……とある蛙
自由詩
9*
10/1/22 10:05
おとうさんへ
朧月
自由詩
12*
10/1/22 8:59
肉
綾瀬のりこ
自由詩
6
10/1/22 8:50
What I wanted to say you this.
ペポパンプ
自由詩
5*
10/1/22 4:13
大寒の立花
海里
自由詩
2*
10/1/22 1:42
Love Letter
綾瀬たかし
自由詩
1
10/1/22 0:59
冬化粧 花化粧
まどろむ海月
自由詩
8*
10/1/22 0:52
月面航海記(晴の海より)
楽恵
自由詩
19*
10/1/22 0:49
熱情
ma_non...
自由詩
5
10/1/22 0:47
別名
智哉
自由詩
0
10/1/22 0:47
吐雪
mizu K
自由詩
10
10/1/22 0:45
脳
番田
自由詩
1
10/1/22 0:33
ホンモノのノモンホはノモンホのホンモノ
ヤクタマ
自由詩
0
10/1/22 0:33
手
番田
自由詩
1
10/1/22 0:33
水洗式〇〇
窓枠
自由詩
5*
10/1/22 0:32
準備
小川 葉
自由詩
2
10/1/22 0:22
ほのぼのとした詩
間村長
自由詩
2
10/1/22 0:17
ながれる世界をのめばいい
あぐり
自由詩
4+*
10/1/22 0:14
変化(へんげ
朧月
自由詩
2*
10/1/21 23:53
勇者たち
捨て彦
散文(批評...
0
10/1/21 23:49
雪が見たい
水中原動機
自由詩
1
10/1/21 23:46
百鬼音楽隊
りょう
自由詩
11*
10/1/21 23:10
批評祭後雑感——現フォはこれから
KETIPA
散文(批評...
6*
10/1/21 23:06
ぼくも宇宙だった
吉岡ペペロ
自由詩
4
10/1/21 22:23
4091
4092
4093
4094
4095
4096
4097
4098
4099
4100
4101
4102
4103
4104
4105
4106
4107
4108
4109
4110
4111
4112
4113
4114
4115
4116
4117
4118
4119
4120
4121
4122
4123
4124
4125
4126
4127
4128
4129
4130
4131
加筆訂正:
青のソネット
/
……とある蛙
[10/1/22 10:09]
不要な言葉ひとつ削除
6.66sec.