俺は砂漠の三日月に太陽の熱を鎮めるトカゲ



























...
{引用=



きみに咲く色を今日も決められず温い水に絵具を流した


六時から弾けた部屋の真ん中でわたしもラジオも終わりを待ってる


利き手から最短距離で触ろうとしているきみ ...
切なさに押し倒された心は
バクテリアに分解されて
影もなく
跡形もなく
消滅します

そう、だから
安心して眠るといい

悲鳴は求めています
私はマジックアワーに焦がれ
真っ赤に ...
 
 
いつの頃からか口の中に
ハリセンボンが住み着いている
怒らせると針が口中に刺さって痛い
ちょっとした振動にも反応するし
取り出そうとして手を突っ込んでも
針が引っかかって取り出せ ...
ソーラーパワーを貯める小さな容器
一日中 陽射しの下に置くと
透明な中に太陽が集められて
暗がりに光る

夕間暮れの四隅にそれぞれ置くと
太陽の神殿のようで
くたびれた靴下の足跡も
遺 ...
ぐれてイグアナになった友人は
何か
忘れ物でもした顔をして
酒を飲んでいた
たまたま
その夜は
人間に戻っていたらしい
挨拶をすると
眼はイグアナのままで
何を考えているのか
全く ...
あなたから這い出た僕は小さな僕を水面に見ている
ああ僕は碧いのだ
艶やかに湿る僕は赤い目をしている
景色を映すそれが涙のようだ
潤んだ世界のほかを僕は最期まで知ることはないだろう

今から飛び降りる世 ...
伸びる鉄
縮む影
鏡の沈黙
構築される塊
振動の消滅
無表情の象
遠くの人々

薄らな目
再現される幻
頭の中のその他
子を探す母親は
探して探して町じゅうを
探して探してあちこちを
空き地を路地を公園を
橋下を覗き川面に目を凝らし
袋小路を野を丘を
森を林を墓地を巡り
家という家訪ねて回り
隣の町を裸 ...
豚という字は
いのししという意味であって
猪という字が
ぶたの意味であると
中国では
そう いわれる

きらいなやつが
ほめられたり
じっせきをあげたり
いばったり
して
それ ...
ひとを見切るのが、
早すぎるのかもしれないけれど、
会社へ行っても、
あまりにも、信じられないくらい、
信じることのできない人たちばかり。
ぼくはもう、
いやんなっちゃったよ。

いや ...
これからは 君の 世界に あわせる
例え 占いの 結果が 悪くったって

私は 更に 
   皿の うえに
   沙羅を 重ねてゆく

★,。・::・°☆。・:*:・°★,。・:*:・° ...
この空を 君は自由に 飛んだから だから鳥はね 泣いたりしない



悲しみは もうたくさんだと 花は言う 僕は自分に 水をあげた



いつまでも 帰らぬ温もり 待っている 隅で眠る ...
――青空に白く輝く雲の塔
  降りしきる蝉の声
  激しい夕立
  長い夕映え
  潤むような硝子の星々――

見えない額縁に
あざやかに切り取られた
今この時 に
記憶と予感とがふ ...
「太陽だね!
向日葵も振り返る」
みたいな物語を思い付いたので、
この夏の主人公気取って、ふわり
スキップしてみようとしました。
上手にできませんでした。
不器用な自分に苛立ち、お酒でも飲 ...
数えきれない足音が
止まることなく行き過ぎる

結ばれないいくつもの視線は
風に舞う木の葉のよう

雑踏の中
交差点の真ん中
ここがどこだかわかっているのに
どこにいるのかわからなく ...
 どんなに後悔しても、喜びや悲しみは死なない
 それはたくさんの命の残り香に似ている 

