満月の夜


犬みたいに吠える













君の名を呼ぶ









俺は君を愛し ...
空白の時間が長すぎて、大切なこと、忘れてしまいそうです。
壊して壊れて泣き喚いていた、
そんな自分を笑い飛ばせば、残るものは少なくて、

演技して見せた自分を否定するための演技、
虚 ...
君はまだ
憶えているかあの夏を
八年前の
ワールドカップ
拙かったのは誰?
時間に流されて
誰かの裾を掴んだと思ったら
破けてしまったよ
1997年にいたのに
今はもう
2087年
ソーラーカーが空を飛び
電子爆弾が
隣の人の頭を飛ばす
...
今日も彼がいた

あの人を探す彼
今にも期待が溢れそうになるを 力づくでせき止める彼

人が流れ、淀み、転がっていくその流れを
ただあの人に会いたいがため せき止める彼

「木曜日なら ...
喫茶クラムボンは
小さな谷川の水底にあります

室内の照明はもちろん幻燈
ではなくって
窓からの水明かりだけですが同じ青です

マスターご自慢の
かぷかぷカプチーノは350円
代々の ...
もう一日だけ生きよう





あそこにはまだ名前を知らない花たちが咲いてる
あの山に登ればまだ数えてない星たちが瞬くだろう
あの街ではまだ聴いたことのないうたと出 ...
吐いて
下痢して
熱が出て
早起きする。

勉強のしすぎ、
講演の原稿ができた。
自分を究極に追い込む。
後は印刷するのみ、はーぁ!

夜はジェットストリーム
クロスカントリー
...
桜に混じって散り始めた朝も
川面を滑る鴨たちの口ばしも
濁さないほどそっと静かに
重ねた手のひらからさらさらと
留まることなくこぼれて落ちる


喉元がとくとくと同じリズムを刻む
指の ...
18歳未満のヨクはどこで満たせばよいですかな? 「ぱぱ、将来の夢はなんだったの?」

「ぱぱ、なんでニンジンのこすの?」

「ぱぱ、なんでそんなにフキゲンなの?」

「ぱぱ、なんでままとケンカするの?」

「ぱぱ、ままとなんでケッコ ...
「あんた”達”、いい加減にしなさい」

「全くおまえ”達”は言い訳ばっかして・・・・」


わたしはわたしよ

そしてこの子はこの子

わたし達はわたし達でも

別個の存在なのよ ...
コスモスといえば秋風を思うだろう?初夏には咲いて揺れ始めている

ワスレグサ忘れていたい思い出があること思い出させないでよ

昨日見た四つ葉は今日はもう虫に喰われてとうに虫のものでした

...
終電で帰る火宅の隙間より待ちわびて出る黒い妖精

間男を入れた女の赤いもの浴びて染まらぬ沼の紫陽花

梅雨に濡れ流れる涙 流れない未練の澱と手に染めた罪
優しくののしられる夢を毎晩みている

夏草の匂いが瞼に触れたなら
誰かを否定しよう


(今日も律儀にともだちを20人ほど貶してきました
 わたしの夜にまた、
 優しいひとたちがふえて ...
とうさんに教えてもらった花たちを遠くの町でさがしています 「生めよ、増えよ、地に満ちよ」
というこの世界の理は祝福ではなく
天上の至高たる輝きを分裂させ
拡散させ失わせていく恐るべき逆転の理

この世界が逆さまの理によって
光を失っていく(流失す ...
その場所は唇に似るやわらかく あるいは水を含んで 深く



そこは駄目と言うなら理由を次から選べ 1)気持ちいいから 2)怖いから



組み敷いて舌を真下に這わせゆく 同心円か ...
私達は断崖に立っていた、震える左手は、あなたの背中を撫でていた、
寄せては砕ける波を眺めながら、ここには私達しか居ないね、と言いかけて、
逃げてきた世界から現実から、切り離されたような、心もとなさ ...
コンタクトレンズを入れる君の傍で
シンクに水を溜める音が響いている

悲しければ、と呟けばそこに
光るものが、あっただろうか
歌え、と促す君の指に 撫でられるようにして浮遊する
...
みずたまりにうつる眼のふかさを知った
それは空腹をうったえていた
またたくと俤もきえた

あさましいおまえを
最初からさいごまでみつめてた





 レースの白カーテンだけが息をしている
         独り暮らしのリビング
  さざなみを打つ少腹に
            組む腕をのせた
うずくまる追憶の入江で
           ...
 先輩
 なんでいきなり
 旅に出ちゃったんすかねえ

 旅とは言っても
 時刻表旅行みたいなもんだよ

 先輩
 なんで引きこもっちゃったんすかねえ

 まあいわゆる
 君と観 ...
やわらかな寝息の燈る喉元に 肌近づけて我が息舫う

臍の緒のかすかな匂いと乾く色 掌のうえで吹き飛びそうな

汗ばんだ額に張り付く細い毛は 彼が残した最期の祝福
ああ
くらやみにともる
しろい手よ

たいまつの
ひかりのようだ
雨の日にタマネギを食べる
茶色のかさかさした所をむくと
白い皮が つるり つやつや

曇る空模様に薄暗くなった台所で
食べられる月のように まな板にうかぶ
半分に切って ざくざくと刻むと
...
眠い&寝ちゃいけない
眠くない&寝なきゃいけない
寝たいvs.寝ちゃいけない
起きていたいvs.寝なきゃいけない

寝ると寝ないの間で
俺たちは窮屈にギクシャクと生きている
...
雀が鳴いたら笑って
鴉が泣いたら怒って
潮が満ちれば苦しんで
夕日が沈めば黙って

君は遠くを見つめ
裸足で海を渡ろうとする
嗚呼 何も持たなくていい
嗚呼 生まれたままでいい

...
みんなが巣へ帰るのを
なんとなく眺める烏

木の枝が
夜露に濡れて
涙の雫をたらしてる


闇に溶けた烏
朝までここに

朝日が烏を
見つけてくれるまで
こうしてこのまま
...
遠くまで逃げたら
僕は救われるのかな

いや
逃げきれない
逃げる道なんてない

世俗の破片が体に刺さる
どこまで行っても降り注ぐ

そんな僕を見て
君は泣いている
涙を流して ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
さぼってんじゃねぇよTAT自由詩1*10/6/20 22:48
埋まらないデラシネ自由詩1*10/6/20 22:37
告ってから君に四回ゴール決めたっけTAT短歌3*10/6/20 22:23
木漏れるOz自由詩110/6/20 22:21
あの人の木曜日R.F.自由詩010/6/20 21:39
喫茶クラムボン海里自由詩310/6/20 21:33
I'm here with     xxxしろう自由詩2*10/6/20 21:31
死して屍拾うもの無しペポパンプ自由詩4*10/6/20 21:30
すきとおるあ。自由詩16*10/6/20 21:21
R18くろきた自由詩5*10/6/20 21:10
たいせつにしましょう自由詩210/6/20 21:02
いいわけ自由詩110/6/20 20:57
六月の声は小池房枝短歌5*10/6/20 20:54
梅雨紅林短歌2*10/6/20 20:04
夏草あぐり自由詩5*10/6/20 19:29
とうさんへ短歌8*10/6/20 19:00
天上天下唯炉利尊一 二自由詩010/6/20 18:09
rara、あるいは夜のuminek...短歌4*10/6/20 17:57
夕暮れデラシネ自由詩1*10/6/20 17:55
冷める部屋にて水川史生自由詩5*10/6/20 16:33
真昼の自白佐古自由詩2*10/6/20 16:24
水のわめき信天翁自由詩210/6/20 16:07
藪木二郎自由詩1*10/6/20 15:59
息子はるな短歌1+10/6/20 15:44
自由詩110/6/20 15:28
月とタマネギ砂木自由詩4*10/6/20 14:10
寝不足の国新守山ダダマ自由詩110/6/20 13:59
裸足の人青山雅明自由詩010/6/20 13:19
闇夜の烏舞狐自由詩310/6/20 12:13
歩みうずら豆自由詩110/6/20 9:25

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