 目を閉じるあなたを見ている
 揺れる肩は、それだけで物語になる

 あなたの口がわずかに開き ...
雨に期待ばかりして
心を広げていたら
風がふいてきて
全部飛ばしてしまいました

濡れた土は扱いにくくて
埋めたはずのものが
いつでてくるのか気が気ではないのです

夏に現れるのは幽 ...
太った女の子が座る
通勤電車の車両接続部
近くのシルバーシート

彼女の平面図は四角柱。
正方形二枚で蓋をした
立方体に近い六面体

車内温度は高い
弱冷車両だが、人の数は多い
...
授業を放り出して木曜日2限

今は居ない人の声を聞きながら

いのちのことを考えていた

ぞくりと背中を這い上がる何かはきっと

久しぶりの曇り空のせいで

日に日に減っていく体重も

きっと久し ...
鏡に映るおまえの顔
おまえは自分と気付かずに
あまりの醜さに
直視出来ず顔を背ける
鏡の中にいる醜い自分を
作り出したのはおまえの心


記憶もないのだろう
おまえが昨日
...
夏と緑と憧れ
夏と緑と憧れ
夏のまんなかに
あの人はいる

校舎からバイオリンとハープが聞こえてくる

生きる上で悩む必要がないことについて悩むひとを
わたしは美しいと考えてしまう
...
かなしみは殖える
さみしさは殖えない
だから僕はひとりで泣く

ふとんの暖かさ
きみの暖かさ
何も変わらないけど

新しい朝が、なんて歌うなよ
そんなものはもう、
こないことになっ ...
兄妹か 親子か 友か 知らぬまに
 古(いにしえ)越えた 引力のあいだ



たいせつな なにかを手放す その瞬間
  しろいホコリが ひとつはらはらと
64分音符にのせてジョイントをつくってるあなた、赤いマールボロの箱をさかさむけにして、フィルムは大切だから取っとくのよねと言っているあいだに、鏡にカッターで細ーいせんを引く彼女、彼女昔ながらの ... 転がってる終らせかたは
何れも歪過ぎて
痛みを抱いて
涙の海原を泳ぐ

海には帰れない体で
 
スプーンを傾けるその角度さえ愛しいままに百年が過ぎ

カーテンの揺れるはやさに追いつけず取り残されて百年が過ぎ

指さきにのこる温度をたぐり寄せ記憶撫でるだけ百年が過ぎ

晴れわた ...
何も思いうかべることのない
壁の中で
風をしたためている 気がする
恐らく そうなのだと

風の中でページをめくり
立ち止まり 彩りを
見つめているとき
草の色の 内側に

呼吸を ...
今日も山手線に乗られては、知らない人と肩を合わせて心を揺りうごかさている。窓の向こうは今日も暑くなりそうだった。鉄の線路の向こうには埼玉県のような、千葉県のような山々があって、薄い群青色の面をしていて ... 青春前期に
熱に浮かされたように訪ねた仏たち
結局今まで
その眼差しの中を
彷徨っていただけのようだ

時を経て向き合い
あれから様々なことがあったと
あの時何か得たような気がしたけれ ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
俺は砂漠の三日月に太陽の熱を鎮めるトカゲTAT自由詩3*10/7/29 23:25
カラースケール。あぐり短歌5+*10/7/29 23:24
廃退、わたし百瀬朝子自由詩6*10/7/29 23:17
伝言たもつ自由詩710/7/29 22:21
リトル 月砂木自由詩4*10/7/29 21:58
ぐれてイグアナになった友人は曲がり屋レオ...自由詩810/7/29 21:52
フェンスの端からひち携帯写真+...2*10/7/29 21:49
metaOz自由詩310/7/29 21:16
子探しsalco自由詩6*10/7/29 21:16
豚が成功するということa自由詩110/7/29 20:57
水曜日(昨日)の女はだいろ自由詩110/7/29 20:42
*海の底藤鈴呼自由詩3*10/7/29 19:55
自由にミツバチ短歌13*10/7/29 19:07
夏の聖域塔野夏子自由詩3*10/7/29 18:01
二千十年七月二十九日(木)光井 新散文(批評...110/7/29 17:56
誰も涙を流さない薬指自由詩2*10/7/29 17:30
よだれOhatu自由詩010/7/29 16:15
期待ハズレの雨朧月自由詩210/7/29 14:30
ブリキ電車……とある蛙自由詩7+*10/7/29 12:04
Music瑠音携帯写真+...210/7/29 11:33
Addiction寒雪自由詩110/7/29 8:34
妖精の距離渡邉建志自由詩310/7/29 8:03
無題ブロッコリー...自由詩010/7/29 5:21
報(しら)せ佐和短歌110/7/29 4:53
QP00lifはるな自由詩110/7/29 3:09
As-Is徘徊メガネ自由詩110/7/29 2:51
千年はるな短歌310/7/29 2:47
青さ、ノートの空の番田 自由詩310/7/29 1:48
データ化する心散文(批評...210/7/29 1:47
古都を旅した西天 龍自由詩210/7/29 1:38

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加筆訂正:
夏の聖域/塔野夏子[10/7/29 21:04]
9行目に「鋭く」を追加しました。
5.82sec.